「プーチン訪日で北方領土返還」という話は、一体どこに行ってしまったのか──。本日、安倍首相とプーチン露大統領が共同会見を開いたが、発表されたのは「『新たなアプローチ』に基づく(北方領土での)共同経済活動を行うための『特別な制度』について、交渉を開始することで合意した」というだけ。しかも、正式な共同声明すら出せず、「プレス向け声明」というよくわからないものを発表しただけだった。 つまり、あれだけ安倍首相は北方領土の返還に浮き足だっていたのに、結局、日本が3000億円にものぼる経済協力で貢ぐだけ。“共同経済活動は北方領土問題解決への重要な一歩”などと言うが、そんなわけがあるまい。実際、先述したプレス向け声明にも、「北方4島の帰属問題に関する記述」はなし。つまり、安倍首相はプーチンの手のひらで転がされていただけだったのだ。 4島返還から歯舞群島、色丹島の2島引き渡しという妥協までし、官邸が騒ぎ立
安倍総理大臣はNHKの「ニュースウオッチ9」で、北方領土での共同経済活動を行うための特別な制度について、ロシアや日本の法律とは異なる新たなルールを専門家が協議して検討していくことになるという認識を示しました。 そのうえで安倍総理大臣は、今回の会談で検討していくことで一致した、北方領土での共同経済活動を行うための特別な制度について、「ロシア法でもなく、日本法でもない、特別な制度をこれから専門家が協議を行っていくことになる」と述べ、ロシアや日本の法律とは異なる、新たなルールを専門家が協議して検討していくことになるという認識を示しました。 また安倍総理大臣は平和条約交渉について、「1年とか、2年とか簡単な問題ではないと思うが、その間にも私は相当、進めていきたいと思っている。平和条約を締結して四島の帰属の問題を解決しても、一緒に共生していくことを考えなければならない。そのことも含めて平和条約の交渉

自民幹事長「国民がっかり」=日ロ交渉に異例の不満 北方領土交渉が焦点となった15、16両日の日ロ首脳会談について、与党内では好意的な意見が出る一方、目に見える成果がなかったとして不満の声も上がった。自民党の 二階俊博 幹事長は党本部で記者団に「国民の大半はがっかりしていると心に刻んでおく必要がある」と述べた。与党幹部が外交交渉にあからさまな不満を示すのは異例だ。 二階氏は「日ロ首脳が胸襟を開いて会談したことは成功だった」としながらも、領土交渉に関しては「そうそう甘いものではないと思い知ったのは一つの参考になるのではないか」と指摘。一時は首脳会談の成果を掲げての衆院解散・総選挙の可能性も取り沙汰されたが、二階氏は「日ロ問題は解散のテーマにならない」と否定した。 自民党内からは「政府は期待値を上げ過ぎた。国民は肩すかしを食らった気持ちだろう」(中堅)との苦言も漏れた。(2016/12/16

バイデン前米政権が2024年、イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザでの軍事作戦に対する戦争犯罪の容疑を裏付ける可能性のある証拠の存在について、イスラエル軍の弁護士から情報を得ていたことが分かった。元米政府関係者5人が明らかにした。イスラエルが作戦の合法性を主張する中、軍内部で合法性に疑問が持たれていたことになる。 米国株式市場はナスダック総合が下落して取引を終えた。一方、S&P総合500種とダウ工業株30種は上昇した。連邦政府機関の閉鎖が過去最長となり、経済先行きの不透明感が高まる中、ハイテク株の割高なバリュエーションが意識され、リスク選好の重しとなった。 前トランプ氏、ハンガリー首相と会談 対ロ原油制裁「適用除外」を検討トランプ米大統領は7日、訪米したハンガリーのオルバン首相とホワイトハウスで会談した。両氏は盟友関係を築いており、冒頭会談で移民問題やウクライナを巡る欧州連合(EU)内
安倍首相はロシア南部のソチに赴き、プーチン大統領と会談、「新たな発想に基づくアプローチ」で両国の関係改善を促した。焦点は北方領土。さらに日ソ平和条約、シベリア共同開発へと広がる。歓迎できる方向だが気になることある。安倍首相はどこまで本気なのか? 日本政府が「国際社会」と呼ぶアメリカやEU諸国がこの動きを歓迎するはずはない。抵抗を突破する気概が首相にあるか。クリミア半島の併合やウクライナ紛争でロシアと「国際社会」は険悪な関係だ。プーチンが安倍を誘い込むのを欧米諸国は黙って見ていないだろう。 伊勢志摩で行われるG7サミットで「日露接近」は隠れたテーマに浮上した。「日本は何を考えているのか」という疑念を安倍首相は払拭できるだろうか。 経済政策は出来レース サミット真のテーマは日露接近 G7サミットは主要先進国が結束をアピールする政治ショーとなった。ホスト国の首相の顔を立てるのがサミットのならわし

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