12月27日、パリ五輪男子シングルス金メダリストの樊振東がSNS『微博(ウェイボー)』を更新。ITTF(国際卓球連盟)に対して、世界ランキングからの離脱を申請し、受理されたことを発表した。 それからおよそ4時間後、パリ五輪女子シングルス金メダリストの陳夢も同様の申請を行い、受理されたことを『微博』で発表した。ITTFの世界ランキングの規則、そしてWTTシリーズおよびフィーダーのハンドブックによれば、男子世界ランキング6位の樊振東と女子世界ランキング4位の陳夢は、12月31日に発表される最新の世界ランキングでその名前が消えることになる。 樊振東と陳夢は今回の世界ランキングからの離脱について、WTTから発表された、大会を棄権した場合の新たな罰則規定が大きな要因になったと述べている。WTTの本戦に出場するシード選手が、期限後に大会を棄権した場合、これまでと2倍の罰金が課せられ、その週に行われるク

誰もが簡単に発信できる時代、には負の側面もある。コラムニストの石原壮一郎氏が考察した。 * * * 日本体操協会の偉い人は、きっと体操経験者が多いんですよね。みなさんバランス感覚が秀でてらっしゃるのかと思ったら、そうでもないようです。パリ五輪の体操女子で代表に決まっていた宮田笙子選手が、喫煙と飲酒を理由に“辞退”に追い込まれました。 19歳の飲酒や喫煙が、やっとつかんだ五輪行きの切符を取り上げるにほどの重罪だったかどうかは、いろんな考え方があるでしょう。「厳重注意」という選択肢もあったかもしれません。しかし日本体操協会は、わりとあっさり「五輪に出場させない」と判断しました。 あくまで「本人が辞退した」という形にしたところや、知る限り協会の幹部や役員は誰も処分されていないあたりは、持ち前のバランス感覚の成せる業とお見受けいたします。きっと協会の偉い人たちは、20歳になるまで飲酒も喫煙もしなか

大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手の専属通訳だった水原一平氏の違法賭博をめぐる問題で、水原氏とやり取りがあったとされる賭け屋の男性の代理人弁護士が、アメリカのCNNテレビのインタビューに応じ、「男性は大谷翔平選手と話したり、メールやメッセージを送ったりしておらず、一切、接触したことがない」と話して、あくまで賭けに関するやり取りは、水原氏との間で行われたと主張しました。 そのうえで、大谷選手の名前が浮上したきっかけについては、「捜査の過程で、男性の組織に支払われた賭け金の振り込みの1つに、大谷選手の名前があったことが分かった。ただ、男性は、その振り込みは水原氏によるものか、もしくは水原氏のために大谷選手が援助したものだと理解していた」と述べました。 一方で、男性の代理人弁護士は、水原氏が違法賭博を始めた時期には直接、言及しなかったものの、男性と水原氏が初めて会った時期については「サンディエゴ

中央競馬の各場から記者が全レースを予想する「リアルタイム予想」、馬の実力を数値で表した「コンピ指数」、不利を受けた馬や力を出し切れなかった馬を動画で紹介する「NEXT特選馬」など予想を組み立てるための情報が盛りだくさん。新聞紙面と同デザインの「PDF出馬表」もご用意しています。

トヨタ自動車が五輪に関するテレビCMの放送取りやめを決断した。 少し前には女子テニスの大坂なおみ選手の会見拒否と「うつ」告白。さらにはFCバルセロナ選手の差別発言に対する楽天グループの抗議など、このところスポーツ・ビジネスを取り巻く状況が激変している。 スポーツ・ビジネスは典型的なマス・マーケティングの世界であり、ネットの発達によるニッチ・マーケティングの拡大にどう対応するのかに注目が集まっていた。新型コロナウイルスによる感染拡大は、スポーツ・ビジネスのあり方を変えるきっかけとなりそうだ。 スポンサーにとってメリットが感じられない東京オリンピックは、専門家から感染対策について不安視する声が出る中での開催となった。国民の一部は開催そのものに反対している状況であり、こうした形でオリンピックが行われるというのは、少なくとも戦後においては前代未聞の事態だろう。 かつてオリンピックは、五輪憲章に定め

テニスの四大大会である全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は1日、女子テニスで世界ランク2位の大坂なおみや選手のメンタルヘルスに関する声明を公表した。 >>錦織ら全仏OP対戦表<< >>錦織vsハチャノフ1ポイント速報<< 現在行われている全仏オープンの開催前、選手のメンタルヘルスがないがしろにされているとして試合前・試合後の会見を行わないことを表明していた大坂。5月30日には1回戦に勝利したものの、事前に告知していた通り会見は行わなかった。大坂には罰金が科されていたが、同31日に大坂が棄権を発表し全仏オープンを後にした。 また、棄権の発表と同時に、四大大会初優勝を果たした201

テニスの大坂なおみ選手が全仏オープンを棄権しました。大坂選手は1回戦のあと記者会見に出席せず主催者から罰金を科されていて自身のツイッターで「大会やほかの選手、私自身にとって撤退することがベストだと思った」などとコメントしています。 大坂選手は全仏オープンを前に試合後に行われる記者会見に応じない意向を示し、30日の1回戦のあと会見に出席しなかったため、主催者から罰金を科されました。 大坂選手の一連の対応について選手からは、心情を察する声やメディア対応の必要性を指摘する声などが上がっていました。 こうした中、大坂選手は31日、自身のツイッターを更新し「誰もが大会に再び集中できるようにするため、大会やほかの選手、そして、私自身にとって私が撤退することがベストだと思った」として、大会を棄権すると表明しました。 そして、大坂選手は「2018年の全米オープン以来、長い間、気分が落ち込むことがあって対処

テニスの大坂なおみ選手が、全仏オープンの1回戦のあとの記者会見に応じなかったことを受けて、大会の主催者は、大坂選手に1万5000ドルの罰金を科すと発表しました。また、すべての四大大会の主催者は連名で、大坂選手が今後も会見に応じない場合は、出場停止処分の可能性もあるとする声明を発表しています。 大坂選手は30日、全仏オープンの1回戦でルーマニアの選手に2対0のストレートで勝ちましたが、試合後の記者会見に出席しなかったため、大会の主催者は大坂選手に対し、1万5000ドルの罰金を科すと発表しました。 大坂選手は大会前に自身のツイッターで、試合後に行われる記者会見が「アスリートの精神状態のことを考慮していない」などとして、今回の全仏オープンの期間中に行われるすべての記者会見に応じない意向を明らかにしていて、大会の主催者側は会見に応じるように求めていました。 今回の処分にあわせてすべての四大大会の主

テニスの大坂なおみ選手が、全仏オープンの1回戦のあとの記者会見に応じなかったことを受けて、大会の主催者は、大坂選手に1万5000ドルの罰金を科すと発表しました。 大坂なおみ選手は、大会の主催者の発表のあと、自身のツイッターに「怒りは理解の欠如。変化は人々を不快にさせる」という内容を投稿しました。 今後の四大大会 出場停止処分の可能性も 大坂選手は30日、全仏オープンの1回戦でルーマニアの選手に2対0のストレートで勝ちましたが、試合後の記者会見に出席しなかったため、大会の主催者は大坂選手に対し、1万5000ドルの罰金を科すと発表しました。 今回の処分にあわせてすべての四大大会の主催者は連名で声明を発表し、「試合の結果に関わらずメディアに関与することは選手としての責任であり、その責任は選手がテニスとファン、そして自分自身のために負うべきものだ」としたうえで、大坂選手が今後も会見に応じない場合は

2020年のスポーツ界は新型コロナウイルスに翻弄された。最も大きなトピックは東京五輪の延期であろう。3月末に緊急事態宣言に前後して中止が宣言され、来年7月の開催ということが発表された。プロスポーツは感染の状況を見据えながら、シーズン日程や試合そのもののレギュレーションを変えて流動的に運営を再開し、NPBはソフトバンクが日本一、Jリーグディヴィジョン1は川崎フロンターレの優勝が決まった。 リーグを成立させたこのタイミングで神戸大の岩田健太郎教授に、今年のスポーツ界におけるコロナ対策について総括的な話を聞いた。 感染症の世界的権威でもある神戸大学の岩田健太郎教授 岩田が感染症の世界的権威であることは論を俟(ま)たない。そのキャリアを辿れば、2001年ベスイスラエルメディカルセンターの感染症フェローとしてニューヨークで炭疽菌対策に従事、2003年には中国・北京でSARS(重症急性呼吸器症候群)の

偉業を成し遂げた。テニスの4大大会・全米オープン女子シングル決勝は12日、米ニューヨークのハードコートで行われ、第4シードの大坂なおみが元世界女王で同27位のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)を下し、1-6、6-3、6-3で逆手勝利し、2年ぶりの同大会制覇を果たした。 通算3度目のグランドスラム(4大大会)優勝を達成した後、大坂はコート上で静かに寝転び、文字通りに「完全燃焼」。優勝インタビューでは冒頭で自らのVについては差し置き、次のように相手と周囲への謝意を述べた。 「まずビクトリア、(あなたのここまでの成功に対して)祝意を申し上げたいと思います。私はあなたと決勝で対戦することが楽しみというより、怖さを覚えていました。本当に強い相手でした。私が若い頃、あなたがプレーする姿を日々見ていたことを思い出しました。今日は本当にありがとうございました。私のチームに感謝します。みんな一緒に頑張って

東京マラソン、沿道に7万2000人 観戦自粛要請も各所で人だかり…主催者「集まってしまった」 2枚 「東京マラソン」(1日、東京都庁~東京駅前) 東京五輪代表選考会を兼ねて行われた。新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた政府方針が示され、大規模のスポーツ、文化イベントが中止、延期となる中での開催に、賛否の声が起こる中での実施。ウイルスの感染拡大の影響を受けて約3万8000人が走るはずだった一般参加を中止した。 エリートの部の約200人のみに規模を縮小し、日本陸連、東京マラソン財団ともに沿道での観戦自粛を求めていたため閑散としていると思われたが、都心の名所を巡るコースだけに、スタート地点の都庁周辺などから所々で人だかりがあり、多くの観戦者が見られた。 例年なら100万人が詰めかけることを考えれば、東京マラソン財団によると観戦者は7万2000人と数は大きく減少。ただマスクをつけている人は多い

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