「村上朝日堂月報」、これは古本関係のクリアファイルに入れておいたもの。目下、村上春樹の本は一冊も持っていない。昔、均一で買ったときのものだろう。それが村上朝日堂シリーズのどの本だったのかも分らないし、興味もないが、この二つ折りの栞が好きなので本は売っても栞は残しておいた。 「安西水丸が死んだよ」……三月末に新潟へ出張しているとき、携帯電話のメールにこの一行が入っていて「まだ若いのに」とちょっと驚いた(でも実際はそう若いわけでもなかった)。そのときすぐに思い浮かんだのがこの月報なのだった。 そんなこともあって『週刊朝日』の安西水丸追悼号を買おうと思っていた。のだが、つい買いそびれてしまった。そこで図書館へ寄ったついでにざっと読んでみた。村上春樹の追悼文「描かれずに終わった一枚の絵 安西水丸さんのこと」にはこの月報の浴衣で並ぶ二人のイラストが使われていた。


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