3月29日、海外のテクノロジーメディアAIMが「Why Companies Are Moving Away fromNext.js」と題した記事を公開した。この記事では、企業がNext.jsから離れつつあるという実情とその背景について紹介されている。 3月29日、海外のテクノロジーメディアAIMが「Why Companies Are Moving Away fromNext.js」と題した記事を公開した。この記事では、企業がNext.jsから離れつつあるという実情とその背景について紹介されている。 以下に、その内容を紹介する。Next.jsに対する不満の高まり 最近、複数の企業がNext.jsに関する問題を発表している(例: Northflank公式ブログの記事)。特に、フレームワークの脆弱性を悪用される事例(例:CVE-2025-29927)や深刻なパフォーマンス低下に直面する企業

パンダとおくだが、Web業界の当たり前を「これって本当にそうだっけ?」と問い直すラジオを配信しています はじめに 昨年末にこんなツイートをしたら、ちょっとバズってしまいました。aaa https://x.com/Panda_Program/status/1864333831886786971 色々コメントを頂くことで考えを深めてブログを書きますと言っていて、まだ着手していなかったのでざっと書くことにします。ただ、今日はクリーンアーキテクチャが対象です。 簡単に自己紹介をすると、私は現職でフルスタックエンジニアをしています。また、「バックエンドのためのフロントエンド入門」 というテーマで登壇をしたり、自分のエンジニア人生を変えた書籍リストにクリーンアーキテクチャを挙げており、TypeScript でクリーンアーキテクチャを実践する という記事では Web からでも CLI からでも動かせるア

いまどきのWebアプリにおいては、ファイルのダウンロード機能が必要な場面が多々あります。例えば、バックエンドが生成したCSVデータをファイルとしてダウンロードさせる「CSVダウンロード」機能などです。 今回はAPI[1]から得られたデータをファイルとしてダウンロードさせたい場合のフロントエンドの実装方法について考察します。 要件 今回考える要件は、前述のとおり、APIから得られたデータをファイルとしてダウンロードさせることです。具体的には、以下のような要件を考えます。APIをGETリクエストで呼び出し、そのレスポンスをそのままファイルとしてダウンロードするフロントエンドでの何らかのアクション(ボタンクリックなど)によってダウンロードがトリガーされる 追加の要件次第でやり方は変わりますが、とりあえず以上の前提で考えます。 ベストな方法 とりあえず、筆者が考える一番ベストな方法を紹介します

2024年はいろいろなことがあった年だった。1月1日は能登の地震ではじまり、決しておだやかな正月という感じではなかったというのを覚えている。そんな中、冬休み期間中に自分の中の状況を整理した結果、1月24日に「よりひろいフロントエンド」というサイトをスタートさせた。 「よりひろいフロントエンド」スタート なんだかもっと前からやってきたような気がするものの、今年開始したのだ。今年執筆した Article 数は 99 記事。本エントリも含めてちょうど100記事だ。もちろん小さなものも含めてではある。小さくとも継続的なアプトプットを出すということを目標としていたのでこれは成功と言えそう。 ちなみに正月、前のバージョンの Kansock.Industries サイトに書いた今年の抱負は以下のようなものだった。 さて、新年の抱負についてですが昨年からの流れにしばらく身をゆだねてみようと思います。 ちな

こんにちは。カミナシにて業務委託としてフロントエンドを担当している田村(@junkboy0315)です。皆さんはフロントエンドのテスト、どのように取り組んでいますか?フロントのテストはなかなか難しいですよね。 バックエンドのテストには、「入力、出力、永続化されたデータ」の3つを検証するという基本セオリーがあります。しかし、フロントエンドのテストは、その粒度や手法が多様で、とっつきにくいと感じる方も多いのではないでしょうか。 カミナシでもフロントエンドのテストは以前は十分とは言えない状態でしたが、これまで継続的に改善を重ねてきました。今回は、その変遷についてお話ししようと思います。 夜明け前 カミナシのコードベースでは、元々ユニットテストがある程度整備されていました。これらは主に複雑な計算処理を行い結果を返す関数などに対して実施されていました。 しかし、画面全体の機能を網羅する包括的なテスト

面白法人カヤック技術部の谷脇です。私は元気です。 この記事は面白法人グループ Advent Calendar2023の5日目のエントリーです。 というわけでこの記事では、現環境(私が取り組んでいる業務のこと)ベストの管理画面の技術選択について考えたことを書き連ねていきます。 前提知識 管理画面の定義 ここで読者と私の目線を合わせるため、この記事上での管理画面の定義をしておきます。 管理画面はサービスの運営上必要な操作やデータの閲覧をまとめたWebアプリケーションです。また、このWebアプリケーションは一般ユーザーには開放されておらず、サービス運営者側のみ閲覧と操作が可能となっている、とします。 管理画面を作る動機 ここではTonamelの管理画面について、考えて導入したことを書きます。 tonamel.com Tonamelはゲーム大会やイベントを開催するためのプラットフォームです。We
マイクロフロントエンドとはフロントエンドアプリケーションを、機能単位の集まりと解釈しそれぞれの機能を異なるチームが保有・開発できる状態を作ることを目指すフロントエンドの開発手法です。これはコード規約やフレームワークの選定といったコードレベルの話にとどまらず、ビルド・デプロイフローやサーバー構築といったインフラの領域にまで及びます。それぞれが独自にフレームワークやライブラリ技術選定などもチームごとに柔軟に行うことができるという特徴を持っています。 すでにバックエンドの領域ではマイクロサービスというアーキテクチャが提案・実践されていますが、結局フロントエンド側がモノリスな構成を取ることがほとんどであるため、完全な機能単位でのチームの分割はなされていないことがほとんどだと思います。フロントエンドにおける開発でも類似の概念を導入することで、プロダクト全体で俯瞰したときに機能単位で垂直に分離されたチ

Techniques, strategies and recipes forbuilding a modern web app with multiple teams that can ship features independently. What are Micro Frontends? The term Micro Frontends first came up in ThoughtWorksTechnology Radar at the end of 2016.It extends the concepts of micro services to the frontend world. The currenttrend is tobuild a feature-rich and powerful browser application, aka single page
この度、当社の運営する「転職ドラフト」上において、ご利用に関する一部のデータがHTMLソース上にて第三者による閲覧が可能な状態であったことが、2023年5月31日に判明いたしました。 判明した同日中に、閲覧が可能であった対象情報・HTMLソースの特定、及び閲覧ができない状態とする対応を完了しております。 また、本件を公表するにあたっての影響範囲の調査と対応を行い、2023年6月17日に完了しております。 閲覧が可能な状態であった情報について、一部のユーザー様におかれては氏名の表記が含まれていましたこと、いずれにせよ、公開されないことを前提とした指名(オファー)情報が第三者に閲覧され得る状態となってしまっていたことの重大性に鑑み、より信頼されるサービス創りを目指していくため、以下のとおり、皆さまにお知らせすることといたしました。 なお、今回の事象について、2023年6月2日付で管轄である総務

ある製品開発で管理画面を作ることになりました。その際にフロントエンドの技術に疎いプロジェクトマネージャーが技術選定から始める必要がありました。基本的に誰がやっても技術選定は難しいです。選定の成否は決めた時点では分からないからです。フロントエンドに詳しいメンバーがチームにいれば委譲したり、メンバーがなんらかの技術に精通していればその技術を選択するという考え方もあります。しかし、残念ながら、私たちのチームではそういう状況にありませんでした。そこで覚悟を決めて、分からないなら分からないなりに1から調査して技術選定を行うことにしました。本稿では、主に次の内容について説明します。 どのように技術選定を進めたか どのような調査を行ったか 最終的にどういう視点で技術を選定したか 昔ながらのテンプレートを使ったサーバーサイドレンダリングは生き残れるか 私が引き継ぎをうけたとき、前任者がプロトタイプとして

本稿における「単体テスト」とは自動テストにおける単体テストを指します。手動テストのことではないので、ご了承ください。 単体テストの考え方/使い方という本を読みました。筆者自身、「単体テストはプロダクションコードの付属」という意識がどこかにありました。この本を読んで、単体テストについてあまりに何もわかってなかったことに気付かされ、単体テストの設計はプロダクションコードの設計と同じくらい重要という意識に変わりました。何のために単体テストをやるのか、いいテストとは、「単体」とは、など多くの点で学びを得られ、また、多くのプラクティスとアンチパターンを知ることができました。本稿はこの本を読んで得られた学びを、フロントエンド開発、特にコンポーネント開発に適用することを試みた際のまとめです。より詳細な解説を求む方には本を手に取ってもらう前提で、できるだけポイントを抑えられるようにまとめることを目指しま

人気のJavaScriptバンドルツール「webpack」の開発はなぜ終わり、後継として「Turbopack」の開発が始まったのか。開発者がその理由を語る 複数のJavaScriptやTypeScriptの依存関係などを解決し、コードやフォント、画像などのリソースなどをまとめるバンドルツール(あるいはモジュールバンドラやビルドツールなどとも呼ばれます)は、多数のライブラリやコンポーネントなどを用いてチームで開発するWebアプリケーションの開発には欠かせないツールとなっています。 そのバンドルツールの代表がwebpackです。約4万人のITエンジニアによるアンケート結果が示された「State ofJavaScript2022」でもwebpackはGulpやViteなどを抑えて最も人気のあるバンドルツールとなっています。 参考:「State ofJavaScript2022」公開。利用

自分がチームでフロントエンドの開発をするときの技術選定について書きます。 ログインしてユーザーごとに個別の情報を扱うことがメインのサービスを前提に書きます。 考え方 メンテナンス性の優れたものを選ぶ 制限が少ないものを選ぶ 余計なことに気を使わない 一気にいろんなことに挑戦しすぎない フレームワーク 正直に書くと最近は問答無用でNext.jsを選択しています。 慎重な性格なので、自分が責任を持って開発、運用するプロダクトであれば自分の経験値が高く、多くの課題をクリアできるNext.jsを選びます。 一部インフラの制約があるものの、ページごとにSSGやSSR、On-demand ISRなどができること、Reactの大きなエコシステムの恩恵を受けられることは非常に大きいです。 採用面でも現状Reactを扱える人は他のフレームワークを扱える人より多く感じます。 次点でCloudflare Wor

JavaScriptに興味を持つ世界中のIT技術者3万9472人が回答したアンケートの結果をまとめた「State ofJavaScript2022」が公開されました(日本語訳版が同時公開されています)。 回答者の国別分布を上位5位までを見ると米国が11.9%、ドイツが5.2%、フランスが3.7%、イギリス(UK)が3.6%、そしてインドが3.2%。 言語別の回答者は、英語が69.6%、フランス語が3.4%、ドイツ語が3.1%、スペイン語が3%などとなっており、日本語での回答者は0.4%でした。 アンケートの結果は、ProxyやPromiseなどに関するJavaScriptの新機能がどのくらい使われているか、Service WorkerやWebGLなど新しいブラウザAPIがどのくらい使われているかや、人気のJavaScriptライブラリ、JavaScriptは正しい方向に進化していると思

After years of relative stability, many are now beginning to question the status quo. New front-end frameworks likeSolid and Qwik are suggesting thatReact might not have all the answers after all, and on the server Astro, Remix andNext.js (among others) are making us reconsider how much code we really need to ship to the client. We'll need all the data we can get if we want to make sense of all

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