(CNN) 1912年に北大西洋で沈没し海底に眠るタイタニック号の船体が、新種のバクテリアによる崩壊の危機に直面していることが、カナダの微生物学者らの研究で確認された。このまま放置すれば、残がいは近い将来、食い尽くされてしまうという。 微生物学専門誌の12月号に発表された論文によると、バクテリアは約20年前、海底の残がいから垂れ下がるつらら状のさび部分から採取された。当初は発見したカナダ・ダルハウジー大学の研究者らのイニシャルから「BH1T」と呼ばれたが、その後「ハロモナス・タイタニカ」と名付けられた。 研究者らによると、このバクテリアは金属を食べて破壊する性質がある。1995年当時、タイタニックの余命は30年前後と予想されたが、実際にはこれをはるかにしのぐペースで破壊が進んでいるという。 ただ、この過程を観察することにより、バクテリアの研究が進むという側面もある。研究者らは、タイタ
カザフスタンのバイコヌール(Baikonur)宇宙基地から打ち上げられるロシアの宇宙船「ソユーズTMA-19(Soyuz TMA-19)」(2010年6月16日撮影、資料写真)。(c)AFP/VYACHESLAV OSELEDKO 【9月30日 AFP】ロシアのオービタル・テクノロジーズ(OrbitalTechnologies)社は29日、観光客向けの快適な「宇宙ホテル」を建設する計画を発表した。ノーボスチ通信(RIA Novosti)が報じた。 セルゲイ・コステンコ(Sergei Kostenko)社長によると、ホテルの最初のモジュールは2015~16年に打ち上げる。モジュールの容積は20立方メートルで、客室は4つ、最大収容人数は7人だ。宿泊客はソユーズ(Soyuz)ロケットで宇宙に向かう。 これまでに、カナダのサーカス団「シルク・ドゥ・ソレイユ(Cirque du Soleil)」を

正規社員と非正規社員の二極化が進む日本とは対照的に、イギリスではブレア政権以来、10年以上の長きに渡って「同一価値労働同一賃金」の徹底が順次図られている。パートタイム労働者、有期契約労働者に加えて、来年10月からは一定の就業期間を経た派遣労働者にも正社員との労働条件や社会保障の均等待遇が保障されることになる。彼我の差は大きい。イギリスの労働市場の流動性と柔軟性から日本は何を学べるのか。現地からレポートする。 (ジャーナリスト・大野和基) ロンドンを本拠地とする大手会計事務所、プライスウォーターハウスクーパース(PWC)で日本担当のマネジャーを務めるフィオナ・ガーディナーさん(61歳)は30年間フルタイムの正社員として働いてきた。3年前から週3日のパートタイマー、すなわち非正規雇用になったが、給料は週5日のときの5分の3になっただけだ。フィオナさんがフルタイマーからパートタイマーになった理由

日本では「ロシアンティー」といえば「紅茶の中にジャムを入れて飲む」というのが定説ですよね。でも実はロシアではこのような飲み方はちっとも一般的ではありません。もちろん、カフェなどでこんなメニューもありません。日本が作り上げたロシアでの紅茶の飲み方のイメージなのでしょうか。 確かに、ロシアはお茶を産出しないにも関わらず大量に紅茶を飲む国です。ロシアで飲まれる紅茶の大半は昔ソ連だった時代に同じ国だった現在のグルジア共和国、アゼルバイジャン共和国などから輸入しています。これらの地帯にお茶の栽培が導入されたのは1893年で、機械化されたお茶の製造では世界で7番目の生産地帯となっているそうです。ここで産出される茶葉はオレンジペコです。オレンジペコの「オレンジ」はオランダのオランジナソー宮殿からきています。また「ペコ」は中国語の「パク ホ」(髪の毛や羽毛の意味)からきていて、お茶の木の新芽がうっすらと白
© Ed Louis 独自の進化をとげたユニークな生態系で知られるマダガスカル島。世界第4位の面積を持つこの島には、世界の全植物・動物の種のうちなんと5%もが分布していて、そのうち80%はマダガスカル固有種です。希少生物の宝庫であり、多くの絶滅危惧(きぐ)種にとって最後の楽園とも言えます。 しかし現在マダガスカル共和国では、2009年1月から3月にかけて勃発したクーデターを受けて政情が不安定な状態にあることから密猟などの違法行為が横行し、絶滅危惧種のキツネザルが乱獲され、高級食材としてレストランに売られているそうです。 詳細は以下から。Lemur poaching on the rise due to unrest in Madagascar: Scientific AmericanBlog The pillage of Madagascar – the International Co


次期アメリカ合衆国大統領としてバラック・フセイン・オバマ・ジュニアが選ばれた。名前が似ているということで福井県小浜市がオバマを応援して話題にもなったが、もちろんオバマは小浜と何のゆかりもない。 そこでオバマ大統領の名前の語源を調べてみた。あわせて、オバマの父方の系譜がケニアからスーダンにたどり着くこともわかってきた。 ■オバマの父=ルオ族とスーダン オバマの父(バラック・フセイン・オバマ・シニア)の出身地は、ケニア共和国ニャンザ州シアヤ県ニャンゴマ・コゲロ村である。そして、オバマの父は「ルオ族」である。 ルオ族はケニアで三番目に大きな民族グループであり、主としてニャンザ州西部に居住している。 ルオ族の有名な歴史家Bethwell Allan Ogotの著書 "History of the Southern Luo: Volume 1 Migration and Settlement"(南ル
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 新年早々他紙からの話題で恐縮なのですが、1月3日の読売新聞第1面に「ノーベル賞経済学者」となったポール・クルーグマン博士のロングインタビューが載りました。ご覧になった方も多いと思います。 インタビュー中でクルーグマン博士は幾つか注目すべき内容を断言しています。その第1は「米国一国超大国」の時代が終わったという宣言です。ほかならぬ米国人経済学者のクルーグマン博士が、ノーベル賞受賞者として「冷戦崩壊後」の「米国の平和Pax Americana」の終わりを、以下のように明言しています。 「世界経済には、もはや覇権国家は存在しない。米国主導の時代が完全に終わったのではないが、米国の信用と権威は落ちた。米国は経済政策について多くの国に口出しをして来たが


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