「SaaSはもう限界」 急成長SaaSが、AIエージェント企業に大転換──その“深刻な危機感”(1/2 ページ) ヤオコー、ライオン、カプコン、トリドール(丸亀製麺)、ニッスイなど2500社への導入実績を持つ経費精算SaaSのTOKIUM(東京・中央)が、事業モデルの根本的転換を宣言した。 同社の黒崎賢一社長は従来のSaaS企業から「経理AIエージェント企業」への完全移行を発表。社長自らCPO(Chief Product Officer、最高製品責任者)に就任し、既存事業を単一のAIエージェント事業に統合する徹底ぶりである。 「SaaSはもう限界」 経営者が下した決断の理由 「SaaSは良いという去年までの発想は、変えなければいけない」 経費精算サービスを手掛けるTOKIUMの黒崎社長は、13年間築き上げてきたSaaS事業の根本的な転換を宣言した。20歳で創業し、10年以上にわたって経理業

当ニュースレターは2023年を「SaaSがオワコン化した年」と位置づけたが、2024年は早くもAIが終わった一年であった。少なくとも大規模言語モデル(LLM)そのものの発展を、物珍しそうに追いかける時期は過ぎた。生成AIが今後どこまで賢くなるかはもちろん未知数である。しかし、既に業務で十分に役立つレベルにある現行モデルのコストが今後も下がっていくことは確実だ。 The cost of GPT-4APIs at launch in Mar2023 was roughly ~$30 per 1m tokens. Seeing Deepseek V-3APIs at ~$1 per 1m tokens today. ForAI application companies, cost of "intelligence" is falling significantly faster tha

どうして今さら「飲食」に?74.6億をグローバルVCから調達したバーティカルSaaS「ダイニー」の野望
リートンテクノロジーズジャパン製品開発責任者の金 起漢さん(左)と同日本ビジネスマーケティング責任者の増田良平さん(右) Photo by Otani KazutoshiChatGPT、Stable Diffusion、Claude、Google PaLMなど、複数のテキスト&画像生成AIサービスを一つのUIから使える「リートン」というサービスをご存知だろうか。GPT-4 TurboやSXDL(Stable Diffusionの一部)など、有料の生成AIエンジンも無料で利用できる。本来は有料プランでしか使えないものもある生成AIサービスを、なぜ無償で提供できるのだろうか。(テクノロジーライター 大谷和利)ChatGPTなど、複数の生成AIを利用できるサービス 日頃さまざまな生成AIを利用し、その進化や社会への普及に興味を持つ筆者は、以前から「リートン」という名前の企業とサービス(htt

左:フラッグシップ合同会社 代表 神馬 光滋氏 右:ジャパンEコマースコンサルタント協会 客員講師 河野 貴伸氏 2017年に日本へ参入を果たしたカナダ発のECプラットフォームShopify。世界中で利用され、日本参入から約1年足らずではあるものの、ローカライズ化も進み、日本国内でもシェアを拡大し続けている。注目を浴びるShopifyの魅力とはどのような部分にあるのだろうか。 Shopify専門の制作会社、フラッグシップ合同会社(以下、フラッグシップ)で代表を務める神馬 光滋氏とジャパンEコマースコンサルタント協会(以下、JECCICA)で客員講師を務める河野 貴伸氏に話を伺った。 Shopifyにコミットするほどの魅力とはフラッグシップ合同会社 代表 神馬 光滋氏 ーー神馬さんはShopify専門の制作会社とのことですが、そこに行き着くまでにどのようなきっかけがあったのでしょうか? 神馬

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