ライター 鯨ヶ岬 勇士 更新日2022.08.15 解説:『バットガール』のお蔵入りと差別問題 ワーナーとDCに批判が集まる経緯と背景 いきなりの「『バットガール』お蔵入り」報道2022年8月6日現在、アメコミファンや映画ファンの間でのもっぱらの話題と言えば、HBO Maxで配信予定だった映画『バットガール(原題:Batgirl)』の突然のお蔵入りだろう。本作は2021年のミュージカル映画『イン・ザ・ハイツ』のニーナ・ロザリオ役を務め、ドミニカ系アメリカ人のレスリー・グレイス氏が主人公であるバットガール/バーバラ・ゴードンを演じることとなっており、映画での有色人種のバーバラ・ゴードンは2017年のアニメーション映画『レゴバットマン ザ・ムービー』でのロザリオ・ドーソン氏以来となる。他にも彼女のルームメイトで親友のDC実写映画初のトランスジェンダーの登場人物アリシア・ヨーをフィリピン系でト


――テレビシリーズ『Gのレコンギスタ』(『G-レコ』)は2014年から2015年に掛けて放送された作品です。これを劇場版として作り直している理由について改めてお聞かせください。 富野テレビの『G-レコ』は話がわかりづらかったんですよね。 ――確かにテレビ放送中、そんな声は一部ありました。 富野テレビでのオンエアで客観視することで、自分が作ってきた『Gのレコンギスタ』というアニメの全体像を、これまでと違った視点で見渡せたわけです。すると、思った以上に破綻があって、「作り直せないかな?」という気分に陥ったんです。 ただ、これを劇場版にすると5本になるってことが直感的にわかったんです。それは個人の資金でできることではないわけですし、「5本も作らせてもらえるだろうか?」というのが大問題としてありました。 「5本の劇場版として作り直したい」という希望をオンエアが終わった瞬間にサンライズへ申し出て、す


画像は『ターミネーター:ニュー・フェイト』でのシュワルツェネッガー - Paramount Pictures / Photofest / ゲッティ イメージス映画『ターミネーター2』の正統続編として製作されたSFアクション『ターミネーター:ニュー・フェイト』(2019)は大失敗だったと、メガホンを取ったティム・ミラー監督が認めた。 【画像】こんな変わっちゃったの!?現在のジョン・コナー役エドワード・ファーロング 『ターミネーター2』を手掛けたジェームズ・キャメロンが製作で参加し、アーノルド・シュワルツェネッガー(T-800役)、リンダ・ハミルトン(サラ・コナー役)らオリジナルキャストが再集結した同作。しかし、全米興行収入はシリーズワースト2位の6,225万3,077ドル(約84億円)しか稼げず。ジョン・コナー役で復帰したエドワード・ファーロングは、キャラクターが迎えるまさかの結末に「あれ


メイキング映像が世界初公開!(C)Masami Kurumada/ToeiAnimation俳優の新田真剣佑が主演するハリウッド映画「ナイツ・オブ・ゾディアック(原題)」のメイキング映像(https://youtu.be/aKc44JK63fY)が7月23日(現地時間)、3年ぶりにリアル開催となった世界最大級のポップカルチャーの祭典「サンディエゴ・コミコン・インターナショナル」で、世界で初めてお披露目された。 「ナイツ・オブ・ゾディアック(原題)」は、日本のみならず世界で30年以上にわたり愛され続ける、車田正美氏の人気漫画「聖闘士星矢」をハリウッドで実写映画化するもの。今回のコミコンで、日本をはじめ全世界で2023年に公開されることも発表された。日本は東映、世界市場では中国以外をソニー・ピクチャーズ・ワールドワイド・アクイジションが配給する。 原作は、“聖闘士(セイント)”と呼ばれる戦士


やはりマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)強し。7月8日~10日の北米週末興行ランキングは、『マイティ・ソー』シリーズの第4作『ソー:ラブ&サンダー』がNo.1を獲得した。北米では3日間で1億4300万ドルを稼ぎ出し、シリーズの最高記録を更新。海外興収は1億5900万ドルで、すでに全世界興行収入は3億ドルを超えている。 『ソー:ラブ&サンダー』は、『アイアンマン』、『キャプテン・アメリカ』シリーズでさえなしえなかった、MCU史上初となるヒーロー単独映画の第4作。主演のクリス・ヘムズワースのほか、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2014年)以来の登板となったジェーン・フォスター役のナタリー・ポートマン、悪役でMCU初登場のクリスチャン・ベールら豪華キャストを束ねたのは、前作『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017年)を手がけたタイカ・ワイティティ。監督・脚本のほか、再びコ


「トップガン マーヴェリック」の著作権をめぐり、オリジナル版の原案となった雑誌記事の筆者の遺族が訴訟を起こした/Scott Garfield/Paramount Pictures Corp (CNN) 大ヒット映画「トップガン」の続編「トップガン マーヴェリック」の著作権をめぐり、オリジナル版の原案となった雑誌記事の筆者の遺族が6日、制作会社の米パラマウント・ピクチャーズを相手取り、米カリフォルニア州の連邦裁判所に訴えを起こした。 1986年公開の「トップガン」は、イスラエル人ライターの故エフド・ヨナイ氏が83年に執筆した記事に基づいて制作された。 CNNが入手した訴状によると、パラマウントがこの時に取得した権利は期限が切れ、ヨナイ氏の遺族が2020年1月に同社に通知していた。 同社はそれから続編が完成する21年5月まで、権利がないことを知りながら制作を続行したという。 パラマウント側はC

英国のエリザベス女王。ロンドン・バッキンガム宮殿のバルコニーにて(2022年6月2日撮影)。(c)Jonathan Brady / POOL / AFP 【6月5日 AFP】エリザベス英女王(Queen Elizabeth II、96)の在位70年を祝う「プラチナジュビリー(Platinum Jubilee)」の記念コンサートが4日行われ、女王が「くまのパディントン(Paddington Bear)」をお茶に招く映像が公開された。 女王はコンサートには出席しなかったが、ショーの冒頭で紹介された映像にサプライズ登場。児童文学のキャラクターであるパディントンと、バッキンガム宮殿(Buckingham Palace)でお茶を楽しむ様子をコミカルに演じた。 映像ではパディントンが、好物のマーマレードサンドイッチを話題にした冗談を女王と交わし、「ハッピージュビリー。そして、ありがとうございます。すべ

シン・ウルトラマン どうも、管理人のタイプ・あ~るです。 さて『シン・ウルトラマン』が公開されて早くも3週間が経過し、そろそろ世間の反応も落ち着いてきたかな~と思いつつ色んな感想や意見を見ていると、ちょっと気になったことがありまして… TV等で紹介される際に「庵野さんの最新作が云々」とか、あるいは映画を観た人のインタビューなどでも「さすが庵野監督、面白かったです!」とか、まず最初に庵野秀明さんの名前が出て来るんですよね。 いやいや、『シン・ウルトラマン』の監督は樋口真嗣さんでしょう?と。 庵野さんと言えば大ヒットアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の生みの親であり、「あのエヴァンゲリオンの監督が!」と宣伝した方が訴求力があるのは分かりますけど、あまりにも庵野さんばかりフィーチャーされすぎでは?と(もちろん樋口監督の名前もちゃんと出てますが)。 こういう話をすると、「『シン・ウルトラマン』の脚本


グレムリン → かわいいペット動物との悲しい出会いと別れの映画かな → 違うわボケー!モンスターとの殺し合いじゃー!オバちゃんが環境利用闘法でサクサク3キルするシーンが熱い。 ピーターラビット → ほのぼの絵本を題材にした動物さん達大集合だワイワイかな? → 舐めるなヒューマン!森の動物が善良だと決めつけてんじゃねー!悪戯大好き死なない程度にMADMAX!人間サマからも反撃じゃー!電気ショックじゃー!爆弾じゃー! チャッピー → AI相手に子育てごっこで健康倫理観の教育的映画かな → そんなんで生き残れるかー!この世は所詮弱肉強食みんなで仲良く羅生門!正義があろうが悪はいるんじゃ武器を取って戦うんじゃー!因果応報じゃー!これが本当の倫理教育じゃー!生きるということなんじゃー! 全部大好きです。 お前らもこういうの好きだろ?


映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』が6月3日に封切られた。本作はTVアニメ『機動戦士ガンダム』の1エピソードを、新たな装いと最新技術を駆使して映画化したもの。監督を務める安彦良和はTVアニメ版のメインスタッフだが、1990年代にアニメ制作の現場を離れ、漫画の世界に足場を移している。漫画家としての安彦はガンダムのコミカライズ作品『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』(角川書店)を10年にわたって雑誌連載し、アニメ化された際には総監督として久々にアニメ業界に復帰した。 『ククルス・ドアンの島』は、『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』(1982年)以来、40年ぶりのガンダム新作映画とされている(劇場公開された『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』は、OVAのイベント上映という扱い)。今回は安彦良和監督にTVアニメと映画の違いや、制作現場のこと、キャラクターのことなどを

ククルスドアンの島を上映する劇場で映画鑑賞客にBDを販売するらしい。 閃光のハサウェイに引き続きこれが既定路線になりそうだ。 「最も金払いのいい客が最上位のもてなしを受ける」という、一般的なビジネスでは当たり前の商習慣を やっとアニメ業界で恒常的に実施するところが出てきたことに感動を禁じ得ない。 今までのアニメ業界は「一番金払いのいい客が最も待たされる」というクソみたいな商習慣が横行していた。 TVなり配信サイトなりでコンテンツにハマったとしても、上質な映像コンテンツを買えるのはずっと後回しにされ続けてきた。 これで「金払いのいい客を最後に回す」というクソみたいなアニメ業界の習慣がとっとと廃れてほしい。 客がコンテンツにハマった時に熱が冷める前にきちんと稼いでほしい。

《大ヒット御礼!》冒頭映像の一部を48時間限定公開! 公開:5月27日(金)20:00~プレミア公開 終了:5月29日(日)19:59まで ■イントロダクション: ―空想と浪漫。そして、友情。― 日本を代表するキャラクター“ウルトラマン”を新たに『シン・ウルトラマン』として映画化! 企画・脚本に、自身もウルトラマンシリーズのファンであることを公言する庵野秀明。そして、監督は数々の傑作を庵野氏と共に世に送り出してきた樋口真嗣。 この製作陣の元に超豪華な俳優陣が集結。主人公の【ウルトラマンになる男】に斎藤工。その他、長澤まさみ、西島秀俊、有岡大貴、早見あかり、田中哲司ら演技派・個性派キャストが総出演。 「ウルトラマン」の企画・発想の原点に立ち還りながら、現代日本を舞台に、未だ誰も見たことのない“ウルトラマン”が初めて降着した世界を描く、感動と興奮のエンターテインメント大作。 ■ストーリー


2022年5月17日から始まったカンヌ映画祭。コロナの影響で2年ぶりに通常に開催されるカンヌのオープニングを飾るのは『カメラを止めるな!』をフランスでリメイクした『キャメラを止めるな!』。日本版のこの映画で「どんぐりさん」としてブレイクし、フランス版にも出演している女優・竹原芳子さんがレッドカーペットに登場(竹原さんは2021年3月に「どんぐり」から改名)。アマチュア落語家として西天満亭どんぐりとして高座にも上がる竹原さん。遅咲き女優の半生を自ら語った『婦人公論』2018年11月26日号の記事を再配信します。 ・・・・・・・ 57歳の時に出演した映画『カメラを止めるな!』が大ヒット。登場シーンは短時間にもかかわらず、強烈な印象を残しました。最近では、ドラマ『ルパンの娘』で深田恭子さんの祖母役としてレギュラー出演するなどの活躍ぶりですが、それまでは、「やりたい仕事」を模索し続ける日々だったと

椎名高志 @Takashi_Shiina 私の知る限り、某先生は某映画を「これは自分とはあまり関係無い、監督の作品ですね」とは言ったが、「でも面白い」とも言ってらして、別に怒ったりはしてないはずだと繰り返し述べておく。名作の逸話として刺激的で面白いけどね。2022-05-20 11:58:23 椎名高志 @Takashi_Shiina 作家性の強いその監督はあまり他人の意見に流されない。ので別の映画ではとあるキャラを原作者・脚本家の希望とは違う方向に描こうとして、そのときはだいぶ綱引きした結果しぶしぶ妥協してくれたという話は聞いてる。まあそれくらいはあるでしょ。2022-05-20 11:59:09

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