殯(もがり)とは、日本の古代に行われていた葬送儀礼。死者を埋葬するまでの長い期間、遺体を納棺して仮安置し、別れを惜しみ、死者の霊魂を畏れ、かつ慰め、死者の復活を願いつつも遺体の腐敗・白骨化などの物理的変化を確認することにより、死者の最終的な「死」を確認すること。その柩を安置する場所をも指すことがある。殯の期間に遺体を安置した建物を「殯宮」(「もがりのみや」、『万葉集』では「あらきのみや」)という。 現在では、天皇・皇后・太皇太后・皇太后の大喪儀の一つとして行われる。 『古事記』、『日本書紀』では殯、『万葉集』では大殯とされ、貴人を殯にした記録や、それを連想させる記録が散見されるが、具体的な方法などは記録されていない。 『日本書紀』においては、一書の九でイザナギがイザナミの腐乱した遺骸を見た際「伊弉諾尊欲見其妹 乃到殯斂之處」の殯斂や天稚彦(あめわかひこ)の殯「便造喪屋而殯之」(一書の一「而
2021年1月31日の埼玉県戸田市の市議会議員選挙(定数26)において、2020年の都知事選でもそのパフォーマンスが話題なったスーパークレイジー君こと西本誠氏が25番目の912票の得票で初当選しました(政治家としてもスーパークレイジー君として活動するとのことなので、以下もスーパークレイジー君で)。 都知事選では「百合子か、俺か」のキャッチフレーズやそのパフォーマンスからイロモノ候補かと思っていたのですが、政見放送を見たら非常に真面目な主張をしていて驚いた記憶があります。 今回の当選を受けて、マスコミでも話題を集めていますが、今回のスーパークレイジー君の当選には「驚いた」「ウケる」といった要素だけではなく、日本の選挙や民主主義を考える上での重要な問題が含まれていると考えるので、以下、2つの面から考えてみたいと思います。 1. 日本の地方議会の選挙制度の問題 今回の戸田市議会議員選挙の結果は以

まずはじめにカミングアウトするが、私は創価学会員である。出身大学は創価大学だし、出身高校は関西創価学園だ。べつにゲイを論じる人間がゲイである必要はないし、暴走族の研究者が元ヤンである必要もない。ただ、私は創価学会員である。生まれた時からずっと。たぶんこれからもそうだ。 その上でいうが、さいきんの公明党はおかしい。いやずっと前からおかしいという人も、そもそも創設当初からおかしいという人もいるかもしれない。しかし私にとってはさいきん特におかしい。自民党が右傾化しているのはまだ理解できる。イデオロギー的な背景も、統治構造上の理由もある。でも公明党がそれに付きあう理由はない。安保法制にしろ、生活保護費の減額にしろ、教育行政における首長の権限強化にしろ、これまで公明党が支持してきた政策やイデオロギーとは開きがありすぎる。 このような疑念にたいする一般的な回答は、「公明党は創価学会の出先機関であり、本

日本の歴史家を支持する声明 下記に署名した日本研究者は、日本の多くの勇気ある歴史家が、アジアでの第2次世界大戦に対する正確で公正な歴史を求めていることに対し、心からの賛意を表明するものであります。私たちの多くにとって、日本は研究の対象であるのみならず、第二の故郷でもあります。この声明は、日本と東アジアの歴史をいかに研究し、いかに記憶していくべきなのかについて、われわれが共有する関心から発せられたものです。 また、この声明は戦後70年という重要な記念の年にあたり、日本とその隣国のあいだに70年間守られてきた平和を祝うためのものでもあります。戦後日本が守ってきた民主主義、自衛隊への文民統制、警察権の節度ある運用と、政治的な寛容さは、日本が科学に貢献し他国に寛大な援助を行ってきたことと合わせ、全てが世界の祝福に値するものです。 しかし、これらの成果が世界から祝福を受けるにあたっては、障害となるも

■中国オタク「日本人が漢詩を勉強しているってホント?ネタじゃないの?」■ 日本の国語の授業では漢文が教えられていますが、その件に関して中国では案外知られていないようです。 私が昔中国現地の学校に通っていた時に知り合った中国人の学生に日本の国語の教科書を見せたら、漢詩が原文で載っているのに驚かれたり、書き下し文に関して不思議に思われたりしたなんてこともありました。 先日、中国のネットでこの「日本では漢文や漢詩を普通に教えているらしい」という事に関するやり取りを見かけましたので、今回はその辺に関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。 ■中国人オタクの議論 日本人が漢詩を勉強しているって聞いたが、ホントなの?ネタじゃないの?なんかどうも信じられないんだが。 日本人がウチの国の古代の詩人の詩歌を学ぶなんてできるのか? そら当然だろ。日本はウチの国の古代文化の影響が大き
定食チェーン「やよい軒」を展開する外食大手プレナス(福岡市)はこのほど、日本食の人気が高いオーストラリアのシドニーに1号店「YAYOI」をオープンした。料金は「サバ塩焼き定食」が約2,500円。親しみやすいはずの定食店が、オーストラリアでどうなってしまったのか。 日本のネット掲示板で「やよい軒シドニー店のメニュー高すぎワロタ」などと騒がれていたので、金曜日の昼下がりに行ってみた。場所は、オーストラリア証券取引所(ASX)に近いシドニー金融街の公園に面した一等地。カモメの舞う緑地が一望できるガラス張りの店内、白木をイメージした高感度なインテリアに、庶民向けの定食店というイメージは全くない。場所柄、ダークスーツに身を包んだ証券・金融マン風の客が多く、繁盛している。そうしたエリート層の週末は、金曜日のランチタイムから始まると言っていい。ほとんどの客は同僚や顧客と昼間からビールやワインを飲み、優雅

Get info about things to do, where to stay, and the best food to eat on your visit to Tokyo, Japan. Here's theguide: https://migrationology.com/tokyo-travel-guide-for-food-lovers/ Tokyo (東京), Japan, is one of the world's greatest cities, and there's so much to do and see when you visit. Fromtemples and shrines, to gardens and museums, you'll never run out of attractions. Out of all the things y

第3の乙嫁、ライラとレイリが登場! 英国人スミスは、タラスと別れたあとも目的地アンカラへの旅を続けていく。 旅の疲れなのか、馬の上から水面にドボンと落ちてしまったスミスを助けに向かったのは……!?本巻は作者・森薫の新たな魅力が大爆発する一冊です。 乙嫁4巻の表紙キタ!! えっ、今回は双子の嫁なのか・・・・・・しかもこれロリ嫁??? 「森薫の新たな魅力が大爆発」ってそういうことのか!(ゴクリ 1週間後の発売が待ち切れましぇん。 それでは本題へ行きます。 お題は、箸使いのタブー、若しくはマナーです。 自分もあやふやな部分があるので取り上げてみました。 では、興味のある方は続きをどうぞ。:) 追記(5/9 18:00): 動画主様より削除要請がありましたので埋め込み 動画と画像を削除しました。 打合せから帰ってきてブログ開いたら こんなことになってて驚いたぜ・・・・・・(;^_^A 追記(5
【大学・大学院&ドクター・ポスドク問題】 Japan's tipping point [1] - Nature 460, 151 (9 July 2009) With changing demographics, a tight economy and increasing competition, Japan could slide from thetop ranks of research nations. Drastic action is needed. Natureのeditorialにこんな記事が出ていました。ともあれお読み下さい。要約ですので、読みやすさを考慮して内容の順序を多少入れ替えたり意訳に置き換えてあります。 「(特に中国の台頭による)国際的競争の激化と若い国内労働力の減少により、日本は世界の科学先進国グループからはじき出される恐れがあり、それは現在の豊かで安定した
経済産業省が公表しているスライドがよく出来ているのでここでも紹介(ht @kazemachiroman)。日本が抱える問題とここに至るまでの経緯が丁寧に解説されている。ではどうしたらいいのかという部分になると急に説得力がなくなるが、日本語だし全部読む価値はあるように思う。特に興味深いグラフを幾つか抜粋する。 日本の産業を巡る現状と課題 まず各国の貯蓄率の推移だ。日本は貯蓄率が高く、アメリカは借金だらけというイメージを持つ人が多いと思われるが、日本の貯蓄率はアメリカを下回っている。高齢化や社会保障によって貯蓄率が下がるのはしょうがないが、それにしても衝撃的な数字だ。 最近、株主主権の問題と絡めて話題となった労働分配率だがここでも日本は英米独仏などよりも高い水準を保っている。特にドイツが一番低いのは興味深い。 企業の海外移転に関するアンケート結果だ。多くの企業が生産機能移転を決定ないし検討して
(2009年11月13日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 日本の株式市場では以前から、「内と外」の違いが1つの特徴になっていた。同じ出来事であっても国内の投資家と外国人投資家とでは見方が割れるという意味だ。今冬は、この国内勢と「ガイジン」勢の見解の相違が国債市場でも起きている。 ここ数週間、ニューヨークやロンドンの資産運用会社の間では、日本の財政の持続可能性を巡って激しい議論が展開されている。とりわけ熱を帯びているのは、向こう数年間で大量に発行されるだろう日本国債を投資家が吸収できるかどうか、という議論だ。 「日本の財政は一線を越えてしまった」 例えば、強い影響力を誇る米系ヘッジファンド、グリーンライト・キャピタルのデビッド・アインホーン氏は先月、日本の財政が「一線を越えてしまった」可能性があると警告し、大変な議論を巻き起こした。多くの外国人投資家が抱いていた懸念を見事に言い当てていたこ
ラジオでも厳しくコメントしたのだが、スパコンをやめてしまえ、という仕分け人の決定には呆れてしまった。 蓮舫議員は、亡国へ思いきって舵取ったね。 情報・通信を制するものは世界経済をも制することが可能だ。スパコンだけでなく、量子テレポーテーション・コンピュータ・暗号などの研究は、10年ー50年後の日本経済の鍵を握っている。 そんな簡単なこともわからないのか。 科学技術に関して、こんな無知な仕分け人が全てを決めしまうとは・・・「理系」内閣がいきなり亡国へ向かうとは残念なことだ。 誰かが蓮舫議員にはっきり「バカは休み休み言え」と諌言すべきではないのか。この人に、日本の将来にとって欠かせない科学研究と、そうでない科学研究を区別する能力はない。 連日、テレビで仕分け人の発言を聞いているが、「自分にわからないものは要らないもの」という短絡的な決めつけが目に付く。この人たちは、全知全能の神様のつもりなのだ

国際的なエコノミスト、カール・ワインバーグ氏は、日本の次期民主党政権が政府借り入れの急増と長期金利の上昇を招く恐れのある歳出・税務政策を支持する公算が大きいと指摘した。 米調査会社ハイ・フリークエンシー・エコノミクス(HFE)のチーフエコノミストであるワインバーグ氏は電子メールを通じて質問に答え、衆院選での民主党の勝利により「日本の国家財政の不安定化につながる歳出計画と減税が実施されるだろう」との見通しを示した。 ワインバーグ氏の意見は、鳩山由紀夫代表率いる民主党が、国債発行の増加を回避するとの公約を守り続けられないのではないかとの民間アナリストの懐疑的な見方を反映している。 民主党はマニフェスト(政権公約)に掲げた子ども手当や公立高校の実質無償化などを優先させる方針を示している。 ワインバーグ氏は「日本の財政が壊滅的破(は)綻(たん)となれば、現在の金融危機を上回る、世界経済がわ
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