「いま自宅待機状態です」「実は1週間程前から(転職活動を)始めています」――「WELQ」の炎上に端を発した一連のキュレーションメディア問題、今後について「白紙」とされたDeNAの女性向けメディア・MERYに関わってきたAさんは現状をこのように語る。DeNAは3月13日、医療系キュレーションメディア「WELQ」の炎上に端を発した一連のキュレーションメディア問題で第三者委員会の調査報告書を公開した(関連記事)が、先行きは今も不透明だ。 Aさんは「MERYがペロリによる独立運営だったから入った」という。しかし、そのMERYも他のキュレーションメディアと同様に全記事非公開となり、DeNAのもとで統制された状態が続いている。 DeNAがMERYの運営会社・ペロリを買収したのは2014年9月。DeNAによるキュレーションメディアの中でも中心的な存在として躍進を続け、DeNAから独立した運営体制・方針が

エステサロン大手「たかの友梨ビューティークリニック」を運営する不二ビューティの女性従業員が、組合活動を理由に同社の高野友梨社長から長時間に渡る詰問を受けたとして、厚生労働省に公益通報者保護の申し立てを行なった。 女性が加入するブラック企業対策ユニオンが22日に記者会見を行おうとしたところ、それを知った高野社長が21日に仙台店を訪れ、女性を問い詰めたという。朝日新聞デジタル版にその抜粋がアップされているが、飲食店の個室で録音された音声はクリアで生々しい。 たたき上げ社長が「労働法規の無知」を自ら露呈 「誰も知らないでしょ、36(サブロク)協定なんてね」 「社員の代表の名前を労基に届けないといけないの。各店。でもさ、みんな各店うやむやだよ」 従業員に残業や休日出勤などの時間外労働をさせる場合、労働基準法36条はあらかじめ労使間で書面の協定を結ぶことを義務付けている。通称「36協定」と呼ばれるも
大手エステティックサロン「たかの友梨ビューティクリニック」の従業員の女性が、残業代の未払いなどを労働基準監督署に通報したあと、会社の代表から「会社をつぶしてもいいのか」などと全従業員の前で詰問されたとして、28日に厚生労働省に公益通報者保護の申し立てを行いました。 「たかの友梨ビューティクリニック」は、仙台市にある店で従業員の女性が残業代の未払いなどがあると内部通報を行い、今月、労働基準監督署から是正勧告を受けました。 労働組合の「エステユニオン」によりますと、是正勧告が出たあと、高野友梨代表が仙台店を訪れ、全従業員を集めた場でこの女性に対して「会社をつぶしてもいいのか」とか「職場にいながら会社に矢を向けた」などと、2時間半にわたって問い詰めたということです。この女性は、精神的なショックから出勤できなくなったということです。 女性は内部通報をした人への不利益な扱いを禁じた公益通報者保護法に

ITについて鋭い批評を続けている、経営理論家のニコラス・カーのブログが面白かった。経済学における補完財という概念を使って、昨今のIT企業の戦略を説明した、 補完財の戦略的価値というコラムだ。原文のURLもはってあるので、興味のある方はどうぞ。 http://www.nicholasgcarr.com/digital_renderings/archives/the_strategic_value.shtml 補完財とは他の商品と一緒に利用される商品のことだ。珈琲と砂糖、映画とポップコーン。材木と線路、PCとデジカメなどなど。 一つの製品の供給を増やすか、価格を下げると、補完財への需要は上昇する。 例えば、電気料金を下げると、掃除機の売上が増加する。 最近気になる商品としては、ガソリンと自動車、高速道路のようなものか。 ガソリン代が上がると、車の売上が落ち、高速道路の利用率が落ちる。でもエコ

はてながシリコンバレーから撤退して、京都に戻っていく事がブログ界隈で話題でした。 一連のエントリを読んでいると、「日本って相変わらず、失敗に対して寛容ではないなぁ」と感じるものがとても目に付きました。ある意味、「企業を取り巻く周囲の、失敗に対する寛容さがシリコンバレーと日本の一番の違いではないだろうか?」と感じてしまいます。 別にはてなは、倒産したワケではないし、まして資金繰りに困っているわけでもない。ただ、アメリカの事業のもくろみが上手くいかなかっただけの話。 当然、そこで学んできたモノも多いと思います。 ・日本でやった方が「優位性」がもてるもの ・日本のリソースを使った方が優位なもの ・次のシリコンバレー進出の為に、準備すべきもの 失敗でしか学べないモノも実際にはたくさんあります。想定外の事もたくさん起こるし、理屈では考えられない出来事に出くわすのが現実です。 書物には書いていない、気

NOVAが経営破綻したNEWSが新聞、テレビで溢れています。 駅前留学という言葉を流行させた会社も、以前から、ビジネススタイルは問題視されていました。破綻のキッカケは6月の経済産業省の行政処分。既存の受講者はその問題で嫌気がさして逃げていき、新規の受講者も強引に契約を取るという以前の手法がとれなくなり、顧客数が激減したのが原因でしょう。 このニュースを「モチベーションは楽しさ創造流」に、「モチベーション」という観点から分析したいと思います。 私が着目したのが、「NOVAの社是」です。 理想は実現するためにある 未来は創るもの 一人一人の自己実現の夢の集まりが組織だ 絶対ポジティブ 論破すること 自己確立 大いなるアマチュア集団 ポジティブ単語の威力 前進を忘れて現状維持の発想になったとき企業は終わる こういった、社是、みなさんどう思われますか?私は、この社是、この価値観が今回のような事態を
無名の遺跡15 建物が解体された土地を訪れると、時々、塀やコンクリートの基礎などが撤去されずに放置されているのを見かける。 このような過去の痕跡が残されている空き地を、本ブログでは"無名の遺跡"と呼んでいる。 無名の遺跡が生み出される原因の多くは、解体や撤去費用を抑え…

「先のことは分からないから、将来どんな知識が必要になるか分からない。 だから、今のうちに、たくさんのことを、よく勉強しておきなさい。」 と言うのは、 「先のことは分からないから、将来どんなビジネスが儲かるか分からない。 だから、いまのうちに、たくさんのビジネスに、たくさん投資しておきなさい。」 と言っている、無能な経営者と同じです。 ポートフォリオ戦略を考え抜いて分散投資するのではなく、 安易な思いこみで分散投資しまくれば、不良債権の山が築かれるだけです。 重要なのは、 「幅広く大量に投資すること」 ではなく 「投資効果やリスクを考えて、戦略的に投資すること」 です。 投入できる資金(時間と努力)はごくわずかなのですから。投資戦略立案に必要なものは、たとえば、以下のようなものです。 ●自分を待ち受ける未来の状況の予測。 ●自分の強み、コアバリュー、コアコンピタンスの洗い出しと、育成方法の
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