連載「withコロナの時代」 赤木智弘さんが「『丸山眞男』をひっぱたきたい 31歳、フリーター。希望は、戦争。」という論考で注目を集めたのは2007年のことでした。新型コロナウイルスを巡っては、フランスのマクロン大統領が「戦争状態にある」と発言するなど、社会を根底から揺さぶっています。格差が広がる世の中の現状を変えるための強烈な比喩として「戦争」を持ち出した赤木さんには、現在の状況がどのように見えているのでしょうか。「STAY HOMEができる人は恵まれた人」「弱い立場の人も一様ではない」と語る赤木さんの言葉から、社会の変え方について考えます。 【画像】派遣村「最後の日」の光景、入村者たちのその後…… 「希望は、戦争。」で赤木さんは、安定した仕事につく機会を奪われた「ポストバブル」に生まれた世代が、日本社会から見向きもされていない状況があると痛烈に批判しました。 そして、身分が固定化した社

僕はみんなで新型コロナの不安を共有する社会を選ぶ ウイルスにおびえ経済をぶっ壊して貧しい人をどんどん地獄へおくるのか 赤木智弘 フリーライター 4月7日、ついに「緊急事態宣言」が発せられるようだ。もう新型コロナウイルスの話は大半の人が聞き飽きているかと思うが、あえて書く。 最初、中国で新型コロナが発生したと聞いたときは、まだ「中国の奇病」という意識しか無く、日本中の人にとって完全に他人事だった。しかしその後、クルーズ船の寄港や武漢からのチャーター便の帰還等の話題がニュースの中心となり、市場の混乱から株価が下がり始め、マスクの品不足が発生した。 自粛ムードも限界だ 菅官房長官は2月12日の記者会件で「来週以降、マスク不足が緩和される見通し」などと語ったが、4月になった今も安定供給の見通しは立っていない。 安倍総理大臣は2月26日には大規模なイベントに対して自粛を要請。翌27日には全国の学校に

というわけでフリーター論壇vs東浩紀という、僕が行かないで誰が行くんだというシンポジウムを、ハートの講演会やパーティなどを蹴って、行ってまいりました。会場で昼間さんと文尾さんと出会っていろいろ話をしました。まぁそれはともかくレポートです。今回はかなり省略して書いています。相も変わらず本人の発言と違う場合がありますので、ご注意ください。 第一部 浅尾、雨宮、増山 雨宮:(加藤について)自殺願望とセットになった殺人願望を書いたメールはずいぶん届いてる。 増山:性欲が殺気立っている気がする。性風俗の充実に国が保護を出して3000円で女を抱けるようにするべきでは。 雨宮:構造が見えないと苦しい。敵が見えないと。 増山:怒ることにした。文句言うことにした。もっと怒っていい。 浅尾:勝谷は(若者は)蟹工船で働けといった。 雨宮:精神論でぶったぎるのは恥ずかしくないのか。 増山:勝谷さんや宮家さんは本当

2009年01月02日 Permalink 社会批評 お知らせ 世代間対立から逃げるな! ●はい、というわけで、今年もよろしくお願いいたします。 さて、年始から重っ苦しい話題を。 はい、この記事ちゅうもーく!! 「働かない中高年リッチ解雇せよ 「正社員」保護しすぎ論が台頭」 まぁ、この記事自体に対しては、編者が恣意的すぎますね。 そんなに世の中には「あきらかに遊んでいる中高年」なんてほとんどいないわけで、城繁幸の「職務給」の考え方を、池田信夫の「ゴルフで遊んでいる中高年(苦笑)」などというくだらない妄想で上書きしてしまうことに、編者の悪意を感じます。 私としては、問題は「働かない人間」よりも「働く無能な人間」だと思っています。 無能な人間が「正社員として働いている」という状況によって、有能な人間であるかのように社会に受け入れられ厚遇を受ける。それが今の格差の源泉なのです。 それに対して、も
2008年12月21日 Permalink 探せば仕事はある……そうだね、あるね ●ずいぶん前の話になりますが、9月にダンスを見てきました。 大橋可也&ダンサーズのイベントでした。 普段あんまりダンスというのは見ないのですが、今回は大橋さんに仕事をいただきまして、ぜひということで見に行きました。 開場入って「あれ?」と思ったら、鈴木邦男さんがいらっしゃったので、一緒に拝見しました。 ダンスというよりも、演劇に近いのでしょうね。 ダンスというとそのテクニックやアクション、優美さなどを見るものと思いがちですが、大橋可也&ダンサーズのダンスは、肉体表現です。 肉体だけではなく、音や映像も使って、私たちの中身をえぐり出そうとしてきます。 私がダンスに限らず「作品」というものを見るときに重要だと思うのは、演者と観客の間にコミュニケーションが成立するか否かです。いくら表現そのものが素晴らしくても、あん
2008年12月11日 Permalink 社会批評 俺にも100万円ください ●紀伊国屋書店員が決めるベスト30「キノベス」の26位に、若者を見殺しにする国が選ばれましたー。ドンドンパフパフ。本当にありがとうございます。 なかなか主張も通りませんが、今後とも目先の対立構造に騙されず、自分が正しいと思うことを書いていく所存です。 年末にうれしいプレゼントになりました。 ●内定取り消し学生に100万円を提示 日本綜合地所 いいなぁ、100万円。 この間、XBOX360のシューティングフェスタに申し込みました。で、当選メールがきて喜んでいたのですが、後にそのメールが間違いメールだったと通知がありまして、お詫びとして700マイクロソフトポイントをもらえることになりました。 もっとも、もし当選していても、原稿が忙しくいけなかったので、700ゲイツもらえた方が良かったです。 で、100万円。 10
2008年04月26日00:00 カテゴリ弾本Announcement お知らせ - 晋遊舎m9で、赤木智弘さんと対談してます 4月26日発売の晋遊舎の「雑誌」(でもAmazonでは書籍扱い)、m9で赤木智弘さんと対談しているのでお報せします。 m9 vol. 1 晋遊舎編 初出2008.04.18; 販売開始まで更新 ちなみに晋遊舎は「しんゆうしゃ」とよみます。「ふゆうしゃ」、ましてや富裕者ではありません。お間違えのないように(おまえだけだ>弾)。 10ページに渡るインタビューのタイトルは、「ニート論壇の寵児をネット長者が一蹴!?」 し、しつれいなwww。両者とも至って紳士的ですのでご安心を。 最近インタビューづいているのですが、こういう「アウェイゲーム」はかなり好き。このインタビューもかなり気に入っています。よろしければ是非ご一読を。 Dan the Interviewee 「弾本」カ

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