千葉県にある菜園が、ひまわり畑を無料で一般公開したところ、想定を超える来場者が集まり、交通トラブルや無断侵入といった問題が発生。予定期間を迎える前に、ひまわりを刈り取り終了することになった。 この件について、フジテレビは7月31日付の記事で「理由は、外国人観光客による迷惑行為でした」と明言。しかし、菜園側が「誤解を招く伝え方」と異議を唱え、説明を補足する事態となっている。 問題とされた報道には「外国人観光客による迷惑行為」の根拠の明示は確認できなかった。その後、フジテレビの記事の一部で「外国人」の記載が消えた。 フジテレビは8月1日、弁護士ドットコムニュースの取材に「『外国人などの観光客』とすべきところ、誤解を招く表現が含まれておりました」と回答した。 ●菜園「開催できる環境ではない場所に多くの人を招いてしまった」 菜園のインスタグラム投稿によると、ひまわり畑の公開は7月18日に始まり、わ

フジテレビと親会社のフジ・メディア・ホールディングス(フジHD)は30日、再生・改革に向けた具体的な強化策を発表した。 フジテレビ本社=東京・台場 80年代からの同局躍進を象徴するキャッチコピー「楽しくなければテレビじゃない」からの脱却を宣言。「放送法の原点に立ち返り、公共性をもって社会に貢献できる企業となり、社会の公器としての役割を果たします」とした。 これに伴い、「楽しくなければテレビじゃない」が社内の一部で過度に重視した風土が根付いていたことを受け、編成局、バラエティ制作局などの制作部門の組織を解体・再編。同局は80年代初頭、外部プロダクション化していた制作部門を編成局傘下に置く組織改革を実施することで長年にわたり視聴率三冠王を維持するなど躍進したが、ここから大きな方向転換を図ることになる。 また、行動指針をゼロから見直すべく、「リブランディング・ワーキング」を立ち上げ、次世代を担う

元タレントの中居正広氏がフジテレビのアナウンサーだった女性に性暴力を加えた問題を巡り、類似事案などを調査してきたフジの第三者委員会は3月31日、BSフジの番組「プライムニュース」のキャスターとして知られる反町理(おさむ)氏ら、27日まで取締役だった2人にハラスメント行為があったと認定した。 反町氏の他にハラスメント行為が認定されたのは、27日までフジの常務取締役だった石原正人氏。 31日に公表された第三者委の報告書によると、2006~08年ごろ、当時報道局にいた反町氏は後輩の女性社員2人に対し、食事やドライブに誘ったり、休日に何をしているのか分かる写真を送るようメールで求めたりした。女性社員が断ると不当な叱責をするメールを部内に一斉送信し、業務上必要なメモを共有しないなど、セクハラとパワハラに当たる行為をしたという。

フジテレビの港浩一前社長が、かつてバラエティ番組で起きた事故の隠蔽に関わっていたことがわかった。ジャーナリストの中川一徳氏が『文藝春秋』(2025年3月号)に寄稿した「日枝久フジサンケイグループ代表への引退勧告」で、入手した内部文書をもとに詳しく記している。 火渡りをした男性が重篤な火傷で多臓器不全 問題の番組は2004年1月19日深夜に放送された「退屈貴族」だ。退屈な表情を装うタレントに刺激的な映像を見せ、表情を変えたものは画面から消えるという内容。この日は、74歳の男性が多摩川の河川敷で、灯油をまいて火をつけた段ボールの上を歩く映像が放送された。 ロケは2003年12月4日夕方に行われた。スタッフが見守るなか、男性は10歩ほどで激痛に我慢できず、燃え盛る段ボールから離れたが、大火傷を負った。ところが、スタッフは病院に連れていくことなく、タクシーに乗せて自宅に送っていっただけだった。その

元タレント中居正広氏の女性トラブルに始まったフジテレビ騒動は一向に収まる気配がない。 中居氏の被害に遭った元フジ局員X子さんの事後対応をめぐりガバナンスの欠如が指摘され、フジの企業風土がクローズアップされている。 フジと言えば「楽しくなければテレビじゃない!」を標榜してきた。そのイズムは間違いなく、フジ社員に根付いている。他局の男性ディレクターの話。 「ノリは軽いですね。でも仕事はできた。『我々はフジなんだ』という特権階級のようなプライドがあって、他局の人気番組を見て『ウチだったら、この番組は通らないよ』とあざ笑う人もいた。フジはいまや民放キー局の中でも下から数えた方が早いのに…」 元フジテレビアナウンサーの長野智子氏も先月24日に出演したラジオ番組で古巣に言及。「実は私、つい先日、フジテレビの関係者からこんなことを聞いたんです」と切り出し「『いつも感じるのはフジテレビの企業風土の昭和っぽ

中居正広さんと女性とのトラブルに社員が関与していたなどと週刊誌で報じられたことをめぐり、フジテレビは港浩一社長と嘉納修治会長が一連の問題への対応の責任をとって27日付けで辞任すると発表しました。 フジテレビは27日午後、臨時の取締役会を開きました。 港社長と嘉納会長から一連の問題への対応の責任をとって辞任すると申し出があったということで27日付けで辞任するとしています。 港社長は1976年にフジテレビに入社し、バラエティー番組の制作などに携わったあと、2022年に社長に就任しました。 また、嘉納会長は、去年からフジ・メディア・ホールディングスの会長とともにフジテレビの会長も務めていました。 港社長は、中居さんと女性とのトラブルの発生直後に事態を把握していながら、1年半にわたって中居さんが出演する番組の放送を続けたほか、今月17日の記者会見では、撮影などに制限を加え、独立性があいまいな調査委

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