ペアプログラミング(ペアプロ)は、効果的だと分かっていても、開発組織のカルチャーとして根付かせるのは簡単ではありません。 では、ペアプロがほとんど行われていなかった組織で、それが自然に広がり、カルチャーとして息づくまでにはどんな工夫があったのでしょうか。 適切な休憩の取り方、ペアとの事前合意、ふりかえりのタイミング……現場での試行錯誤から生まれた「実践知」を、ネットショップ作成サービス「BASE」のプログラミングをするパンダさんに寄稿いただきました。 自身もベテランエンジニアとのペアプロでCSSへの苦手意識を克服したパンダさん。そのリアルな体験と知見は、ペアプロ文化を組織に根付かせたい全ての人に響くはずです。 はじめに|ペアプロは心理的安全性を築く ペアプロは、価値を体験すれば自然に広がる チームの状況に合わせた柔軟なペアプロ運用 信頼関係構築、知識共有の促進――ペアプロの効果 【効果1】

目次はじめにVimキーバインドの紹介EmacsおよびSpacemacsNeoVimVSCode上でVim +Emacs + which-keyキーバインドを実現する【本編】 I. 前提条件 II.NeoVim側の設定: init.lua III.VSCode側の拡張機能のインストール IV.VSCode側の設定: settings.json V.VSCode側のキーバインド設定: keybindings.json できるようになることの紹介 おわりに おまけ はじめに開発者の皆さん、日々のコーディング、楽しんでいますか? 私がコードを書き始めた約11年前、国内の技術ブログなどではVimの設定や拡張機能に関する記事が毎日のように投稿され、大きな盛り上がりを見せていました。また、Emacsも根強い人気があり、「Vim」 vs 「Emacs」の宗教論争がネタになっているような時
Intro 前回は、Nx の事例をベースに「パッケージを公開する側」の対策について解説した。 今回は、「パッケージを使う側」、もっと言えば「OSS を使う上で開発者が考えるべきこと」について考察する。 OSS の危険性 npm 起因のサプライチェーン攻撃が確認されたことで「npm は危険だ」という話になると、「npm を禁止すべき」といった極端な話になったりする。 前回のブログで紹介したような対策を行うなら、多少は良くなるかもしれない。しかし、それらは全てパッケージ公開者に委ねられる。自分が公開者として実施するなら、自分が原因で攻撃が発生することは防げるだろう。 一方、攻撃に必要な突破口は 1 つあれば良い。npm にある全てのパッケージが対策されない限り、npm を主語とした安全が担保される日は来ない。 この広大な依存関係の中には、闇落ちした開発者が、それまでの善良なコードを、自分の意志

執筆 中川 幸哉 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)に所属するテクニカルライター。新潟県上越市出身。会津大学コンピュータ理工学部卒業後、現在は新潟市に在住。ReactやAndroidを軸に、モバイルアプリ開発やWebサイト制作、Webメディア編集部の業務改善や、プログラミング技術記事の執筆等に携わっている。著書に「たった1日で基本が身に付く!Androidアプリ開発超入門」(技術評論社)、「基礎から学ぶReact Native入門」(翔泳社)他。 監修 山田 祥寛 静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and DevelopmentTechnologies。執筆コミュニティ「

最近、Claude Codeを使っている人から「レビューが追いつかない」という相談をよく受ける。これは偶然ではなく、必然的に起きる現象だと考えています。 このnoteでは どうしてClaude Codeによる生産性向上の限界が訪れるのか どうすれば、全体の生産性が向上するのか Claude Codeを利用した場合にレビュープロセスでのボトルネックをどのように解消させていくか の3つを書いていきます。 プロダクト開発の典型的なワークフローまず、多くのチームで採用されている機能追加のワークフローを整理してみる。 ※あくまで一般例なので、チームにより変更があると考えています 機能追加のワークフローこの流れ自体は理にかなっていると思っています。 問題は各プロセスの処理速度のバランスです。 ボトルネック理論で考える開発プロセス生産管理の世界には「制約理論(TOC: Theory of Constra

#共有する 開発生産性カンファレンス https://dev-productivity-con.findy-code.io/2025 2025/07/03 Keynote: 開発生産性測定のトレードオフ 「グッドハートの法則」はもっと悲観的に捉えるべきだった はじめに:25年ぶりの来日と生産性への問題意識 25年ぶりに来日しました。かつて『エクストリーム・プログラミング(XP)』の本が日本の書店に平積みされているのを見て、とても嬉しかったことを覚えています。(サインしようとして店員に怪しまれ、逃げたという面白いエピソードもありましたが。) 今日は「開発生産性」について話します。より多く、より早く作れば生産性は向上するのでしょうか?ドイツには「物事を良くしようとして、かえって悪化する」という趣旨の言葉がありますが、まさにそれが生産性の議論で起きています。特にAIの登場は、この問題をさらに悪化

【ヤマハ発動機×SUBARU×三菱電機】今こそ考えたい「開発プロセスの品質視点」登壇資料です。 https://techplay.jp/event/967093

Java はスレッドごとにメソッドの呼び出しをスタックで管理している スタック = LIFOのデータ構造 例外を new すると、その時点のスタックの情報が例外に記録される スタックトレースは、このスタックの情報を出力したもの トレース = trace = 追跡 スタックを追跡するためのもの スタックトレースを読むと、その例外を投げたスレッドがどのようにプログラムを通り、どこで例外をスローしたかが分かる スタックトレースの読み方 初めて長大なスタックトレースを見るとビックリしてしまうかもしれないが、全部を読む必要は無い 「例外の発生箇所を特定する」という目的に対しては、一番重要なのはスタックトレースの先頭だけ スタックトレースの先頭行は、その例外が生成された場所 普通は throw new Exceptin() のように、生成と同時に例外をスローするので、例外が生成された場所=例外がスロー

コードレビュー開発者ガイド はじめにコードレビューとは、コードの作成者以外の人がコードを調べるプロセスです。Google ではコードとプロダクトの品質を維持するためにコードレビューを実施しています。 このドキュメントはGoogle のコードレビューのプロセスとポリシーに関する正規の解説です。 このページでは私達のコードレビュープロセスを概観します。このガイドはさらに二つのドキュメントに分けられます。コードレビューの仕方: コードレビュアーのための詳細なガイド CL 作成者のガイド: CL をレビューしてもらう開発者のための詳細なガイド コードレビュアーはどんな観点でレビューすべきか?コードレビューは次の観点で見るべきです。 設計: コードはうまく設計され、そのシステムにとって適切か? 機能性: コードは作成者の意図通りに動作するか?ユーザーにとってコードの挙動は適切か? 複雑さ:
AWS については利用していないのでよくわからない。あくまで Erlang/OTP で書かれたミドルウェアのリプレイス事例として感想を雑に書く。ちなみに、現地で発表を聞いている。 一般的な感想 自分のようなAWS 素人が見てもわかりやすいシンプルなシステムになっていた HTTP/2 を利用した独自プロトコルでの双方向通信が気になる TCP/IP を利用した大量の常時接続は本当に大変だとおもう カーネルパラメーターチューニング! 少ないリソースで、たくさんの接続を担う ゴールが素晴らしい デプロイの自動化をGitHub Actions でやってるのやっぱりいい 負荷試験にて1億台の接続を維持した状態で挙動が問題ないことを確認 最高 Graviton ベースの Fargate の活用Go であれば arm64 向けバイナリがサクッと生成されるのは良い Erlang/OTP からGo へ

はじめに本記事では無料で公開されている企業のエンジニア向け研修資料をまとめました。 近年では、多くの企業が新人向けの研修資料を公開しています。これらの資料は内容が充実しており、初心者から中級者まで幅広いレベルの学びを得ることができます。さらに、資料の作り方も参考になるため、勉強会で発表する人や企業の研修担当者にとっても貴重な情報源となっています。本記事では様々な企業のエンジニア向け研修資料をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください! この記事の主な対象者 有名企業の研修資料を幅広く確認したい方エンジニアとして初級から中級レベルの方 独学で学んでいる方 今後研修資料を作成する予定の方エンジニア向け研修資料の特徴エンジニア向け研修資料は、エンジニアが職務に必要な技術や知識を効率的に習得するための学習コンテンツです。これらの資料は、新入社員の研修や既存社員の育成を目的として、大手企

WEBアプリケーション開発者です。 特別セキュリティのスペシャリストになりたいというわけでないですが、アプリケーション開発者として徳丸本に記載されている内容レベルのセキュリティ知識はあります。 システムのセキュリティに関してはベンダーの脆弱性診断を通して運用しており、個人的にはセキュリティに関して何か困ったことがいままでありません。 ただ、ふと考えてみると「情報漏洩やサイバー攻撃が発生した際などの有事にどのような行動をとるべきか」という観点ではあまり自信がないなと感じました。社内でもそのような場合の指針が整っているわけではないです。 徳丸先生は、一般的な開発者には最低限どのレベルのセキュリティ知識を求められていますか? 回答の難しい質問ですが、ここは本音をさらけ出したいと思います。 私が「安全なWebアプリケーションの作り方(通称徳丸本)」を出したのが2011年3月でして、それから13年以
オープンソースソフトウェアの開発プロジェクトで連絡用プラットフォームとしてDiscordを用いる例が多くあります。しかし、自由ソフトウェア(FOSS)の推進者であるドリュー・デヴォールト氏は「『自由ソフトウェア』の開発プロジェクトにDiscordを使うべきではない」と警鐘を鳴らしています。 Please don't useDiscord for FOSS projects https://drewdevault.com/2021/12/28/Dont-use-Discord-for-FOSS.htmlDiscordはユーザーが「○○というゲームについて話し合うサーバー」「○○愛好会のボイスチャット用サーバー」「GIGAZINEの公式サーバー」といったように自由にサーバーを作ることができるコミュニケーションアプリで、各サーバーではテキストや音声で会話できるほか、ファイルをアップロードした

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