千葉県銚子市の缶詰工場で働くホー・ティ・トゥイ・ニュンさん(38)は、毎朝8時から缶詰工場のラインに立つ。魚の頭と尾を機械で切り落とし、異物を手で取り除く。焼いた魚を網から下ろす繊細な作業もこなす。作業は工程ごとに分かれ、数時間おきに担当する工程が変わる。 「入ったばかりの頃はどの工程も戸惑いましたが、すぐに覚えました。担当がどんどん変わるけれど、全部慣れるとかえって面白いです」 ニュンさんはベトナム人技能実習生。8歳の子どもと夫を母国に残し、夏からここで働く。従業員80人のうち、同じ国からの技能実習生はニュンさんを含め16人。 缶詰工場の社長は話す。「銚子の1次産業は、外国人なしでは成り立たない。漁獲から水揚げ、卸売、加工まで、どの段階も彼らが支えている」 外国人なしで成り立たないのは銚子だけではない。ただ、経営者側には心配がある。外国人が将来、日本を選ばなくなる恐れだ。選ばれ続けるには

圏央道と東関東道の延伸により、千葉県東部が2026年度にも大きく変わる見込みです。現時点で高速道路から離れた関東最東端「銚子」へのアクセスは、どう変わるでしょうか。そもそも、現状でどう行けばいいのでしょうか。 高速アクセスがビミョーな「銚子」 千葉県東部が2026年度、大きく変わりそうです。「圏央道」の未開通部である大栄JCT-松尾横芝IC間が開通し、アクアライン方面から成田空港へのルートが拓けるほか、「東関東道」が水戸まで延伸し、茨城県と千葉県の行き来が格段に便利になる予定です。 拡大画像 銚子の位置(矢印)。青は周辺の高規格道路(国土地理院の地図を加工) しかし、このアクセス改善の恩恵が限定的かもしれないのが、関東最東端の犬吠埼を擁する「銚子」です。現状でも高速道路からは、かなり離れています。 まず、銚子市が2025年現在、ウェブサイトで紹介しているクルマでのアクセス方法は次の通り。

途中で進行方向が変わります。 銚子電鉄「観光列車」マジで実現 銚子電鉄は2025年2月16日、導入を計画している「観光列車」の開発状況について進捗を発表しました。 南海時代の2200系(画像:南海電鉄) 同社は2024年8月に南海電鉄から譲受した2200系電車を「観光列車」に改造すべく、12月から今年1月にかけクラウドファンディングを実施。1201万569円の資金を集めたといいます。これを元手に改造を進めており、3月下旬にも運用開始を見込んでいると明かしました。 「『銚子観光の玄関口』となる列車を目指す」というそのデザインは、次のように説明されています。 「座席シート柄や吊り革を港町・銚子の雰囲気に装飾するほか、展望席やカウンターバー設置などのアコモデーション改造(車内設備の改造)を施します。また、車体外装カラーにつきましては南海電鉄2200系の現行塗装を採用します」 同社は2023年8月

キャベツの価格の高騰が続いていますが、生産が盛んな千葉県銚子市では、菌類によって葉が腐る病気の発生が相次ぎ、生産への影響が懸念されています。 農林水産省によりますと、キャベツの平均価格は高止まりが続いていて、先月27日から29日には、1キロ当たり450円と平年のおよそ2.7倍となっています。 こうした中、銚子市では今月から春キャベツの収穫時期を迎えていますが、菌類によって葉が腐る植物の病気の「菌核病」が相次いで発生し、生産者を悩ませています。 このうち銚子市高神西町の畑では、出荷目前の多くのキャベツが菌核病の影響で茶色く変色していました。 先週、気温が高く雨が続いて湿度が高かったことで病気が相次いで発生したとみられ、この畑では現在、キャベツの8割ほどが出荷できない状態になっているということです。 地元の農協によりますと、キャベツの菌核病は毎年3月ごろから一部で発生していますが、ことしは早い

千葉県の最東端。しょうゆや漁港の町として知られる銚子市。そこを走る銚子電気鉄道は、6・4キロの単線だ。 「昭和50年代は10万人近くだったのが、いまや6万人。沿線人口は毎年3%くらい減っています」 とは竹本勝紀社長。小学生も通学に利用しているが乗客率は低く、何度も経営危機に陥っている。線路を1m直すには10万円、電車の車検には1500万円など、鉄道には莫大な維持費がかかる。生き残りをかけ、'95年から副業とし『ぬれ煎餅』の販売を始める。 みるみる売り上げを伸ばすも…… 「親会社の倒産、元社長の横領事件が重なり、'06年には預金残高が50万円に。藁にもすがる思いで自社サイトに“『ぬれ煎餅』を買ってください、電車修理代を稼がなくちゃいけないんです”と書き込んだところ、ネット掲示板『2ちゃんねる』で話題となり、爆売れしました」 以来、売り上げの7割を『ぬれ煎餅』が占めるように。だが、せっかく増え

岡山市の学校法人・加計学園が、運営する千葉科学大の公立大学法人化を千葉県銚子市に求めたことを受け、市は14日、公立化の可否を巡る検討委員会の初会合を市内で開いた。学園側の出席者から「公立化できないなら撤退も考え、2025年度からの学生募集を停止することも検討する」との発言もあった。検討委は8月ごろに結論をまとめたい考え。 検討委は、外部の有識者や市教育委員会の担当者ら計10人で構成。市民ら約120人が傍聴する中、加計学園の渡辺良人専務理事らが、大学の現状などを説明する中で撤退に言及した。

三菱商事が、千葉県銚子市に35年ぶりの国内支店を開設し、地域創生を目指す取り組みを始めている。同社などでつくる企業体が、2028年から銚子沖で商業運転する洋上風力発電の事業者に決まったことがきっかけ。総合商社の最大手が地方活性化に関わることで、人口減や産業停滞など地域の課題を解決するモデルになるか、注目が集まる。(中谷秀樹) 市の人口はピークの9万人から5万人台まで減少。22年の年間出生数は157人だった。財政的にも厳しい市は、洋上風力発電を局面打開の切り札と考えて誘致を進め、今年6月に三菱商事と地域創生の連携協定を結んだ。 銚子市沖の洋上風力発電 千葉県銚子市沖で、太平洋に突出した銚子半島南部にある名洗(なあらい)港から1〜10キロ離れた約4000ヘクタールが2020年7月、整備を優先的に進める促進区域に指定された。21年12月、銚子市沖と秋田県沖2カ所の3海域での大型入札の結果が公表さ

関西私鉄の車両が関東に! 銚子電鉄が南海電鉄の2200系車両を譲受 銚子電鉄は2023年8月17日(木)、南海電鉄の2200系車両を譲受したと発表しました。銚子電鉄では、約8年ぶりの新車両(中古車)の導入で、中古の中古でない車両は、約30年ぶりとなります。ちなみに、現在運行されている車両は、京王電鉄から伊予鉄道を経て銚子電鉄にやってきた車両です。 現在の銚子電鉄の車両(画像:写真AC)。 南海2200系は、1969年に22000系車両として製造され、橋本以南の山岳区間を含めた高野線で運用された後、ワンマン化改造工事を行い、多奈川線などの支線区で運用されてきた車両です。 譲受したのは、2200系車両(モハ2202とモハ2252の2両編成)。今後、走行に必要な改造工事を施工した後に運用開始する予定。時期については未定としています。 【了】

皆様に「ありがとう」の気持ちを込めて ~銚子電鉄開業100周年記念「銚電まつり」~ 7/9(日)開催、銚子電鉄当日乗車無料! 銚子電気鉄道は2023年7月5日に、開業100周年を迎えます。 先人たちがこの鉄道を設立する際、また設立してからも、この100年の間には、時代の流れと共に、想像を絶するような幾多の困難が降りかかり、その度に廃業の危機に直面してきました。 しかしながら、地域に根差すローカル鉄道として、「絶対にあきらめない」という熱い魂を持ち続け、ついにこの日を迎えることとなります。 そして何よりも、私たちのあきらめない気持ちに応えて下さった、数え切れない多くのお客様と、地域のみなさまのおかげで今があります。 時代はこれまでにないほどのスピードで進化し、常識の概念は刻一刻と変化して行きます。 風化する速度も加速する一方で、常に崖っぷちの弊社にとっては、むしろ可能性は無限大だと感じていま
千葉県銚子市沖の海域では三菱商事を中心とした企業連合が首都圏で唯一の洋上風力発電事業計画を進めているが、近くの沖合では風車1基のみの洋上風力発電所が10年前から先行して稼働している。東京電力グループが実証研究で、国内で初めて風車を海底に固定する「着床式」として設けたものだ。JR銚子駅からタクシーで10分ほどの名洗港。沖合の海上に巨大な風車と風の状況を観測するためのタワーが並んで立つ姿が陸上から

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