長年にわたり「ゼルダの伝説」シリーズ(以下、ゼルダ)の開発に携わってきたモノリスソフト。 その中でも、『ゼルダの伝説 スカイウォードソード※1』、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド※2』、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム※3』の部分受託開発について、任天堂・岩本氏とモノリスソフト・藤田に、同シリーズにおける任天堂とモノリスソフトの関係性、開発チームの変化や今後の展望などを語ってもらいました。 ※1 以下 『スカイウォードソード』 ※2 以下 『ブレス オブ ザ ワイルド』 ※3 以下 『ティアーズ オブ ザ キングダム』 期待と不安とともにスタートした 任天堂との「ゼルダ」開発 はじめに、お二人のプロフィールをお聞かせください。 藤田 モノリスソフトの藤田です。 キャリアのほとんどでアニメーションを担当してきました。 ゼルダの開発には『スカイウォードソード』から参加
![[対談] 任天堂と歩んだ「ゼルダ」開発の15年をふりかえって | インタビュー | RECRUIT | モノリスソフト](/image.pl?url=https%3a%2f%2fcdn-ak-scissors.b.st-hatena.com%2fimage%2fsquare%2f84f296b3e2efbc71a5a785a4af6b6059039d3645%2fheight%3d288%3bversion%3d1%3bwidth%3d512%2fhttps%253A%252F%252Fwww.monolithsoft.co.jp%252Finterview%252Fdev01%252Fimages%252Fogp_collab-talk.png&f=jpg&w=240)
「あの時の自分を救いたい」9年かけて防犯ブザーを再発明、Yolniに込めた想い 夜道の恐怖体験から始まった開発ストーリー。ベランダで塗装を繰り返した夜、心ない言葉に折れそうになった日々を越えて 「あの時の自分を、救いたい」——その想いから始まった、9年間の挑戦がある。 Yolni(ヨルニ)は、ただの防犯ブザーではない。音と光で周囲に警戒を促し、緊急時には位置情報を共有し、AIがユーザーの行動データから安全をサポートする、新しいセキュリティデバイスだ。開発したのは、Yolni株式会社代表取締役の奥出氏。彼女自身が夜道で経験した、どうしようもない不安や恐怖。その原体験が、すべての始まりだった。 実は奥出えりか氏は、僕の大学時代の後輩だ。在学中も卒業後も物作りを続けていることは知っていたが、今回満を持してプロダクトをローンチし、クラウドファンディングまで行っていると聞き、話を聞かせてもらうことに

タイトルの通り。ゲーム業界を目指す人はめちゃくちゃ多く、少なくとも新卒での入社は狭き門となっている。 業界の知り合いなどいれば現状や対策もわかりやすいが、そうではない人が入ろうとするには情報を集めにくい側面があると思う。(実際に自分の新卒就活時には情報が足りていなかった) そのため、新卒では入れなかったもののゲーム業界の末席に籍を置く自分が、当時知りたかった情報を自己満足で記載していこうと思う。 一応記載しておくが、自己満足のためのものなので記載の内容をもとに行動してうまくいかなかったなどの責任は取らない。最終的には自分で判断してほしい。 【経歴】 こういった話はどういう人間が言ったかによって信憑性が変わると思うので、自分の経歴について先に話しておく。 念のため書いておくと、ゲーム業界に入れた自慢のつもりで書くつもりはないが、自慢だと受け止めてもらっても嬉しいだけなので構わない。(そもそ

アプリやサービスのログイン時に、メールアドレスや電話番号を入力して、メールやショートメッセージで届いたワンタイムパスワードを入力することで認証するプロセスはよくあります。このようなログインプロセスは、アカウントのセキュリティの観点で非常に危険であると、エンジニアのダニエル・ファン氏が指摘しています。 We replaced passwords with something worse |Blog - Daniel Huang https://blog.danielh.cc/blog/passwords ログイン画面のパスワード入力だけではなく、メールアドレスや電話番号に届いた認証コードの両方でログインする「2要素認証」は強力なセキュリティとして重宝されています。しかし、セキュリティ企業のDouble Octopusによると、「2段階認証はパスワードだけよりもマシ」程度のもので、ハッカーに

プロダクト開発をしていると、ユーザーや社内から改善要望をもらうことがよくある。でも、その要望の多くが「How」しか書かれていなくて、本当に必要な「Why」が書かれていない。 例えば、よくあるものだと 「ユーザー一覧をCSVでダウンロードできるようにしてほしい」 「検索結果を50件ずつ表示してほしい」 「削除ボタンを赤色にしてほしい」 といったものだったりします。 社内の人には「HowはあってもなくてもいいのでWhyを書いてください」と言っているんだけど、実際にWhyが書かれているケースは少ない。 テンプレートみたいなものを用意してもひどいケースだと「◯◯機能がほしいので◯◯機能を作ってください」みたいなことが書かれている。 どうしてWhyが重要かというと、"最適な解決策を見つけつつ、将来の拡張性も考慮した設計にしたい"からです。 このnoteではなぜ、要望にはWhyが重要でHowが重要では

この記事は、以下のモダンCSSに関する記事のHTML版です。 せっかくならHTMLもちゃんと学んでみようと思い、最近のHTMLの新機能を改めて学び直したので、アウトプットついでにこの記事を書いています。HTML Living Standardの時代へ 2019年5月28日、W3CとWHATWGは、HTMLとDOM標準の開発をWHATWGが主導することで合意しました。これにより、HTMLは「HTML5」のようなバージョン番号を持つ仕様から、継続的に更新される「HTML Living Standard」へと移行しました。 この変化は単なる管理体制の変更ではなく、HTMLの進化の方向性を示しています。この記事で紹介する2019年以降の新機能を見ると、以下のような傾向が明確に現れています: 宣言的UI構築への移行 -JavaScript実装から、HTML属性による宣言的な記述へ ブラウザネイテ

概要 原著者の許諾を得て翻訳・公開いたします。英語記事: Seven things I know after 25 years of development 原文公開日: 2025/01/27 原著者: zverok 日本語タイトルは内容に即したものにしました。本記事は、私が2024年9月にEuRuKoカンファレンスで行ったキーノートスピーチを大まかに記事化したものです(スピーチの動画はこちらです)。残念ながら録画という形での登壇でしたが、それでも大変光栄なことでした。このテーマは私にとってとても重要なので、テキストで読みたい方のために、本記事で少々手を加えた形で公開することにいたしました。 私はかれこれ25年にもわたってソフトウェア開発に携わってきました。 そのうち20年間はメインの言語としてRubyを用いてきました。 私のRuby言語への貢献や、その他オープンソースへの貢献について

日本IBM(「Wikipedia」より/Yoshi Canopus)NHKがシステム開発を委託していた日本IBMに対し、開発の遅延による契約解除に伴い計約55億円の代金の返還と損害賠償を求めて東京地裁に提訴した係争事案。NHKは、日本IBMが開発の途中で突然、NHKに対して大幅な開発方式の見直しと納期遅延を要求したと主張しているが、これに対し日本IBMは7日、以下のリリースを発表して反論したことがIT業界内で注目されている。 <現行システムの解析を進める中で、提案時に(編集部追記:NHKから)取得した要求仕様書では把握できない、長年の利用の中で複雑に作り込まれた構造となっていることが判明したため、当社はNHKに対し、解析の進捗状況、課題およびそれに対する対応策を随時報告し、共にその対応を検討してまいりました。こうした中で当社は、同システムを利用する業務の重要性も鑑みて、NHK指定の移行方

moldを作ったのは「大学院の単位を取るため」だった 秋葉:植山さんと最初に接点を持ったのは、僕がマウンテンビューのMicrosoft Researchでインターンをしていた時だったと記憶しています。エンジニアならば誰が見ても驚くような開発を成し遂げ続けているので、ぜひ詳しくお話を聞きたいと思い対談のリクエストをさせていただきました。 植山:ありがとうございます。初めてお会いした当時から、秋葉さんはプログラミングコンテストの上位ランカーで実力があって、おまけに話も上手かった。なかなか直接関わる機会はなかったけど、時流に乗ってディープラーニングに着手して活躍しているという話はよく耳にしていました。 秋葉:確かに、植山さんと知り合った頃はまだディープラーニングには手を出していなかったですね。今ではAIへと専門領域を移して久しいので、振り返ると長い時間が経ちました。 今回は、個人の力で優れたプロ

今回の記事は特に私の意見であり、所属会社の意見ではないことをお断りしておきます。 最近になってまたウォータフォール vsアジャイルの議論を見かけることが多くなってきたので、私が勤務する米国の世界規模のクラウドプロバイダーでは2024年現在どんな開発をしているのかをご紹介したいと思います。私はこれが「正解」といいたいのではなく、何らかのポイントが皆さんの何らかの参考になったらいいなと思って筆をとりました。 ちなみに、2016年時点で私のウォータフォール開発に対する考え方は下記のブログの通りで今も変わっていません。ただ、2024年現在だからといってアジャイルをやるべきと思っているわけでもありません。 もし、今ウォータフォールをやっている人がいたら「そんなこと言ってもどうしたらええねん」となると思うので、自分なりの解決方法も考えてみました。 最初に自分的な結論を書いておくと「2024年の開発と

Agile Journeyをご覧のみなさん、はじめまして。株式会社ソニックガーデンの代表をしている倉貫義人と申します。 私はもともと大手システム会社でプログラマとして働いていました。そのとき出会ったアジャイル開発に魅了され、これこそ自分にとって理想の姿であると確信し、それ以来アジャイル開発を広めるための様々な活動を社内外で行ってきました。 最終的に、本当に自分の理想とするソフトウェア開発と、それを実現する組織をつくるためには、自ら会社を経営する立場になるしかないと考え、起業することになりました。そうしてできたのが株式会社ソニックガーデンです。 ソニックガーデンでは「納品のない受託開発」というサービスを提供しています。従来的な受託開発から、そもそものビジネスモデルを見直したことで、今では「アジャイル開発」を意識せずとも、自然とそれに取り組める組織として機能しています。 思い返すと、私のアジャ

収益化方法の整理 今回の目的の1つの、売上月10万円を達成するために、まずは代表的な収益化モデルについて整理しました。こちらもNotionまとめたものをそのまま転載します。 純広告 広告を掲載したい企業を募集し、掲載料をもらう。ある程度のPV数がないと掲載するメリットないのでPV数があることが前提。バナー広告、テキスト広告、動画広告などがある。 ネイティブ広告 PRマークはつくが、Webメディアのコンテンツに溶け込むように掲載するタイプの広告。デザインを壊さない。アフィリエイト 成果報酬型の広告。広告をクリックしたユーザーが商品を購入してはじめて収益になる。広告料を払ってくれる企業を募る必要がない。ASP(A8,バリューコマース,楽天等)に登録すればいろんなジャンルの広告が扱える。 アドネットワーク 広告媒体になるサイトを集約し、一括で配信する仕組み。広告枠を設置すれば自動で広告が配信さ

» 【は?】都内の子供に月額5000円支給の「018サポート」を申請してみた感想 → なるべく払いたくねぇという東京都の強い意志を感じてしまった 特集 【は?】都内の子供に月額5000円支給の「018サポート」を申請してみた感想 → なるべく払いたくねぇという東京都の強い意志を感じてしまった あひるねこ2023年10月20日 「018(ゼロイチハチ)サポート」という言葉を聞いたことがあるだろうか? 東京都が都内に在住する18歳以下の子供に対し、1人当たり月額5000円を支給するという新たな事業で、今年9月から申請を受け付けている。 所得制限はなし。12月15日までに申請すれば来年1月に一括支給されるとのことで、私(あひるねこ)も挑戦してみたところ……すでにいろいろ言われている通り、だいぶ一筋縄ではいかなかった。 ・東京都の子育て支援 東京都によると、018サポートの支給対象となるのは20

私がWeb業界に入ったのは、ハッカーに対する憧れからです。その原体験を大事にしたいという気持ちを今でも強く持っています。 もう20年近く前になりますが、Web2.0の時代、私は傍観者でした。世界ではGoogleを筆頭として、日本でも、はてな社などが、エンジニアドリブンで個性的なサービスを生み出していました。他にもmiyagawaさんなど、個人で世界的に使われるようなOSSを開発している人もいました。書籍「ハッカーと画家」で描かれるような、ハッカーが個人技で大企業を出し抜く痛快さがありました。 そのように、WebサービスにせよOSSにせよ、同年代のハッカーが自分の技術でイノベーションを起こし、世の中に影響を及ぼしていることに羨望の眼差しを向けていたのです。 サブカル的な空気感も好ましく思っていました。西海岸のコンピュータ文化はヒッピーカルチャーの影響を受けていたのは間違いないでしょう。当時の

はじめに 最近、ビジネスダッシュボードの設計・実装ガイドブックという書籍が出版された。今まであまりなかった視点から書かれたデータに関する本で面白く読んだ。 ビジネスダッシュボード 設計・実装ガイドブック 成果を生み出すデータと分析のデザイン 作者:トレジャーデータ,池田 俊介,藤井 温子,櫻井 将允,花岡 明翔泳社Amazon 作ったダッシュボードの利用が進まず、虚しさを覚えた経験がある人は多いと思う。どうしてそうなってしまうのか、自分の経験を元にまとめたいなと思ったのでまとめる。 なぜ使われないダッシュボードが作られるか なぜ作られたダッシュボードが使われないかと言うと、基本的にはそのダッシュボードがそんなに必要なものではないからだ(社内周知がうまくない、ツールの使い方がわからない人が多いなどの理由もあったりするがここでは無視する)。 必要のないダッシュボードが作られてしまう状況に関して

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