漢字については、他にもいろいろ気になることがあったので、校了後に深掘りしてみました。 (ただわたしは専門家ではないので、用語の使いかたが違ってたり、年号を間違えていることもあると思います。あと、それは「字形」ではなく「字体」では、といったとこもあると思いますが、ここでは漢字のかたちはざっくり「字形」って呼んでます) 難しい字と簡単な字画数がやたらと多かったり、見慣れないかたちをしていたり、明治の文豪が使ってそうなのが旧字体、小学校で習ったような漢字が新字体、というのはなんとなくイメージできると思います。 で、生活の中でよく見かける漢字はだいたい新字体で、古い本や文献を読んだり、あえて好き好んで変換でもしないかぎり、旧字体を目にすることはそんなにないだろう、と多くのかたが考えているのではと思います。 (でもオタクは好き好んでそっちに変換するので、慣れ親しんでいるかたは多そうではあります…)

いまやスマートフォンで見ることも多くなったマンガだが、世界中で高い人気を得るようになった日本のマンガ文化をつくりあげてきたのはマンガ雑誌に代表される、紙でつくられた本のマンガだった。月刊や週刊という刊行スピードで数百万部にも上るマンガ雑誌が印刷され、日本全国の書店に届けられる。この世界的に見ても稀有なシステムが、日本の多様なマンガ文化をつくりあげたことに疑いはない。 「マンガ雑誌の話をする」となったとき、その多くは作品のストーリーやキャラクターの話になることは多い。あるいは描かれた絵の美麗さや迫力を語る向きもあるかもしれない。しかし、こうしたマンガの要素を印刷によって紙に定着させてきた、紙と文字による「マンガ雑誌」というマテリアルそのものについてはどうだろうか。見過ごされがちなこの紙と文字について深掘りしたいというのが本記事のねらいだ。 今回は、マンガを支える要素のなかでも、とくに「文字」

フォントはデザインにおいて、非常に重要な要素です。 プロのデザイナーが当たり前のようにやっていることが、初心者には見落とされていたり、実践されていないこともあります。 持っている日本語フォントがそんなに多くなくても、文字デザインの表現の幅を広げる日本語フォントの組み合わせ方を紹介します。 先週紹介したスライドと同じく、日本語デザイン研究会中部の勉強会でプレゼンされた日本語のタイポグラフィのスライドで、特別に掲載許可をいただきました。 DTPの勉強部屋(名古屋)で登壇しました 日本語デザイン研究会中部は、タイポグラフィの大切さと楽しさを伝えるため・学ぶための交流の場として結成されました。 スライドは全部で51ページ。フォントに含まれている全ての字形がバランスよく、カッコいいものはあまり多くはありません。多くのデザイナーが使用している各フォントの特徴を理解し、漢字と仮名、そして英数字・約物・

Illustrator9〜CS6までを使って早14年、仕事で検定対策などもやっているライター村上です。皆さんこんにちは。 ここ数年、サーティファイ主催のIllustratorの試験内容が実務向けになり、合格にはDTPの専門知識なども必要になりました。独学で今まで学習してきた皆さんは、ぜひサンプル問題などで力試しをしていただければと思います。 そこで今回は、データ入稿時に気をつけたい項目を、商業印刷やDTPに必要となる専門用語と合わせてチェックリストにしましたので、お勉強がてらご覧ください。 Illustrator入稿前チェック10項目 □ トンボはレジストレーションカラーになっていますか? まず、トンボとレジストレーションカラーについて説明しておきます。 トンボとは 印刷物を作成する際に、仕上がりサイズに断裁するための位置や多色刷りの見当合わせのため、版下の天地・左右の中央と四隅などに付け

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