バックエンドにGo 言語を用いて製品開発をしています。Go 言語で開発されたアプリケーションはコンテナイメージとしてパッケージングされ、システムは複数のコンテナを組み合わせて稼働します。当初はdocker cli を用いたスクリプトで運用していました。製品開発を進めていくうちにコンテナイメージの取得やコンテナの制御に、自分たちの要件にあわせた運用ツールがあるとよいように思えてきました。Docker はGo 言語で開発されていると聞いたことがある人も多いでしょう。github.com/docker にあるリポジトリなどを参照してみるとわかります。私たちはGo 言語でアプリケーションを開発しているので運用ツールもGo 言語で開発することは都合がよいように思いました。実際にそうだと開発してみた後でも思います。しかし、コンテナの運用ツールを開発するにあたり、自分たちが必要とする機能を提

年末年始にフロントエンド論みたいな記事をいくつか見たが、僕ら古のSPA職人がやってきたフロントエンドという職域と目指していたものが失伝しかけている気がするので、ここに時代ごとに何を考えていたか、雑に書き殴る。 注意点として、 2004から始まるが、自分がプログラミングを始めたのが2010, 業務としてコードを書き始めたのが 2012 なので、解像度が高いのはそれ以降になる。 tl;dr 2004: 動き出すHTML 2011: 構造化のはじまり 2015: 贅沢品としてのSPAとコミュニティ分化 2017: 貧者のSPA 2019: 守破離としてのパフォーマンス 2004: 動きだすHTML AJAX の時代。要は XMLHTTPRequest で取得したコンテンツに応じて、動的書き換えをDOM書き換えを行うこと。今では名付けるほどでもない操作だが、HTMLが静的なものをやめたことは、

これは Defrag 2014 の講演内容です。 テクノロジに長く従事することの(数少ない)利点の1つは、いくつもの技術サイクルの始めから終わりまでを見ることができるということです。いかにしてブレークスルーが実際に広まるかを見られるのです。サイクルの曲線の一部分しか見なければ、全体を正確に測り知るのは難しいでしょう。短期間で起きた進歩を見過ごしてしまうか、長期間で起こる進歩を見届けられないかのどちらかです。驚くべきことは世の中の事象がいかに速く変化するかではなく、その変化に呼応するエンジニアリングの変革がいかに遅いかということです。画像は、1891年に発明された、電話回線を自動で接続するストロージャー式自動交換機です。 1951年、デジタル交換機の最先端において、典型的な中央電話交換局はビクトリア期の特大サイズでした。ストロージャー式自動交換機は、通信中の全ての電話の信号を扱っていました。

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