一部の新自由主義者系のブログのコメント欄に生息している人々の中には、解雇規制が撤廃されれば、中高年層が解雇されて、就職氷河期層がこれに置き換わることができると信じてやまないようです。 しかし、人件費削減のために労働者を「置き換える」ための解雇というのは、米国でも、労働組合が組織されている企業では認められていなかったりします。多くの労働協約において、"Last in, first out."の原則が採用されているし、「仕事量が週32時間未満に減り、その状態が4週間以上続くとき、はじめて経営は解雇できる」ことが労働協約によって労使の合意事項となっている場合が多いとのことですし(だから、リストラした後、残った従業員にさらなるサービス残業を強いるなどという日本的運用をしたら、弁護士が労働者の側ににこにこしながらすり寄ってきそうですし、中高年層を大量解雇した後でより若い労働者を大量に雇用した場合も弁

売上高20億円余りの“町工場”なのに経常利益率は40%を超える。 しかも無借金で自己資本比率は90%――。 エーワン精密の業績はさんぜんと輝いている。 完璧に近い結果を出す同社の経営は、非常にシンプルだ。 「コスト管理」「人事管理」「時間管理」に全くムダがない。 この「簡単な経営」はあらゆる中小企業の参考になる。 あの日本電産を率いる永守重信社長が「脱帽」する。エーワン精密はそれほど強い。「何がすごいって、利益率がとんでもなく高い。37期連続で35%を超えてます。何でそんなことが可能なのか。それは圧倒的な短納期という強みがあるからです。よそが1週間から2週間かかるところ、注文を出したら翌日に届く速さやからね。ウチもようけ(たくさん)エーワン精密さんから買うてますが、『ちょっと値段まけて』と言いたくても、よう言えへんのですわ(笑)」(2007年6月、企業家ネットワーク主催の「企業家賞」表彰式

日本経団連の御手洗冨士夫会長(キヤノン会長)は8日の定例会見で、国内の大手メーカーで非正規従業員の削減が相次いでいることについて「景気の急激な落ち込みで各社は減産に追い込まれ、苦渋の選択で雇用調整を行っている。やむを得ない事情がある」と述べ、理解を求めた。そのうえで「景気を回復させることが大事だ」と語り、雇用環境の改善には政府による早期の景気対策が不可欠だと強調した。 御手洗氏が会長を務めるキヤノンも、デジタルカメラなどの減産に踏み切り、大分県の子会社で働く請負会社の従業員約1200人が削減される見通しが明らかになっている。 これについて御手洗氏は「(報道された内容には)かなり誤解がある」と述べた。ただ、自身で説明することは避け、会見後にキヤノン広報部を通じて「請負会社には生産台数ベースで発注しており、人員は把握、指示していない。労働者派遣法では請負先に雇用面で指示することは禁止されており
またアクセンチュアは「業界平均より離職率が高い」が、「IT業界内での人材の流動化は歓迎すべきことと考えている」と話した。IT業界でのキャリアパスには、コンサルタントやプロジェクトマネジャになるだけではなく、「ベンチャーキャピタリストになったり、アカデミックの道に進むなど色々な方法がある。さまざまな経験をした人材が転職によって交流することで、IT業界は活性化する」とした。 離職率の高さは、一見ネガティブに見えるけど、スキルアップを定期的に実感できるようにすることで、自分に自信をつけ、会社から卒業しやすくするってのは、良い考えですね。 社員にとっては、スキルアップで自分の価値を高められる。 一方、会社にとってもモチベーションの高い社員が一生懸命働くことで、生産性が高まり利益率も上がる。逆にモチベーションの低い社員は、止めざるを得ないようにきびしく競争させるんでしょう。 利益率が高いから、社員に
boing boing からですが、第二次世界大戦中の1944年に米国のOSS(戦略諜報局)が作成した「サボタージュ・マニュアル」なるものが存在しているのだそうです。当然敵地での話ですが(自国でやったら大変)、仕事の進みを遅らせるように人々をトレーニングするためのマニュアルとのこと。その内容が掲載されているのですが、なかなか面白いです: ■ Sabotage manual from 1944 advises acting like an average 2008 manager (boing boing) 意訳込みでてきとーに訳してみると、こんな感じ: 何事をするにも「通常のルート」を通して行うように主張せよ。決断を早めるためのショートカットを認めるな。 「スピーチ」を行え。できる限り頻繁に、長い話をすること。長い逸話や自分の経験を持ちだして、主張のポイントを解説せよ。「愛国的」な主張をち
2006年10月より、渡部天真の名前でメルマガ「こころは超臨界」を立ち上げました。このブログは、メルマガ発行のための資料編(ハッタリ文献)として機能しています。 【このブログはメルマガ「こころは超臨界」の資料編として機能しています】 「伝書バト世代」覚悟問う――若手社員の育成法 丹羽宇一郎氏に聞く 【「『人財』潜在力どう生かす」08.05.10日経新聞(朝刊)】 「会社の繁栄は人材にかかっている」と強調する伊藤忠商事の丹羽宇一郎会長に若手育成法を聞いた。 ◇ 私は最近の若手を「伝書バト世代」と呼んでいる。自ら考えることをせず、言われたことを単に伝えるだけ。ひどくなると「飛んでいけ」と言われるまでじっとしたまま指示待ちの姿勢だ。それなのに自負心は強い。少子化やゆとり教育のせいか、競争意欲に乏しく、北風に当たったこともないのに自分はよくやっていると思っている。 会社に入ったら、
*このエントリを読まれた方で、なんらかの反応をしたい(Disる、ageる等、なんでもいいです)方は以下の別エントリを一度読んでいただきたく。よろしくお願いいたします。 これ⇒『これ読んで「転職考えろ」とか言ってるやつってアホだろ』に対する反応にどう反応すべきかに関するご意見募集 - I 慣性という名の惰性 I ⇒新卒で入社して一年 安定した業界で、安定したタスクで、特に無理をすることもなく、ちょっと外の業界の技術的津波に押し流されることもない職場に就けた人間が、なぜ不安になるんだろうか? 個人的な意見だと断った上で、言う。 はてブをビジネスで使うことは当分ない。況や増田をや。 AJAXは個人的には便利だけど、日本版SOX法の施行を考えると、とてもじゃないけど社内文書管理システムには使えない(ログが残らない、というか静的でない時点でアウト)Google Docsがいくらよくても、企業がスタ
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 企業のCEO(最高経営責任者)の方々とお話をしていてよく聞かされる悩みの1つとして、「利益が向上したのでこれからは攻めの経営に取り組みたいのだが、IT(情報技術)支出の多くが既存システム用に使われて、新規戦略案件にあまり使う余地がない」という話である。そして、ほぼ必ず「既存システムの保守・運用に80%以上かかり、新規に使えるのが20%以下しかない。この割合を変えたい」と続く。 社内の情報システム部門からは、「ITシステムはこれまでの投資の蓄積で成り立っているので必然的に既存向けの支出が多くなる」こと、「新しく作ることも大切だが、これまでに作り上げてきたものの安定稼働を確保することがまずは優先」という説明を聞かされているという。 筆者は、この「

エルゴソフト egword、egbridge パッケージソフト事業終了のお知らせ このたび株式会社エルゴソフト(本社:横浜市港北区箕輪町1-23-3、代表取締役社長:松原健二)は2008年1月28日をもって、日本語ワープロ「egword Universal 2」、「egword Universal 2 solo」ならびに日本語入力システム「egbridge Universal 2」の販売を終了し、パッケージソフト事業を終了することを決定いたしました。 当社は創業以来一貫してMacにおける日本語環境の向上に務めて参りました。とりわけ日本語ワープロ「egword」ならびに日本語入力システム「egbridge」シリーズはMacintoshが登場した1984年から24年の長きにわたり、ユーザの方々から高い支持を受けて参りました。 このたび、Mac OS Xにおける日本語環境の成熟などから、パッケー
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