そんなソフトを使うなんてアホか――映画「シン・ゴジラ」の制作に携わった佐藤敦紀さんは、他の制作現場の人からこう言われたという。 9月2日、東京ビッグサイトで開催されたAdobe MAX Japanのゲストセッションで、TMA1 編集・VFXスーパーバイザー佐藤敦紀さんが映画「シン・ゴジラ」の裏話を語った。「シン・ゴジラ」の編集には、日本の映画業界で標準となっているAvid(アビッド・テクノロジー)の編集ソフトではなく、別のソフトが使われたという。なぜか。 佐藤さんにオファーがあったのは2015年1月のこと。15年10月に撮影終了、16年夏に公開予定という短期の制作スケジュールの中、作業は進められた。 佐藤さんがまずやらなければならなかったのは、編集ソフトの選別。日本の映画業界ではAvidの編集ソフトが標準ツールとして確立しているが、佐藤さんは「Premiere Pro CC」を選んだという

2016年7月29日に映画「シン・ゴジラ」が公開されました。「ゴジラ」シリーズといえば特撮・怪獣映画の代表的な作品の1つですが、あれだけの映像を作り上げるためにはCGも不可欠。今回の作品ではどのように映像が作られていったのか、制作を担当した白組によるCGメイキング映像が、YouTubeで公開されています。 なお、映像として登場するのは基本的に予告編映像に登場する範囲であり、「ネタバレ」部分は含まれていないので、未見の人でも安心です。 『シン・ゴジラ』白組によるCGメイキング映像 - YouTube 「ShinGodzilla Visual EffectsBreakdown ver.0.1」 まず登場したのは「ゴジラ第4形態マスターCGモデル」 しっぽを振り上げて歩く、予告編でも見られる姿。 このモデルは、まず雛形をスキャンして作られます。 スキャンしたモデルを形状検討。 その結果、首の

世界的にも知られる日本の特撮技術が生み出したヒーロー「ウルトラマン」の撮影で、40年以上前のいわゆるNGシーンのフィルムが大量に見つかり、専門家は「日本が発展させてきた特撮技術の舞台裏を知ることのできる貴重な映像だ」としています。 特撮はウルトラマンと怪獣の格闘など架空のシーンをミニチュアや合成を使って現実のように撮影する技術で、今回見つかったのは、その撮影の過程で失敗したいわゆるNGシーンなどのフィルムおよそ1時間分です。 ウルトラマンを製作した「円谷プロダクション」の関係者の自宅に、40年以上、保管されていました。このうち、ウルトラマンが怪獣を持ち上げて投げ飛ばすシーンでは、誤ってセットの木まで抜いてしまい、撮り直しとなっています。 しかし、その木には根が付いていて、当時、背景に本物の木を1本1本植えていた様子が分かります。また、炎による攻撃がまったく効かないという設定の怪獣の撮影では
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