本が売れなくなった話はごちゃごちゃしているので、整理したいと思って書きます。 たくさんの方に読んでもらっているようです。 ご意見・反論はコメントをいただけると、他の方のためにもなります。 ◼️【業界でない人向け】書籍と雑誌の違い前提として、取次を介して商業的に流通している本(以下、本)には書籍と雑誌があります。 裏に雑誌コードがあれば雑誌、なければ書籍です。 コミックはたいてい雑誌ですが、雑誌コードがなければ書籍です。 しかし、いわゆる「雑誌が売れなくなった」という話のときはコミックは含みません。 雑誌の売上が減っていることや、その原因については争いがないと思うのであまり触れません。 書籍の話だけをします。 ◼️「書籍」の売上推移書籍の売上推移は以下です。 棒グラフが売上です。 【出典】 1995年以降、30年間で1兆円から6000億円に、40%減っています。 70%減っている雑誌よりはマ

DIME2025年12月号では、映像化30周年を記念した『攻殻機動隊』を大特集! 原作者・士郎正宗氏への一問一答をはじめ、歴代監督、バトー役・大塚明夫氏とトグサ役・山寺宏一氏のスペシャル対談など、作品のキーパーソンたちが集結。AI時代の行方からリーダーシップ、組織運営まで、未来を先取りしてきた『攻殻機動隊』から、現代のビジネスパーソンが学ぶべきヒントを探っている。 今回は、8つの質問から滅多に公の場に姿を現さないことで知られる謎多き漫画家・士郎正宗氏の現在地を探る。画業40周年、展覧会開催、新作アニメ放送予定と今年も話題が尽きない今、何を思うのか。 原作者・士郎正宗氏へ一問一答 Q. 1 『攻殻機動隊』で描きたかったテーマ、表現したかったことは? A. 1 各個人が通信端末を使って連携する様子や、人工知能たちがちょっとヌケていてかわいかったり、冷徹合理的でコワかったり、人間の思惑から逸脱し

あお @ai_ind1go 力こそパワーを原則としているメロスと、それを御してくれるようで放置するイマジナリー・セリヌンティウスの珍道中に、古代ギリシャあるあるや歴史小話、明治文豪の人間模様を小ネタとして織り込んでくる、それでいてテンポがいいという変な本だった。 x.com/delta0401/stat… 2025-11-27 16:32:51 saruko @saruko_oz あ、これこれ、走ってる場合じゃないメロスの本。 言葉の言い回しがむちゃくちゃセンス良くて、「覆水盆に返らず、盆に帰るは精霊馬のみ」がブッ刺さり「イタリアならきゅうりじゃなくてズッキーニ」で腹抱えたw x.com/delta0401/stat… 2025-11-27 22:27:37

有隣堂【公式】 @Yurindo_store / 「有隣堂しか知らない世界」× Gakken 『学研の図鑑LIVE エクストリーム ティラノサウルス』 \ 11/20(木)YouTubeライブで実施した 限定4,000冊の図鑑販売が… 🦖販売開始から《10分37秒で完売》‼ 最大同時視聴者数は約1.6万人。 詳細はプレスリリースをご覧ください prtimes.jp/main/html/rd/p… pic.x.com/Z5dJ4VDK32 2025-11-21 14:00:00 リンク プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES 「有隣堂しか知らない世界」× Gakken 『学研の図鑑LIVEエクストリーム ティラノサウルス』YouTubeライブで図鑑4,000冊が10分37秒で完売 株式会社有隣堂のプレスリリース(2025年11月21日 14時00分)「有隣堂し

幣束 @goshuinchou 「星の古記録」という本読んだんですがすごく面白かった。古い文献に記された日食月食や星の動きなどの天文現象が実際にはどうだったかを検証していく。安倍晴明が占った星の天変、太平記に記された南北朝動乱を告げる星の動き、キリストの誕生を告げるベツレヘムの星、日蓮を救った光り物…それらが本当にあった天体現象なのか、積み上げられた天文学のデータを駆使して読み解いていく。 古天文学、現代では「天文考古学」という分野になるのだが、何より天文学の入門書として読めて算出方法など平易に説明してくれてめちゃわかりやすい。40年以上前の本だが本当に面白かったのでオススメです。何百年何千年前の星や日月の動きがここまで考察できるのか、天文学すげえ!!ってなりました。 2025-11-15 19:25:22 幣束 @goshuinchou あと、1874(明治7年)に珍しい金星の太陽面通過

超重要追記 反響受けネット公開だって 前編 gendai.media 後編 gendai.media もう、本当にくらくらするようなニュースだった。 荒俣宏氏が蔵書を処分週刊現代2025年10月27日号。字を高齢者向けに大きくしたら内容も高齢者向けになって読むところがねえ、とさんざん悪口言ってきて、実際そうだと思うんだが、まれにそんな高齢者向け記事でも重要なものはある。 それがこれだ 週刊 現代 (2025年10月27日号) 講談社Amazon ※余談 この号の「カンボジア特殊詐欺集団にインタビュー」も話題。この号は神回? なんかこの週の週刊現代、カンボジア特殊詐欺、荒俣宏の蔵書処分、高齢者向けスマホの使い方と話題の記事の多い「神回」なんだな。 “週刊現代のカンボジア特殊詐欺グループ日本人リーダーの独占取材が赤裸々で興味深い『東北はカネが無く、関西は顧客の態度が悪くて…” https://

枠組みを変えることで問題を再定義することを「リフレーミング」と呼ぶ。リフレーミングの見事な例は、孫正義のこれ。 髪の毛が後退しているのではない。 私が前進しているのである。 RT @kingfisher0423: 髪の毛の後退度がハゲしい。 — 孫正義 (@masason) January 8, 2013 頭頂部で起きていることは1㍉だって変わっていないのに、ネガティブからポジティブへ再定義されている。こういう発想って、どうやって生まれてくるのだろう? おそらく、これを読んでいたのではないか?本書は、見方を変えることで問題を別の角度から捉えなおし、問題を「再発見」する本だ。ユーモア小話仕立てのエピソードを俎上に、「問題は何か」「それは本当に問題なのか」「それは誰の問題なのか」「それを本当に解きたいのか」を分析していく。 「エレベーター問題」は誰の問題か 有名なやつだと、「エレベーター問題

図書館は非常に役立つ施設だ。 俺のような貧乏人でも週に1冊本が読める。 国民の知的レベルを下支えしている存在である。 だが作家に「図書館で借りて読んだ」というと苦言を呈する者もいる。 だいたいの反応は「借りてもいいがそれを言う必要はない」だ。 考えてみるとなかなか面白い。「図書館で借りるな」と言っても良さそうなものだが、それを言うと角が立つと考えているのか奥歯に物が挟まった言い方をしている。図書館は文化の発展に寄与するのに対し、作家が図書館で借りられたくないのは自分の印税のためだけなので利己的と見られてしまうのを危惧するのももっともだ。 しかしあえて俺は「図書館で読んだ」とリプし続けたい。 その理由は、貧乏人でも本に触れる権利があることをアピールしたいからだ。 新刊が出ても図書館の存在を知らず金がなくて諦めている人もいるかもしれないが、そんな人たちの力になり、文化の発展に寄与したい。 リ

知性を身に付けるには読書をすると良い、ということがよく言われる。そのため、自分の知力を磨くことを目的に読書に励む人も多いはず。 しかし見ていて不思議なのは、それなりに読書量があるにもかかわらず、あまり知性がないように見える人が少なからず存在することだ。また、地頭が良いというのか、ほとんど本を読まないのに頭が良いと感じる人も多い。 総合的に見れば、読書は知性を得るうえで一定の寄与をするとは思うが、ただ読むだけでは十分ではないのかもしれない。したがって、「読書をすれば頭が良くなる」とは一概に言えない可能性がある。 もちろん、何もしないよりは読書をした方が良いとは思うが、なぜ本をたくさん読んでいるのに頭が良くないように見える人がいるのか、について考えてみる。 * 通常、読書をすれば視野が広がる。著者は自分とは違う人間なので、自分の意見と違うことが書かれていれば視野が広がるし、似た意見であれば補強

新聞記者がネット記事をバズらせるために考えたこと (集英社新書) 作者:斉藤 友彦集英社AmazonKindle版もあります。 新聞記者がネット記事をバズらせるために考えたこと (集英社新書) 作者:斉藤友彦集英社Amazon共同通信社が配信するウェブ「47NEWS」でオンライン記事を作成し、これまで300万以上のPVを数々叩き出してきた著者が、アナログの紙面とはまったく異なるデジタル時代の文章術を指南する。 これは報道記者だけではなく、オンラインで文章を発表するあらゆる書き手にとって有用なノウハウであり、記事事例をふんだんに使って解説する。 また、これまでの試行錯誤と結果を出していくプロセスを伝えながら、ネット時代における新聞をはじめとしたジャーナリズムの生き残り方までを考察していく一冊。 著者は、共同通信で長年記者として活躍されてきた方です。 この本には、新聞が読まれなくなり、発行

古代ギリシャのヘルメス @kodaigirisyano 【お願い】数学史に関心のある方は… 三村太郎『数学の歴史』を読んで! 三村太郎『数学の歴史』を読んで! 三村太郎『数学の歴史』を読んで!数学の歴史を通じて「科学」という営みがどうやって誕生したのかを学べる凄い本ですよ! 実は今年一番楽しみにしていた本なのですが,期待以上でした! pic.x.com/3EicCUKhMF 2025-03-14 20:44:54 古代ギリシャのヘルメス @kodaigirisyano 同名の三浦伸夫『数学の歴史』とはまったく異なる内容ですから,こちらを読んでいる方ももちろん楽しめる本になっています…というか両方とも読みましょう😂 pic.x.com/S4ZNnzYF0a 2025-03-14 20:45:55 古代ギリシャのヘルメス @kodaigirisyano アルゴスの殺し手は古代の思想に関心

この記事の3つのポイント 新自由主義の教徒となった米ボーイングを襲った悲劇 価値を換金する仕組みに潜む致命的な欠陥 我々の生きる道は「みんなで幸せになろうよ」にあり (文中敬称略) 新刊『ボーイング 強欲の代償 -連続墜落事故の闇を追う-』(江渕崇 著、新潮社)を読んだ。かつてエクセレント・カンパニーの筆頭だったはずの米航空機メーカー、ボーイングが、なぜ、ガタガタのボロボロになったのかを追ったルポルタージュだ。 大変面白かった。 というのも、単にボーイングの衰退を時系列で追っていくのみならず、「そもそもボーイングが没落する背景には一体何があったのか」まで追究しているのである。本書は、2019年3月にはエチオピアの首都アディスアベバで発生したエチオピア航空のボーイング737MAXの墜落事故で、家族をすべて失った人の話から始まる。737MAXはボーイング最新鋭の近距離旅客機で2017年から航

テクノ封建制 デジタル空間の領主たちが私たち農奴を支配する とんでもなく醜くて、不公平な経済の話。(集英社シリーズ・コモン) (集英社学芸単行本) 作者:ヤニス・バルファキス,斎藤幸平集英社Amazonこの『テクノ封建制』は、『父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』で知られる、経済学者ヤニス・バルファキスによる新刊で、テーマは「ポスト資本主義に移行している、現代の経済をめぐる状態について」になる。 バルファキスの著作には他にも、物語仕立てで「資本主義後以外の制度」を考察していく実質的なSF作品『クソッたれ資本主義が倒れたあとの、もう一つの世界』もあるが、本作もそうした、現代における資本主義の意味とそれ以外の未来を問い直していく流れの中にある一冊だ。本作でも前著で語られた「資本主義以降の制度の模索」はわかりやすく繰り返されているので、本作から読んでも特に問題

Ned Donovan @Ned_Donovan Interested in history, travel, health, and the prevention of crime. Fellow of the Royal Asiatic Society. All views my own. Subscribe - terranullius.world nddonovan.com Ned Donovan | فارس دونوفان @Ned_Donovan You’re onboard the Nozomi Express Shinkansen. The trainjust flew past Mount Fuji at 200mph. The salaryman across theaisle has cracked open his second can of Asahi an

ワイズ出版が業務停止を発表、映画関連の書籍を多数刊行 「無頼平野」なども製作 2025年1月14日 12:04 271 17映画ナタリー編集部映画関連の書籍を多数手がけた出版社・ワイズ出版が業務停止を発表。1月31日をもって取次の流通を終了する。1月13日に公式SNSを通じて明らかにした。 岡田博が1989年に創業して以来、映画・写真・マンガの分野を中心に400点あまりの書籍を刊行してきたワイズ出版。映画の配給・製作事業も行い、つげ忠男原作・石井輝男監督による「無頼平野」、つげ義春原作・山田勇男監督による「蒸発旅日記」、つげ忠男原作・瀬々敬久監督による「なりゆきな魂」など8本の映画を製作した。映画プロデューサーとしても知られた岡田は2021年8月に亡くなっている。 現在、代表取締役社長を務める吉田聰は「まことに勝手ながら、諸般の事情により弊社の業務を停止する運びとなりました」「これまで
著者から指摘で発覚 対象書籍はボーイズラブ小説レーベル「角川ルビー文庫」から2022年11月に発売された『宰相閣下と結婚することになった魔術師さん』(傘路さか)。 『宰相閣下と結婚することになった魔術師さん』(Amazon.co.jpより) 著者から「原稿から改変されている箇所がある」と指摘され、編集部が調査したところ、三校時に印刷会社から指摘のあった内容確認に関して、著者の確認をせず、編集部の判断で変更を行った箇所があったと説明。また、そのことを著者に報告せず、長い期間放置していたことが判明したとしています。 無断改変があった箇所(KADOKAWAの発表より) 同社は「この事態を大変重く受けとめ、傘路先生に謝罪を申し上げたうえ、著者のご意向に沿い、本書籍を著者の意向を反映した文章に修正した上で再版を行い、電子書籍においても修正を行いました」と説明。 今回の事態については「本件につきまして

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