これでも、当然ながら知っていることの二割程度も書いておらず、その後も状況の変化はありつつも引き続きロシアからの日本への不安定化工作は続いているよねという記事を書こうと思います。 長くなりますので、以下にまずは「ネットワークとか知識がない人」向けのまとめを、また、別記事で、ある程度自力で調べられる人向けの有償記事をそのうち用意いたします。 ◆ 文春オンラインなど、ネットでの無料ニュース閲覧の裏では個人データ収集・不正リダイレクト等の危険なADネットワークが動き、マルウェアの温床化している ◆ 文春系媒体の広告収益の約半分は、ロシア起点と見られる広告エッジから不正に流入しており、ロシア側に流れているトラフィックの推計がそのまま広告収益として文春に支払われているのであれば、年間2億円程度かそれ以上の収益を文春側媒体がロシアから得ているとみられる ◆ その広告は低品質CMS・偽装企業・ウイルス警告

Mozillaの「後で読む」ブックマークサービスである「Pocket」が終了した。これは広く利用され、同種のサービスの中でも最高の選択肢の一つと見なされていただけに、残念な出来事である。Pocketは、拡張機能やアプリを介して、ほとんどのブラウザーやモバイルデバイスと連携可能だった。コンテンツを自動的に同期することで、ユーザーが自分のアカウントにひも付けられた全てのデバイスで、中断したところから閲覧を再開できるようにすることを目的としていた。また、パーソナライズされたコンテンツのおすすめを提供したほか、記事を音声に変換する「listen(聴く)」機能も備えていた。 1. 「Readwise Reader」 Readwise Readerは、読書好きのユーザー向けに開発された「後で読む」アプリであり、さまざまなソースから得た情報の管理、注釈付け、保存が可能である。Pocketと同様の機能に

Googleが2025年6月に公開した「Gemini CLI」が便利だとエンジニアの間で話題になっています。Gemini CLIとは、Googleが開発しているGeminiをターミナルから利用できるAIエージェントです。JavaScriptエンジンのNode.jsをベースとした作りとなっているので、本稿では、環境構築から簡単な使い方までを紹介します。 Gemini CLIのWebサイト Gemini CLIとは? Gemini CLIとは、ターミナル上で動作するオープンソースのAIエージェントです。「Gemini」はGoogleが開発した大規模言語モデル(LLM / Large Language Model)で、「CLI」とはコマンドラインインターフェイス(CommandLine Interface)の意味があります。 自然言語を用いて、いろいろな仕事ができるのが特徴です。プログラムの自

昔々あるところに、利権にメスを入れようとしてパワハラの冤罪をかけられたお爺さんとお婆さんがいました。 お爺さんが山にジャンボタニシを、お婆さんが川にジャンボタニシを放っていると、川上から大きな桃がドンブラコドンブラコと流れてきました。 「不自然に巨大な桃が流れてきた。これは人工地震の計画が進んでいるに違いないのう」 桃を家に持ち帰ると、お爺さんとお婆さんは教科書じゃ教えてくれない桃の真実暴露動画を生配信しました。 桃の中にはなんと赤ん坊とマイクロチップが。お爺さんとお婆さんは、暇なときに空からやってきたすてきなナニカという意味を込めて「桃太郎」と名付けました。 桃太郎は祖父母と姓が異なることに、文化の破壊を目論む海外勢力の存在を感じながらもすくすくと成長し、ある日突然言いました。 「お爺さん、お婆さん。鬼がピザ屋で人身売買や児童売春を行なっていると聞きました。もう我慢できません」 お婆さん

設置しているものだけでも19インチラックが2つ、NAS が4台 (うち1台は運用停止中)、ネットワーク機器は4台、汎用のノードが3台である。 実は画面外にデスクトップPC が3台あり、ラックマウントでも設置していないネットワーク機器が2台と汎用ノードの芽 (CPU と M/B 抜き) が1台あるが、今回は関係ないのでさておこう。 薄々気付いてはいたが、一般のご家庭にしては些か数が多いようだ。 計算機リソースが多いというのは言ってみれば家が広いようなもので、「そんなに家が広くて何になるの」などと言う人はそういない。 リソースというのはあればあるだけ自由度が高まる便利なもので、その嬉しさを問うなど愚問である。 とはいえ、では具体的にその自由度を何に使っているかとなると、これは環境の差や個性の出るところであろう。 私のサーバ環境もゆったりと変化を続けている。 定点観測というわけでもないが、折角
ひとつの翻訳が、終わった。 1本の翻訳原稿を仕上げた、わけではない。 この世界に存在していた翻訳のひとつが いま終焉を迎えたのだ。 2024年末現在、僕の手元にきている来年の依頼は0件。 2025年の収入見込みも畢竟、0円ということになる。 あくまでもひとつの翻訳の話である。 つまりは翻訳のひとつの話である。 関係ないと思うならこの先を読まなくてもいい。 自分の知る現実と違うならこの先を信じなくてもいい。 人間の数だけ人間があり 現実の数だけ現実がある。 そのような場所を あるいはそのとらえ難さをこそ 人は「世界」と呼ぶのだから。 そうしてその「世界」の中で ひとつの翻訳が終わった。 じつに翻訳のひとつとして 文字通り終わってしまった。 もっとも、収入の見込みが完全に断たれた経験はこれが初めてではない。 わずか数ヶ月前まで遥かな対岸でちらちらと燃えていたはずの疫禍がその存外長い舌を露わにし

世界的ジャズピアニスト/作編曲家/ビッグバンドリーダー、秋吉敏子のデビュー・アルバム『孤軍』が発売50周年を記念して12月25日にアナログ盤で再発された。同日には『孤軍』を含む秋吉敏子=ルー・タバキン・ビッグ・バンドの初期代表作7タイトルのストリーミングも解禁された。そんな秋吉への最新インタビューが実現。聞き手はジャズ評論家・柳樂光隆。 ここ数年、日本のジャズが世界的に人気だ。「和ジャズ=WaJazz」と呼ばれ、レコード・コレクターの間でブームのようになっている。海外のレーベルが次々と希少なレコードをリイシューするようになり、いまや海外レーベルのリコメンドにより知ったレコードを日本人が買うような流れもある。福井良や稲垣次郎、鈴木弘、松風紘一などは日本よりも海外での知名度のほうが高いと思われるほど。そんな状況もあり、日本のジャズ作品がようやくストリーミングでも聴けるようになり始めてきた。

― 強度の工夫で短時間でも大きな運動効果 ― 発表のポイント わずか40秒の高強度間欠的運動で、全身および筋肉の酸素消費量ならびに大腿部(太もも)の主要な筋肉の活動が大きく増加することを発見した。 高強度運動の反復回数と、酸素消費量の増加は必ずしも比例しないことが判明した。本研究をきっかけに、トレーニング効果をもたらす『最少量』の解明が進み、日本のみならず、世界の運動実施率の向上に繋がることが期待される。 概要 早稲田大学スポーツ科学学術院の川上 泰雄(かわかみ やすお)教授、国立スポーツ科学センターの山岸 卓樹(やまぎし たかき)研究員らの研究グループは、トレーニング効果を生み出す『最少量』のメカニズムについて、強度の工夫によって、短時間であっても大きな運動効果をもたらし得ることを発見しました。健康増進や疾病予防のための運動の重要性は、これまでもメディアなどでたびたび取り上げられていま

はじめに 世の中ではGrafana Weekということで、Raspberry Pi 5複数台をクラスタリングしてKubernetesを作成し、Grafanaを載せてみたいと思います。 というのは冗談ですが、最近趣味で安価に常駐プロセスをデプロイできるホスティング環境に悩んでいました。常駐しないなら最近はゼロコールドスタートなV8 Isolateを使ったCloudflare WorkersやDeno Deployが無料枠が大きくいい感じです。 一方常駐プロセスはHerokuの無料プランがなくなりました。AWS AppRunnerは起動時間を人間が稼働している時間のみに絞っても10$はかかります。fly.ioは、Legacy hobby planでCPU-1x 256mb VM 3つと3 GB 永続ボリュームストレージは無料で扱えます。fly.ioはCLIもよくできているので、軽い検証の場合こ

2024年3月18日、ロシアによるクリミア半島の「併合」から10年が過ぎました。この10年間にクリミア半島とその周辺で起こってきたことを考えると暗澹たる気持ちしか浮かびません。国際社会の平和と安定、地域住民の幸福に少しでもつながる未来があることを祈るのみです。 10年前、クリミア情勢をめぐってクリミア・ハン国とクリミア・タタールという存在が日本語の言説空間で認知される中で、かつて無謀にもクリミア・ハン国史を専攻しようとした大学院生であった私は、日本語でクリミア・ハン国について書かれた資料がほとんどなく、イメージのみで語られていることに失望を感じていました。幸いにもTwitterなどでクリミア・ハン国史の話題を振ると、その実像についてそこそこ関心を持ってくれる人がいるようでした。そこで突如思い立ち、1か月ほどの短期間で一気に書き上げた原稿が『クリミア・ハン国歴史・国家・社会』と題した小史で

── 2020年以降は、どのような動きがあったのでしょうか? 2020年にアラブ首長国連邦(UAE)とイスラエルが国交を正常化しました。これ以後、湾岸諸国やアラブ諸国の間でイスラエルとの関係を見直し、正常化に向かう動きが進みました。これをユダヤ教、キリスト教、イスラーム教に共通する預言者アブラハムにちなんでアブラハム合意と呼びます。アメリカのバイデン政権は、サウジアラビアとイスラエルの国交正常化に向けた交渉を仲介し、サウジアラビアがイスラエルとの国交を正常化すれば、アメリカはサウジアラビアの安全を保障すると確約していました。 サウジアラビアのサルマーン国王周辺は、1967年の戦争以前の国境での二国家共存によってパレスチナ問題を解決し、アラブ諸国がイスラエルを承認して国交正常化する、という2002年アラブ平和イニシアチブの原則に変わりがないことを一貫して明言しています。しかし、ムハンマド皇太

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