最近のインターネットって便利だよね。 情報発信したければ、Twitterに登録したらあとはキーボードに伝えたい言葉を書いてツイートすればいい。友人と連絡を取りたければスマートフォンにLINEというアプリをダウンロードすればいい。自分の書いた絵はpixivに。生放送だってニコニコやらUSTREAMやらがある。 やりたい事に必要な物はほとんど他の人が準備してくれてて、自分はそれを使うだけ。 少し前のインターネットだとこういうわけにはいかなかった。他の人が用意してくれているのはやりたい事のほんの一部で、しかもそれがバラバラに存在していた。 ちょっと情報発信するためのウェブサイトをつくろうと思ったって、レンタルサーバを借りて、HTML書いて、そのファイルをFTPで転送しないといけない。当時コンピュータを触り始めたばかりの俺にとっては「サーバ?FTP?HTML?」ってなってたし、多分最初は何回か挫折

前回は,わが国の高校生のICT利用度が国際的にみて著しく低いことを明らかにしました。ここでいうICT利用とは,自宅のコンピュータを使ったものであり,ケータイやスマホ等の小型機器を介したものは除かれます。 そうである以上,わが国の高校生のコンピュータスキルはどうなのか,という懸念が持たれます。前回と同様,PISA2009のデータを用いて,この点を吟味してみましょう。 PISA2009の生徒質問紙調査では,対象の15歳の生徒(日本は高校1年生)に対し,「コンピュータで次のことがどれくらいできるか」と尋ねています。 情報化が進む現在,身につけておいて損はないスキルばかりです。いや,見方によっては,学生のうちに習得しておくべき必須のスキルであるともいえましょう。これらの5つの項目への反応を合成して,生徒のコンピュータスキルを測る尺度をつくってみます。 1という回答には4点,2には3点,3には2点,

「コンピュータは星新一を超えられるか」――はこだて未来大学は9月6日、星新一さんのショートショートをコンピュータで解析し、新たなショートショートを生み出すプロジェクト「きまぐれ人工知能プロジェクト 作家ですのよ」を開始すると発表した。人工知能研究の第一人者として知られる同大の松原仁教授など6人がプロジェクトチームを結成。5年以内に、星新一作品と同等かそれ以上のクオリティーのショートショートの自動生成を目指す。プロジェクトの進め方は検討中だが、1つの案として、(1)星さんのショートショート作品すべて(約1000作品)の特徴(使われている単語や文章の長さ、1文の単語の数、作品全体の長さ、プロットや物語の構造、各作品の共通する特徴など)をコンピュータで解析し、(2)さまざまなショートショート制作法をコンピュータで試して見込みがありそうな方法を探し、(3)その方法を洗練させ、アルゴリズムとしてま

かつてスティーブ・ジョブズは「文系と理系の交差点に建てる人にこそ大きな価値がある」という話を聞いて、その道を志すことを決心したそうだ。すなわち人文科学と自然科学の交差するところに、自身の活路を見出したということである。 その感覚の正しさは、現在の世の中の趨勢を見れば火を見るより明らかなのだが、スティーブ・ジョブズが決心したのは、もう何十年も前のことである。以降、新しい交差点はいくつも出来て、中には消えていったものもある。本書で紹介されている内容は、その新しく出来た交差点の中でも最もホットな領域にあたるのではないかと思う。それが生命科学と情報科学の交差点である。発端は2003年のヒトゲノム・プロジェクトによるDNAコードの解読だ。研究者たちは、生命の設計指示書であるDNAコードとコンピュータのプログラミングに使うコードが驚くほど似ていることに気付いたのである。 コンピュータハッカーの第一世

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