OOC 2024 の発表資料です。後のフィードバックを参考に、より妥当な文言に改訂してあります。 ※本コンテンツには、一部特定の宗教思想の迫害に言及する表現がございますが、そのような行いを肯定する意図の内容ではございません。

この文章みてください。 オレはもう20年以上システム業界にいるけどな、その長い経験から言うと、オブジェクト指向なんてものは、理論としては面白いけど、およそ実用的とは言い難いものだな。まぁ、例えばGUIのコンポーネントとかはオブジェクト指向に基づいて作られているようだから、そういうツールとかを作る人には必要なものなのかもしれない。しかし君たちがいずれ作ることになる業務アルゴリズムにはまったく無縁のものだと思ってもらって間違いない。どうもこの業界、オブジェクト指向でなければダメ、というような風潮がまかりとおっているけどな、オブジェクト指向なんか本当に使っている人はほとんどいないよ。オレも少し勉強してみたけど、カプセル化とかポリ何とかとか、どうにも利点が理解できなかったね。実際、実業務で使ったことなどないしな…… 「またお前、オブジェクト指向の話をしてるのか」と思ったかもしれませんが、2010年


This article needs additional citations for verification. Please help improve this article by adding citations to reliable sources. Unsourced material may be challenged and removed. Find sources: "Object–relationalmapping" – news · newspapers · books · scholar · JSTOR (May 2009) (Learn how and when to remove this message) Object–relationalmapping (ORM, O/RM, and O/Rmapping tool) in computer sci
きしださんが先日もたのしいお題を投下されていました。 出遅れましたがこのネタについて少し掘り下げてみます。 念のため個人的なスタンスをあらかじめ表明しておくと、オブジェクト指向に対してはそれなりに好意的ですが、別に時代の最先端だとかソフトウェア開発に必須の知識というほどではない(でも知っておくと便利というか、知らないと不便なこともあるかもしれないのでわざわざ避けるのはおすすめしない)というくらい温度感です。 オブジェクト指向 is 何 そもそも「オブジェクト指向」という言葉自体、座りの悪い言葉です。 意味が明確なのは「オブジェクト指向プログラミング(OOP)」、「オブジェクト指向プログラミング言語(OOPL)」、「オブジェクト指向設計(OOD)」「オブジェクト指向分析(OOA)」といった「オブジェクト指向なんとか」の方で、それらをふわっとまとめた(ような気がする)単語が「オブジェクト指向」

はじめに なんか、高階関数で、一部界隈が盛り上がっているぽいので、なんとなくエントリを書いてみました。一言で言うと、「関数を引数に取る関数」あるいは「関数を返り値とする関数」が、高階関数と呼ばれます。それだけです。 あとは、各言語で、引数や返り値になれるような「値としての関数=第一級関数」をどのように実現するかが問題になります。ここで、「関数を引数に取る」というのは、「値としての関数」を引数に取る、という意味であることに注意してください。 というわけで、以降、いくつかの言語で、第一級関数をどのようにして表現しているかについて述べてみたいと思います。他にも方式があると思いますが、ツッコミ歓迎。 いわゆる「関数型プログラミング言語」の場合 多くの「関数型プログラミング言語」では、「関数」それ自身がプリミティブでかつ値なので言うまでもないのですが、いくつか例を挙げます。 たとえば、Schemeで

DIコンテナ使ってるけど、アノテーションってなんなの!って聞かれて、作ってみたらわかるよと答えてみたので、自分でも作ってみました。 よくわかった。 「DIコンテナ使うと何がいいの?」ということも、作ってみるとわかります。あと「DIって何がいいの?」に関しては、「DIはちょっとコードを書くのが楽になるだけで、それだけあっても仕方ない、大事なのはコンテナ」と答えるようにしてますが、コード比率からもそれがよくわかります。 続編としてWebフレームワークも作っているので参考まで。 作って理解するWebフレームワーク - きしだのHatena まずはコンテナを作る とりあえず1ソースの状態で。 こんな感じで、管理する型を登録できるようにします。 staticMap<String, Class> types = new HashMap<>(); static void register(String

きしださんの以下のツイート オブジェクト指向はこの20年だれも再定義せずみんな自分の思うオブジェクト指向を暗黙に仮定して適当に話してるだけなので、技術的な共通認識のもとの議論はほとんどできないんですよ。という話を「オブジェクト指向をきちんと使いたいあなたへ」の記事に書いたのだけど、そろそろ公開するか— きしだൠ(K8S(Kishidades)) (@kis) July 29, 2019 を読んで、そういえば、私が思うオブジェクト指向の定義、についてツイッター以外ではあまり語ったことがなかったなと思い返し、ちょっと記事にしてみることにしました。まず、結論からいうと、私はオブジェクト指向プログラミングとは サブタイピングを活用したプログラミング手法の総称 と考えています。ここで、クラス継承とかインタフェース継承とかダックタイピングとかではなく、単にサブタイピングであるのがポイントです。なお、型
忙しい人のためのまとめ 一般に「オブジェクト指向プログラミング」と呼ばれる考え方には発案者が異なる二系統がある。(ただし簡単のため、次のうち前者から批判的に派生して生じたプロトタイプベースのオブジェクト指向はここには含めていない) アラン・ケイによる、変化に強い長期運用可能な遅延結合システムをSIMULA67 にあった「オブジェクト」をメッセージの受け手とすることで実現(オブジェクトにメッセージ送信)するアイデアに基づく「メッセージングのオブジェクト指向」と、 ビアルネ・ストラウストラップ(前後して抽象データ型を発案したリスコフ本人、オブジェクトクラスを考えたニガードらSIMULA陣営、Eiffelのメイヤーらも同様の着想を得ている)による、ユーザー定義型(抽象データ型)をSIMULA67 にあった「クラス」という言語機能を使って実現(カプセル化、継承、多態性)するアイデアに基づく「抽
関数型言語とオブジェクト指向は相容れない,という説をよく聞く。たしかに「オブジェクトは状態を持つ」「関数型プログラミングでは,できるだけ破壊的代入を行わない」とすれば,二つの概念は矛盾しているようにも思われる。また,技術的観点以外にも,「とかくシンプルさを好む多くの関数型言語プログラマが,何かと物事を複雑にする(と思われている)オブジェクト指向を嫌っている」という面があるかもしれない。 しかし,個人の好き嫌いはさておき,実際問題として,関数型言語とオブジェクト指向は大いに関係がある。むしろ,基礎理論については,ほとんど同じコミュニティの人たちが取り組んでいる,と言ってもいい。例えば,以下のような研究が,1980年代から現在に至るまで行われている。 関数型言語のモデルであるλ計算という体系において,オブジェクトを表現する研究(参考リンクなど) λ計算にならい,(プロトタイプベースの)オブジェ

Deleted articles cannot be recovered. Draft of this article would be also deleted. Are you sure you want to delete this article? この記事の内容とか オブジェクト指向と10年戦ってわかったこと オブジェクト指向と20年戦ってわかったこと というのを読んで、オブジェクト指向ならちょっとだけ長いので私も書いてみようと。 文長いよ、という人は強調の部分だけ読めば、だいたい意味が通じるはずです。 That's M's format! オブジェクト指向って誤解招くよねとか オブジェクト指向って言葉自体が誤解招く言葉だと思いませんか。 たぶん皆様が戦われているのはオブジェクト指向ではなくてオブジェクト指向言語です。 たとえば私がオブジェクト指向に初めて触れたのは「オブジェクト

Deleted articles cannot be recovered. Draft of this article would be also deleted. Are you sure you want to delete this article? この記事の内容 オブジェクト指向と10年戦ってわかったことTwitterやはてブコメントを見たら、「わかりやすかった」というコメントもあったのですが、どちらかというとネガティブ方面なコメントが多く目につきました。マサカリという用語で忌憚なく意見を言う風潮については別にいいんですが、「わかりにくい」「間違っている」「古い」みたいなコメントは何も生み出さないし、みんなでニコニコポエムを投稿しあうやさしいインターネッツになったらいいなって思ったので、僕もオブジェクト指向について投稿しようと思います。 何原則? 3原則じゃなくて4では?みたい

なんか荒れてますが、私も一言いいたいです!! オブジェクト指向がそうであるように、関数型も銀の弾丸ではありません!!! 参照透過性はすばらしい この記事をぼやーんと眺めてました。 高精度煽り除去フィルタを通して読むと、関数型のアプローチがよい、と言う話ですね。 実際コードを書いてると、自分の書いたコードに関するバグは、体感、8割くらいが副作用に起因するものです。 副作用があると、呼び出し元が考慮すべきパターンが増えます。Mの状態を持つオブジェクトと、Nの状態を持つオブジェクトをつなぐと、MxNのパターンになるわけです。これはつなぐたびに積算されるため、爆発します。 副作用が無い場合、状態数は1なわけです。1x1は?1です!!よって、状態の組み合わせ爆発は起きません。考慮すべきは、入力値のパターンだけで十分なわけです。 他にもいろいろメリットが!! すばらしき参照透過性!!関数世界最高ですね

Deleted articles cannot be recovered. Draft of this article would be also deleted. Are you sure you want to delete this article? 追記 こんな記事を読むより、まともな関数型プログラミング言語を使ってまともに関数型プログラミングを学ぶほうが、関数型プログラミングについてよほど正確な理解を得られます。少しでも関数型プログラミングに興味のある人は、まずは真面目なHaskellの教科書やすごいH本を読んだり、やさしいHaskell入門を読んだりしながら、実際に関数型プログラミングのコードを書いてみることをお勧めします。 繰り返しますが、この記事はあんまり読む必要はないです。関数型プログラミングを理解するには実際に自分でコードを書いてみるのが一番です。関数型プログラミングあ

この記事はドワンゴ Advent Calendar 2014の14日目です。 ちなみに前日は@erukitiさんでした。 他の方は「こんなもの作ってみた!」系の記事が多いのですが、技術系の話題であれば特に縛りはないようなので、今回はひたすら文章をつらつらと綴っていきたいと思います。 ここ数年、「マルチコア時代の主流は関数型だ」とか「Javaはもう古い! 時代は関数型!」といった記事をよく見かけるようになった気がします。 大学でOCamlを学んできた自分としては嬉しい限りなのですが、なんだか関数型という言葉がバズワード的な使われ方をしている気がして、まるで「現在起こっている全ての問題を解決する銀の矢だ!」といわんばかりの雰囲気を感じるのが気になっています。 最近うちの部署でもにわかに「関数型っぽく書こう」みたいな機運が高まってることもあるので、この機に関数型プログラミングとはなにか、どのよう
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