ある必要性から,オープンソース図書館システムである「Next-L」を,さくらインターネットがサービスを提供している「さくらのVPS」にインストールしてみたので,作業ログを載せておきたいと思います。後に続く方の参考メモとしていただければ幸いです。(なお,以下の記述は2015年2月7日時点での記述ですので,環境が変わった場合は適宜読み替えて頂ければと思います) なお技術者向けと言うよりは,私の知り合いで興味がある方を対象にしているので,多少記述が冗長だったり,わざとかみ砕いている所があります。その点どうぞご容赦下さい。 1.はじめに オープンソース図書館システム「Next-L」とは,Rubyというプログラム言語を使って,動く図書館システムです。現在の所,何もカスタマイズしない段階でもISBNによる資料のインポートや,貸出,返却,予約,資料検索など,基本的な業務システムが構築できます*1。 Fr

2013-08-12 「コンピュータの仕事がしたい人」が図書館に来るのは、図書館にとって幸せなことか? 「カレントアウェアネス」に以前大学図書館に勤務され、退職後システム関係の仕事をされている方のインタビュー記事が載った。 http://current.ndl.go.jp/e1459 こちらでも紹介されている。 専門性とかシステムズライブラリアンとかどうでもよくて(E1459感想) - ささくれ 自分も同じく図書館から離れた人間なので、すこしばかり感じたことを書いてみたい。 「コンピュータの仕事がしたい人」が図書館に来るのは、図書館にとって幸せなことか?…という命題についてである。 「私が大学図書館員になろうと考えたのは(中略)コンピュータを扱う仕事をしたかったというのが一番の理由でした。」…と述べておられる。これについては、別にこの方ひとりについて言うつもりは毛頭なく、例えば… …でも

The 4th season - Story of the one person library and "full stack" librarian. よく、大きな出来事で「歴史に残る」という表現があります。今回は「(我々が)歴史に残す」と言うべきでしょう。その意志を継ぐ、と言う意味で。 長尾真国立国会図書館長の辞任が2012年3月30日に参議院議院運営委員会で承認されました。後任は大滝則忠東京農業大学教授(元国立国会図書館副館長)とのことです(第180国会参議院公報第49号平成24年3月30日(金)による)。 国立国会図書館長と言えば、2005年3月に国立国会図書館法が改正されるまで「館長の待遇は、国務大臣と同等とする。」とされていた重職。本当に雲の上の人で、前任の黒澤館長から2005年8月に感謝状を授与された時には緊張で足が震えました。広義には国立国会図書館支部図書館の分館に勤務する
日本アイ・ビー・エムは1日、国立国会図書館が蔵書の大規模デジタル化作業の一環として実施した全文テキスト化システムプロトタイプ構築事業において、全文テキスト化システムのプロトタイプを開発したことを公表した。 日本語は、ひらがなやカタカナに加え、多数の漢字(常用漢字2,136文字、旧字・異体字等を含め約10,000文字)を用いて表記されている。また、ルビ、縦横書きの混在など、表現も多様である。そのため、デジタル処理による全文テキスト化の実現が困難であった。今回のプロトタイプは、この様な日本語特有の問題を解消し、明治以降の各年代の日本語書籍の全文テキスト化作業の効率化を目指したものとなっている。 このプロトタイプは、「共同校正機能」(共同文字校正、共同仕上げ校正)、「共同構造化機能」(読み上げ順序修正、構造情報付与)の2つの機能を中心としたものになっている。共同校正機能では、Webブラウザ経由で

2011年5月23日付けのChronicle of Higher Educationに、“Gaming theArchives”という記事が掲載されています。記事では、大学図書館等の多くの機関において、所蔵しているアーカイブズ資料へのメタデータ付与が資金とマンパワーの関係から難しいとされていることを踏まえ、そのメタデータ付与の作業をゲームにして公開することで、図書館員以外の協力を得て行おうとする取組み“MetaData Games”を紹介しています。この“MetaData Games”を開発したのは、米国・ダートマス大学でデジタル人文学を教えるMary Flaganan氏と同大学のアーキビストPeter Carini氏らとのことです。ゲームでは、一人用あるいは二人用プレイが可能で、それぞれ画面に表示されるデジタル化された写真資料に対してタグをつけるようになっているようです。大学のアーカイ

2011 4/20読了。先生が貸してくださった本。非常勤対応用。 このシリーズの前の版は読んでいたが、新司書課程カリキュラムに伴って書名も新カリキュラムに対応し変更、内容・執筆者も変更が加わっている。 『資料組織概説』から必要な部分を受け継ぎつつ、最新の動向についても記述が追加されていたり、webを用いた比喩が使われるなどより現代的な内容になっている。 さらに第6章では情報通信技術に関連し次世代OPACや図書館に限らないメタデータの話(Dublin CoreやRDFほか)、Webスクレイピングから検索APIについてまで扱っている。 全般に、時代に即した良い教科書なのではないかと思う。 #田窪直規 #小林康隆 #渡邊隆弘 #山崎久道 #原田隆史 #山本昭 #樹村房

朝日新聞名古屋本社版2010年12月1日朝刊30面「逮捕の男性に業者側が謝罪 岡崎図書館問題「不便かけた」」 朝日新聞社データベース事業センターの許諾のもと転載(承認番号:2-2096) ※朝日新聞社に無断で転載することを禁止する また、日経新聞は「図書館システムに不具合」の見出しで、次のように報じている。 (略) 岡崎市の図書館では今年3〜5月にシステム障害も発生。これを巡り、自作の検索プログラムで繰り返しアクセスした愛知県の男性が、「サイバー攻撃」と誤解され、愛知県警に業務妨害容疑で逮捕され、その後起訴猶予処分となった。同社はこの件も「システム仕様が原因だった」とした。 男性は新着図書情報を取得するためアクセスしただけだった。同社は当初、「システムに問題はない」と市側に説明していた。門脇三雄社長は「対応が早ければ(男性に)不快な思いをさせることはなかった。誠意をもって対応したい」と謝罪

●岡崎市、費用負担求める 愛知県岡崎市立図書館でシステムに問題があり、ホームページへのアクセスがサイバー攻撃のように見えたり、個人情報が流出したりした問題を受けて、同市はシステム業者に契約打ち切りの方針を伝えた。解約に伴って生じる費用は業者に負担を求める。 業者は三菱電機インフォメーションシステムズ(MDIS、東京)。同市立図書館のシステムはコンピューター約150台などで構成され、主に2005年契約と08年契約の端末があり、5年リースの契約。05年分は今年9月に5年分の契約を結んだが、すべての契約を解除し、別の業者の選定を始める。 新たなシステムの導入は早くても11年末になる予定で、それまでは現行のシステムを使うが、利用料金は払わない。契約解除に伴う違約金の負担も同社に求める。市はこうした費用負担を一連の問題に対する損害賠償ととらえ、応じない場合は法的措置も辞さないとしている。 図


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