北方領土の国後島でロシア人の島民たちが、交流事業が中止されて墓参りに訪れることができない日本人の元島民たちのために墓地の清掃作業を行いました。 北方領土の元島民などによる「北方墓参」や「ビザなし交流」などの事業は、新型コロナウイルスの感染拡大やロシアによるウクライナへの軍事侵攻の影響で中止され、再開の見通しが立っていません。 このため、ことしも元島民たちが船の上から先祖を供養する「洋上慰霊」が20日から行われることになっています。 国後島では、先月中旬、ロシア人の島民たちが墓参りに訪れることができない日本人の元島民たちのために墓地の清掃作業を行いました。 作業が行われたのは、島の西岸にある墓地で、ロシア人の島民によりますと、草刈りを行ったあと、消えかかっていた墓標の「ハッチャス墓地」という日本語の文字を日本人から提供された資料を参考にして復元したということです。ロシア人の島民の男性は、N

検証対象参政党・神谷宗幣代表のSNS投稿参政党は親露派ではないし、ロシア政府の応援も受けていませんからね。これこそファクトチェックしてくださいよ~ 参政党は国益を最優先に全ての国と外交交渉します。 (15日のX(旧ツイッター)への投稿)ロシア国営メディア「スプートニク」が14日、Xの日本語アカウントで、参政党から東京選挙区に出馬している候補のインタビュー動画を投稿した。ロシア政府のプロパガンダを担っている疑惑があるメディアへの出演が批判される中、神谷代表は「参政党の勢いをとめられないと考えたのか、『参政党の躍進の裏にはロシアの工作がある』という、まさに陰謀論が出てきました」とXに投稿。その投稿の中で「参政党は親露派ではない」と主張し、ファクトチェックを求めた。 神谷氏は2023年4月の国会で、ロシアのウクライナ侵攻を「米国の戦争」と表現。「米国の機関投資家や政治活動家の面々がゼレンス

ロシアとウクライナの停戦協議が注目を集めている。しかし、個人的にはあまり熱心にフォローする気にならない。停戦の機が熟しているとは、とても思えないからだ。 まず、プーチン・ロシアの側には、今ここで攻撃の手を緩める理由がない。まだ戦争の目的は達していないし、継戦能力は一応持ち堪えているし、戦線でも自分たちが優勢であると認識している。わざと交渉を難航させて、その間にもウクライナ侵攻を続けるのが、ロシアの戦略だろう。 それに対し、ウクライナの側は、今すぐにでも戦闘をやめたいのが本音だろう。しかし、無条件降伏するわけにはいかず、ロシアの理不尽な要求をはねのけるためにも、戦い続けざるをえない。 それではなぜ、機が熟しているとは言いがたいのに、ロシアとウクライナは交渉のテーブルに着いているのか。それは、早期停戦を求める米トランプ政権を敵に回したくないからであろう。ロシアは、トランプ政権の立ち回りにより

カラスの賢さはもはや折り紙付き。その賢さから「カラス先輩」の名をほしいままにしているのは、マランダーのみんなならご存じのことだろう。 今回、プラスチックの破片を使ってスキーっぽいスノボのような遊びを楽しむカラス先輩らの姿が目撃されていた。その滑りはなかなかのものだったよ。 Raven Uses Plastic Lid as Snow Sled || ViralHogロシア連邦中央部に位置するバシコルトスタン共和国にある都市ウファにて、その光景は撮影されていた。カラスはプラスチック片をくちばしにくわえ、雪でできた丘の上を登っていった。いい具合の高さまで登ると、そのままする~んっと滑っていった。しばらく静かな場所で雪遊びを楽しんでいたみたいだ。 カラスは何やらピンクの板を使って遊んでいるみたい

ロシア・ウクライナ戦争が勃発してから3年。筆者も含めて、戦争の複雑な背景から、現状をどう捉えていいのかよくわからない…という方は多いのではないか。国際政治学者・東野篤子氏に、戦争の経緯や各国の思惑、さらにはトランプ政権の影響やBRICSの動きについてお話しいただいた。ロシア・ウクライナ戦争「どこか遠い国の出来事」として捉えがちな方にこそ知ってほしい、国際秩序の今と未来を考えるヒントになれば幸いだ。 東野篤子:筑波大学教授。1971年生まれ。慶應義塾大学法学部卒業、慶應義塾大学大学院修士課程修了、英国バーミンガム大学政治・国際関係研究科博士課程修了(Ph.D)。OECD日本政府代表部専門調査員、広島市立大学国際学部准教授などを経て、現在は筑波大学人文社会系教授。専門はヨーロッパの国際関係、国際政治。著書に『変わりゆくEU 永遠平和のプロジェクトの行方』『EUの規範とパワー』など-ロシア・ウ

なぜ世界各地で戦争や紛争は続くのか。世界経済はなぜ不安定なのか。 実は、現代という時代が今のようになったのは「アメリカとロシアの闘い=冷戦」が多大な影響を及ぼしている。もともと欧米とロシアのこの闘いは、100年以上も前から続いており、地政学の大家・マッキンダーもこの闘いを「グレートゲーム」として考察していた。つまり、ここ100年の世界の歴史は「地政学」と「冷戦」という2つのファクターから眺めると、とてもクリアに理解が広がるのである。 いまウクライナで起こっている戦争も、中東やアフガニスタンで紛争が絶えないのも、この「地政学」+「冷戦」の視点からみると、従来の新聞やテレビの報道とはまた違った側面が見えてくる。まさに、それこそが「THE TRUE HISTORY」なのだ。発売前から一部で大きな話題になっている、「地政学と冷戦で読み解く戦後世界史」から、とくに重要な記述をこれからご紹介していくこ

ノビチョク(ロシア語: Новичо́к,英語: Novichok, 意味は「新参者」)とは、ソビエト連邦とロシア連邦が1971年から1993年に開発した神経剤の一種である[注釈 1][2][3]。この神経剤を開発したロシアの科学者は、VXガスと比べて5倍から8倍[4][5]、ソマンの10倍以上の致死性があると主張している[2][3]。 これらはソビエト社会主義共和国連邦のコードネーム「フォリアント」計画の一部である[6][1]。5種類の異なるノビチョクは、軍事用に兵器化されているとされている[7]。最も用途が広いものはA-232(ノビチョク5)である[8]。ノビチョクが戦場で用いられたことはない。イギリスの首相テリーザ・メイは2018年3月、イングランドにおけるロシアの元スパイ毒殺事件に使用されたと発表した[9]。ロシア連邦当局はノビチョクの生産や研究を否定している[10]。 かつて化
「やはり、ハンバーガーチェーンの経営はアメリカ人に任せなければいけないようですね」 こう語るのは、大のマクドナルドファンだというロシア・モスクワ在住のイーゴリ・カルポフ氏。彼はこの日、オープンしたばかりの“ロシア版マック”に出かけたのだが……。 6月12日、ロシアの“ハンバーガーファン”が歓喜の渦に包まれた。ハンバーガーチェーン店「Вкусно – и точка(フクースナ・イ・トーチカ)」がモスクワ市内の15店舗でオープンしたのである。店名は日本語に直訳すると「美味しい。それだけ」。この日、プーシキン広場近くの店舗には大勢の市民が殺到していた。ロシア人が熱狂するハンバーガーチェーン。その実態はどうなっているのか? 今回、小誌はオープンと同時に店舗を訪れたロシア人に話を聞くことができた。

こんにちは。香川健介です。 アゴラでは「日本は財政破綻するのかどうか?」という大きなテーマのもと、財政や経済に関する記事を連載しています。 さて、前回の「国債が売られると金利が上がる直感的な解説」では、国債価格と金利が反比例することを説明しました。 今回は、ソビエト連邦(ソ連)崩壊後のロシア経済について、細かいところは端折りざっくりと解説します。 これらの事例を知っておくと、国債価格と金利の関係を知るのと同じく、日本が財政破綻するのかどうか考える際に役立ちます。 ここからは、ソ連(ロシア)について解説します。 20世紀のはじめに成立したソ連は、紆余曲折の末、1991年の12月25日、ゴルバチョフの大統領辞任に伴い崩壊しました。 ちょうど偶然この日にソ連を訪れていた知人(日本人)によると、当時の首都モスクワは、次のような状態だったそうです。 「私はソ連が崩壊した日に、たまたまモスクワに行く用

サンクトペテルブルクを作った男ピョートル大帝―ロシア版明治維新を断行した規格外の皇帝に迫るロシアの広大な土地を統御するにはそれほどスケールの大きな人物でなければ成り立たない。 並の人物では到底成しえないことを彼らは軽々とやってのけます。 ドストエフスキーやトルストイが活躍するロシアはこうした規格外の皇帝たちが作りあげたものなのです。ロシアの近代化を成し遂げ、サンクトペテルブルクを作った男ピョートル大帝も非常に興味深い人物でした。 日本もそうしたヨーロッパ列強との関わりから西欧化に対する議論が生まれましたが、ロシアも日本と同じようなことに悩んでいたのです。 そうした時代背景の下スラブ派と西欧派という二大潮流が生まれてきたのです。 今回の記事では佐藤清郎の『ツルゲーネフの生涯』とアンリ・トロワイヤの『トゥルゲーネフ伝』にこれら「スラブ派」、「西欧派」についてわかりやすい解説がありましたので

国際社会からの非難が一層高まるロシアのプーチン大統領。そもそもどういう人物なのか。いったい何を考えているのか。 長年、ロシアを取材し、プーチン大統領にも詳しいNHKの石川解説委員と専門家に、経歴や人となりを中心に分析してもらい、わかりやすく解説してもらいました。 1、人生観に戦争が影響 2、2度の国家破綻・危機 というキーワードが浮かび上がってきました。 ※この記事は2022年3月15日に公開したものです ずばり、どういう人なんですか? 愛国者ですね。そのカギはプーチン大統領の生い立ちから知ることが重要になります。 1952年10月7日に、ロシア西部のレニングラード、今のサンクトペテルブルクで生まれました。第2次世界大戦はすでに終わっていましたが、レニングラードといえば、大戦でドイツ軍に900日にわたって包囲され、爆撃と飢えで多くの市民が犠牲となったところです。 実際、父親は軍人で、戦争で

エリツィン派の勝利: 大統領令の発布ロシア最高会議、委員会、地方委員会が解散 1993年、憲法改正の国民投票を実施
アメリカのトランプ次期大統領はロシアが続けるウクライナへの軍事侵攻について「6か月か、それよりもっと前に終わらせたい」と述べ、これまで「24時間以内に終わらせる」としてきた発言内容を後退させました。アメリカのトランプ次期大統領は7日、南部フロリダ州で行った記者会見で、ロシアが続けるウクライナへの軍事侵攻について「6か月か、それよりもっと前に終わらせたい」と述べました。トランプ氏は、これまでロシアによる軍事侵攻を「24時間以内に終わらせる」としてきましたが、その発言内容を後退させた形です。 こうした中、ウクライナのクリメンコ内相は8日、南部のザポリージャでロシア軍の空爆があり、これまでに13人が死亡し、数十人のけが人が出ていると発表しました。 救助活動が続いていて、今後、死傷者は増える可能性があるとしています。 一方、ロシア南部サラトフ州の知事は8日、SNSで、7日の夜から8日にかけて、

ロシアの独立系世論調査機関は、ウクライナへの軍事侵攻についてプーチン大統領が無条件で停戦を決断すれば、支持する人の割合はこれまででもっとも高い72%となったという調査結果を発表しました。戦闘が長期化することに懸念する見方が広がっていることがうかがえます。ロシアの独立系の世論調査機関「レバダセンター」は9日、ウクライナへの軍事侵攻をめぐる対面での調査結果を発表しました。 調査は先月26日から今月2日にかけて、ロシア国内の18歳以上の1600人あまりを対象に行われたということです。 それによりますと、プーチン大統領が今週にも無条件に軍事侵攻を止める決断をすれば支持するかという質問に対して「明確に支持する」、「どちらかといえば支持する」があわせて72%で、去年5月の時点から10ポイント増加し、これまででもっとも高くなりました。ロシアの人々の間に、戦闘が長期化することに懸念する見方が広がってい

ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシア軍。 これまでに30万人以上の兵士を失ったとする分析もありますが、それでもなお激しい消耗戦を繰り広げています。 その前線で相次いで確認されているのが、兵士として雇われる外国人の存在です。 なぜロシア軍に外国人が加わっているのか。“供給地”の1つとなっている南アジアのネパールで、その実態を取材しました。 (ニューデリー支局記者 山本健人 / 国際部記者 野原直路)ロシア軍に雇われる外国人 ネパールが“供給地”に? インドと中国に挟まれた南アジアの内陸国ネパール。北海道の2倍近くの国土に、およそ3000万人が暮らしています。 国内の経済状況が厳しく、深刻な貧困や失業問題が続く中、200万人以上が外国で働く“出稼ぎ大国”としても知られています。 ネパールの首都カトマンズ そのネパールで、ロシア軍に雇われて兵士となる人が相次いでいます。 ネパール政府は去年1

ロシアから撤退したコーヒーチェーン「スタバ」そっくりの店がモスクワでは賑わいを見せています。 「近い将来、世界4大経済大国の1つになると期待できるし、断言することすらできる」 大統領選挙で当選が確実視されるプーチン大統領は演説でこう語り、自国経済の強さに自信を深めています。ロシアの2023年の実質のGDP=国内総生産は前年比で3.6%増加しました。欧米各国の経済制裁にもかかわらず、なぜロシア経済は壊れないどころか、高い経済成長を実現しているのか。世界各地で取材を重ね、謎に迫ります。 (ロシア経済取材班) スタバそっくりのコーヒー店が活況 モスクワのスターズコーヒー モスクワ中心部にあるコーヒー店。撤退したアメリカの大手コーヒーチェーン、スターバックスをプーチン大統領を支持する歌手らが、およそ5億ルーブル、当時の為替レートでおよそ12億円で買収しました。名前はスターズコーヒー、ロゴもスタバ

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