フランス・ブルゴーニュで、40人の建築家らが中心となって、中世の技術と材料を使用して「ゲドゥロン城」と呼ばれる城を建てるプロジェクトに取り組んでいます。 Guédelon https://www.guedelon.fr/en/ La saison 2024 arrive ! - YouTube フランス・ブルゴーニュ北部のゲドゥルン城は、「ジャン・ド・トゥシーが支配するプイサイで、ギルベールという架空の下級領主が1228年から建築を開始したもの」という設定で建築が進められています。 建築家のジャック・ムーラン氏は1997年春に地元のトレイニー市役所に対してゲドゥルン城の建築許可を申請。その後1997年7月25日に建築許可が付与され、実際にゲドゥルン城の建築が始まりました。建築家のフロリアン・レヌッチ氏による建築計画書では、ラティリー城をモデルとして、6つの大塔を持つゲドゥルン城の設計図が描

戦いは男だけの世界ではありません。歴史を振り返ってみると、あらゆる時代に腕の立つ女戦士が存在していました。 そして中世スペインにも戦闘で命を落とした女騎士がいたようです。スペインのルビーラ・イ・ビルジーリ大学(URV)は、12世紀頃の遺跡から23名の騎士団の遺骨を発見し、そのうちの一人が女性であることを報告しています。 この女性は当時、キリスト教国家がイスラム教国家に奪われたイベリア半島の土地を奪還する「レコンキスタ(国土回復運動)」の中の一戦で命を落としたと見られている。 彼女は一体どんな騎士団に所属していたのでしょうか? 研究の詳細は2024年5月14日付で科学雑誌『ScientificReports』に掲載されています。 Body of a woman is discovered among the remains of 25 warrior monks of the Orde

チェコ・プラハを流れるヴルタヴァ川にかかるカレル橋は、1357年に建設が開始されて1402年に完成した石作りの巨大なアーチ橋です。重機などが存在しない中世にどうやって巨大なアーチ橋を建設したのかをCGで解説したムービーが、YouTubeで公開されています。 Karlův most - Stavba pilíře a klenebního pole ve 14. století - YouTube カレル橋は1402年の完成から1841年まで、プラハ旧市街とその周囲をつなぐ唯一の橋であり、交通にとって非常に重要な場所でした。カレル橋は何度も洪水などの被害に見舞われて損傷しましたが、そのたびに修復されており、記事作成時点も2019年から始まった約20年におよぶ修復工事の最中です。しかし、修復は橋の景観や通行を妨げない方法で行われているため、修復期間中も橋の上を人々が行き交っているとのこと。 b

今回は日本中世史が専門の研究者、谷口雄太さんと上町の近くに住むデイリーポータルZライターのべつやくれいさんと歩く。本気の日本史研究者と街を歩くとどれだけへぇへぇ言わされるのだろうか? ※元となった動画はこの記事の最後に。記事で大事なところを紹介するのでネタバレしたくない方は先に見てください。 左から審判の林雄司さん、日本中世史の研究者谷口雄太さん、上町の近くに住むべつやくれいさん。谷口さんは大学講師としてもご活躍中の本気の方 吉良家のお膝元上町駅を歩く 東急世田谷線上町駅からスタート。日本史の先生と歩く!とはいえ地元知識のべつやくさんもだまってはいない。 べつやくさんから出た知識は「東急世田谷線の忘れ物センターは始点の三軒茶屋と終点の下高井戸にくわえてここ上町の3つ」というもの。渋すぎる地元知識でへぇゲット。 へぇ~と審判が言うとへぇ獲得 谷口さんに「中世っていつのことですか?」と聞くと「

大王、禿頭王、肥満王、吃音王、短軀王、赤髭王、血斧王、征服王、碩学王、賢明王、敬虔王、獅子王、獅子心王、欠地王、聖王、悪王、残虐王、善良王に端麗王・・・中世ヨーロッパの王侯貴族はなぜ「あだ名」がついているのだろうか。それに、シャルル、ルイ、フィリップ、アンリ、ジャン、カール、ルートヴィヒ、ハインリヒ、オットー、フリードリヒ、ウィリアム、ヘンリ、リチャード、エドワード・・・同じ名前の違う人物が何度も何度も繰り返し出てくるのも不思議ではないだろうか。なぜシャルルの子もシャルルでオットーの子もオットーでエドワードの子もエドワードなのだろうか。本書ではそのような中世ヨーロッパの名前の付け方や「あだ名」の流行から、彼らの家門意識の成立過程を非常に丁寧に史料を読み解き、紐解いていく好著である。本書によれば史料に残る限りで「あだ名」がつけられた王侯貴族はメロヴィング朝末期からカロリング朝期(八世紀)

異世界転生ファンタジーにありがちな「中世ヨーロッパ風」の世界。チートで最強になって無双できるのはフィクションのお約束ですが、実際の中世は、こんなにも過酷でした。そもそも「中世」じゃなくて「近世」のほうが近かったって本当? こんにちは。ダ・ヴィンチ・恐山と申します。剣(つるぎ)を持っています。 それにしてもアレ、最近すごい流行ってますよね… アレですよ、アレ。 「最近流行ってますよね」って言われだしてからもう何年も流行り続けてますよね……? 『転生賢者の異世界ライフ ~第二の職業を得て、世界最強になりました~』(原作:進行諸島/漫画:彭傑(Friendly Land)/キャラクター原案:風花風花) 異世界ファンタジーもの!!本屋さんに行けば「異世界」という独立の棚ができているほど。異世界ファンタジーはここ数年でジャンルとして確立しました。 異世界ファンタジーものとは…… おもに2010年

鬼頭えん🏴死刑宣告賢女・完結しました @kitoen2173漫画描いてる中世ウェールズスキー🏴。同人サークル床子屋の人。 成人向けアカウント→@kitoen2GO BOOTH…kitoen.booth.pm がるまに…x.gd/2eB8H FANZA…https://t.co/GBmZPkvg9t 生成AI学習・無断転載🚫 https://t.co/lZRxoRkwRG ◆まとめの構成◆ 中世ウェールズ古典・マビノギオンを漫画にしてみた… 【1】猪年なのでイノシシ退治が出てくる《キルッフとオルウェン》を漫画にしてみた。 公式様から反応が!そしてマビノギ談義へ…。 【2】マソヌウイの息子マース【前編】 色々な意味で未来に生きてた中世ウェールズ人のセンスと本気を見てくれ。 【3】マソヌウイの息子マース【後編】 スェウの死亡条件は当時の詩人

tenpurasoba @tenpurasoba4 中世パン図鑑 パン図鑑で扱う中世ヨーロッパ① 中世パン図鑑における「中世ヨーロッパ」について。期間は基本的に5世紀ー15世紀。場所は西はスペインから東はポーランドあたりまでを想定。ただし英仏両国以外の国ごとのパンの詳細な紹介は難しい。 pic.twitter.com/yEFyN42dPo 2015-01-05 00:39:42 一般にヨーロッパの「中世」時代はおおよそ5世紀から15世紀あたりまでとされている。 1000年もの長い期間のため、中世初期(500-1000年頃)、中世盛期(1000-1300年頃)、中世後期(1300年-1500年)に分けられる事もある。 中世の前の時代が、古代ローマ帝国に代表される古代。 中世の次の時代が、ルネサンス・宗教改革・大航海時代に始まる近世となる。 「ヨーロッパ」とは

「今では考えられない…」中世ヨーロッパの図書館が本を盗まれないように行っていた仕組みがこちら 15世紀にグーテンベルクが活版印刷技術を確立するまでは、 ほとんどの書物は手書きによる写本であり、それはそれは高価なものでした。 そのため中世ヨーロッパの図書館では、本の亡失・盗難を防ぐために、非常にわかりやすい手法を採っています。 いったいどんな方法かというと……。 答えは「鎖でつなぐ」! 中世ヨーロッパの書物の大半は宗教(キリスト教)関係のものでしたが、修道院の図書館では本の厚紙に鎖をつけ、机や本棚に固定することで紛失を防いだそうです。 「鎖付図書」“Chained Library”と呼ばれています。 1. こちらはイギリス西部にあるヘレフォード大聖堂の図書館。 当時の姿を残す鎖付図書館としては最大。 現存する本の多くは、歴史的な状況を保存するため再発行されたレプリカ。 現在も営業(有料)して

EOL/ヤドクガエル @EOL_st お風呂事情、勝手に語りますよ。 ローマ時代に公衆浴場が沢山あったのは某マンガの通りですが、そこで消費される大量の水、これを調達していたのは(ヨーロッパあたりでは)有名な水道橋だったのです。 ですが国が乱れて水道橋が機能しなくなってくるわけです。 2013-11-14 00:25:42 EOL/ヤドクガエル @EOL_st ごく一部、現代でも使用可能な水道橋もありますが、ほとんどの水道橋は整備もされず、あるいは破壊されて石材として再利用されました。 このようにして有能な上水道がなくなったため、ローマ式の大規模な大衆浴場は成り立たなくなります。 2013-11-14 00:28:41 EOL/ヤドクガエル @EOL_st とはいえ公衆浴場が無くなるということはなく、各地では川や井戸から水を運びパン焼釜の余熱で湯を沸かし、週に一度くらいのペースで公衆浴場が営

この画像を大きなサイズで見る 人類の興味と妄想を掻き立てるヴォイニッチ手稿。これは15世紀頃に作成されたと考えられており、1912年にイタリアで発見された古文書(写本)である。 そこには多数の奇妙な絵と解読不能な文字が記されており、これまで様々な研究者がこの文字の解読を試みたが成功に至らなかった。 しかしこのほど、イギリスの中世の文献の専門家であるニコラス・ギブズ(Nicholas Gibbs)氏が解読に成功したという。 そこには、婦人病に関する治療法が描かれていたというのだ。 暗号ではなくラテン語の変種の略語だった? 15世紀頃に書かれたとされるこの手稿は、1912年、イタリアで古書収集家ウィルフリッド・ヴォイニッチによって発見された。 あまりの奇妙さに中世の暗号によって記されていると考えられていたが、暗号解読の専門家も解読することはできなかった。 しかし最近、イギリスの中世の文献の専門

ハイヒールと「道の糞」起源説 いつからか、どこからか、インターネッツの世界ではハイヒールの起源について一つの言説が広まっているように見えます。端的に言えば、以下の様なものです。 中世ヨーロッパでは溜たまった糞尿を窓から投げ捨てていたため、道に落ちた糞便を踏まないようにするためにハイヒールが生み出された。 あちこちで見かける言説なので、目にした方も多いかと思われます。さてそんな言説でありますが、皆々様はどう思われたでしょうか? 個々の要素は尤もらしくも見えますが、リテラシーの高い皆様から見てみますと、なんと言いますか、こう、文字と文字の間から与太話の匂いが漂ってきませんか? この手の言説は、お堅い歴史というよりは豆知識とかファッションとかそういう文脈で語られることが多く、そういう場でソースや参考文献が示されることもまずありません。 とは言え一方で、まとまった説明も世間には無いようですので、本
1リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く