2018年6月21日、FIFAワールドカップ(W杯)ロシア大会のフランス対ペルー戦でプレーするパオロ・ゲレーロ選手。(PHOTOGRAPH BY ROBBIE JAY BARRATT, AMA VIA GETTY IMAGES) 2017年10月の薬物検査で、ペルーのスター選手であるパオロ・ゲレーロ選手に微量のベンゾイルエクゴニンが検出されたとき、2018年のワールドカップ(W杯)ロシア大会への出場は絶望的と思われた。 というのも、ベンゾイルエクゴニンとはコカインの代謝物質であるためだ。違法薬物を使用した選手に対して、国際サッカー連盟(FIFA)は断固とした決定を下す。ゲレーロ選手も、1年間の出場停止処分を言い渡された。それは、4年に1度しか開催されないワールドカップへの出場資格も失うことを意味する。(参考記事:「アイスランド代表を応援するポーランド人」) ゲレーロ選手は弁護士とともにこの
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