こんにちは、Shun Yamada(@svfreerider)です! DeNAの南場さんとDelight Venturesが、サンフランシスコで挑戦する日本人起業家を応援する新プログラム「Delight X」をスタートしました。 「Delight X」は、アメリカで大きな挑戦をしたいと志す方にとって、またとないチャンスです。メンター陣には、SandboxVRやRunwayを創業したSiqi Chenや、Stitch Fixを上場に導いたKatrina Lakeをはじめ、アメリカで活躍する先輩起業家のKiyoさんやAnyplaceの内藤兄さんなど、豪華でオールセットな環境が整っています。 正直なところ、まだアメリカで大きな成功をした日本人起業家ってまだほとんどいません。私自身、まだまだゴールよりスタート地点に程近いところを走っていますが、メンターの一人として数えてもらうなか、どちらかといえ

find COOの和田です。 株式会社findは、先月で3歳になりまして、創業4年目に突入しました。 資金調達を経て事業拡張していくこのタイミングで、この変わった事業を1人でも多くに知ってもらいたいと思いnoteを書いています。 「なんで落とし物が会社になってるの?」ってところから現状の売上まで、find社で大事にしている「オープンでいこう」の理念のもと、この3年間を振り返ってみたいと思います。 長文になったので、忙しい方は目次から「まとめ」に飛んでくださいね。 ①なぜ落とし物の会社を作ろうと思ったかまず、よく質問されるNo.1がこれです。 実は、解決したい課題があるから会社を立ちあげたのではなく、起業することが先に目標にありました。 会社員として10年勤めるなかで、資本家側にならないといけない思ったタイミングが何度もあったからです。脱サラすることだけ先に決め、何をやるのかをずっと模索して

このシートは、なるがみの過去の経験からサービスを企画・開発・運営する上で必要な思考をまとめたものです。 1. 事業を20文字以内で説明できますか?経験上、toCサービスは20文字以内で説明できないと流行りません。 専門用語や日本版◯◯といった単語を使ってはいけません。 小難しい事業を口コミやSNSで広げることは困難を極めます。 例えばSkebは「お題の絵を描くとお金がもらえる」です。 2. ペルソナを設定できていますか?ペルソナとはそのサービスを使う利用者のイメージです。 年齢、性別、収入、その分野に使う年間予算は即答できると良いです。 さらに、ペルソナにマッチする友人が数十人いることも必要です。 ペルソナが周囲に数人しか思いつかない場合、ニッチな分野を攻めすぎているか、あなたがその分野のコミュニティにいないかのどちらかです。いずれにしても利用者が増えることはありません。 即決ファンドの面

この2年間の動き2023年 3月 ビ ジ ネ ス 経 営ChatGPT リリース の衝撃か らSaaSを 作る2023年 6月 SaaSを受 託開発で 売る 法人設立2023年 9月2023年 12月 2024年 3月 2024年 6月 案件獲得が不安定だったた め副業で稼働本業会社を辞めて フルコミット 業務委託6-7名ほどで 受託開発を実施 業務委託20名ほどで 受託開発やAIコンサルを実施 公庫から 1000万円 調達 1期目 売上1200 利益700 VAL1億円 M&A提案 売上が 毎月倍々 で増加 2024年 9月 シナジーを 活かしたエ ンプラへ の営業加 速 半期 売上7300 利益5000 M&A DD VAL4億円 M&A提案 2024年 12月 M&A 成立 先に集客 & マネタイズ2023年 3月 ビ ジ ネ スChatGPT リリース の衝撃か ら

どうして今さら「飲食」に?74.6億をグローバルVCから調達したバーティカルSaaS「ダイニー」の野望
有害な「創業者らしさ」 2024.10.16 Updated by yomoyomo on October 16, 2024, 11:49 am JST 先月、スタートアップアクセラレータのY Combinatorの共同創業者であるポール・グレアムの「創業者モード」というエッセイが大変話題になりました。 これはAirbnbの共同創業者にして最高経営責任者のブライアン・チェスキーが、Y Combinatorのイベントで行った講演に触発されて書かれたもので、原文を読みたくない人は、小林雅一氏の紹介記事などを読んでいただければと思います。 一言で言えば、創業者は企業が大きくなる過程で組織を階層化し、管理職となる人材を雇って権限を委譲するべき、という現行の企業経営の常識を疑う内容です。 優秀な人材を雇って仕事を任せるというと聞こえがいいが、現実にはそうして雇われたマネージャーの元で組織はブラックボ

以下の文章は、Paul Graham による How to StartGoogle の日本語訳である。本翻訳文書については、Shiro Kawai さんに誤訳の訂正を頂きました。ありがとうございました。 (これは、14~15歳の子たちに、いずれスタートアップを始めたいと思ったら何をやるべきかについて私が行った講演である。多くの学校が、スタートアップについて生徒に何か教えるべきだと考えている。これこそが、私が学校が生徒に教えるべきと思っていることだ。) あなた方のほとんどが、いわゆる現実世界に放り出されたら、いずれはある種の職に就かねばならないと考えているでしょう。それは正しくなくて、今日、私はあなた方が職に就かなくて済むために使える技を指南します。 その技は、自分の会社を始めることです。つまり、それは働くのを避ける技ではありません。自分の会社を始めたら、普通の職に就いた場合よりも懸命に

たまたまお仕事の断り方という記事を読んだ。ひとり会社を経営してもうすぐ5年が経とうとしている。うちの会社では過去に1度、大きな失敗を経験してふりかえりを行った。その際に引き受けないお仕事の基準というものを社内で作成した。その失敗に至った原因の1つとして、本来引き受けるべきではないお仕事を受けてしまったと後になって反省した。 時代の流れや人手不足もあり、システム開発やプログラミングのお仕事はまだまだ好況にみえる。うちのような零細企業でも、実際に引き受けられるお仕事より依頼の方がずっと多い。そして残念ながらせっかくいただいた依頼をお断りすることもまた多い。 引き受けないお仕事の概要経理の本に書いてあったやるべきではない取引起業したばかりの頃に読んだ次の経理の本にも「やるべきではない取引」として次のリストを提案していた。 報酬が魅力的でも信用できない相手や嫌いな相手との取引 入金が遅い取引 自分

ありがたいことに年末にメルカリの小泉さんとランチをご一緒させてもらいました。 CTO(@yutadayo)が作成した過去の失敗スライドに、リプライをいただいのがきっかけだったのですが、長らく競合事業(現ラクマ)をやっていたこともあり、きちんとお話ししたことがなく、とても学びが深かったので、ご本人に許可をいただいて、メモした内容と学びをシェアさせていただきます。 なんでメルカリに?噂ではフリルにも入社してもらえる可能性もあったとか?2007年よりミクシィに入社し、2012年の退任までCFOを務めていた その後、1年以上は他の会社の社外取締役をしたりフリーランスをしていた フリルは2012年夏リリース、メルカリは2013年春リリース 小泉さんは2013年冬にメルカリ入社 フリルのことは入社前から知っていて、2012年冬のIVSでコミュニティファクトリーの松本さんに「フリル知ってる?紹介してよ」

序章 静的型付け言語がスタートアップにおける成長戦略にどのように貢献するかを解説する記事です。 静的型付け言語とは 静的型付け言語とは、プログラムの実行前に変数の型が決定され、コンパイル時に型チェックが行われる言語のことです。Java、C#、Rust、TypeScript、Goなどが代表的です。実行前にエラーを発見しやすく、大規模なプロジェクトや長期的なメンテナンスに適しています。 静的型付け言語のメリット エラーの早期発見 静的型付け言語は、コンパイル時に型の不一致や変数の誤用を検出します。これにより、ランタイムエラーが減少し、開発初期段階で問題を発見できるため、時間とコストの節約につながります。 コードの可読性と保守性 型情報がコードに明示されているため、他の開発者がコードを理解しやすくなります。チームが拡大する際に、コードの保守性を高める重要な要素です。 パフォーマンスの最適化 静的

多くの企業において、異なる領域で新しいビジネスの種を見つけ、育てる「新規事業開発」が求められる中、リブ・コンサルティングが開催した「事業開発SUMMIT2023」。今回は、今年4月に出版した『新規事業を必ず生み出す経営』が話題の新規事業家・守屋実氏のセッションの模様をお届けします。新規事業家として30年余りの経験を持つ守屋氏が「量稽古」の効果や、大企業での社内起業が有利な理由などを語りました。 1万3,500円の新規事業本を出版した守屋実氏が登壇権田和士氏(以下、権田):さっそくセッションをスタートしてまいります。 守屋実氏(以下、守屋):よろしくお願いします。 権田:実は私、この事業開発SUMMIT2023を企画している時に、ちょうど守屋さんの『新規事業を必ず生み出す経営』という本が出まして。 守屋:ボロボロですね。 権田:読み込みましてボロボロなんです。 守屋:(笑)。 権田:これ、高

エンジニアは起業しやすい職種である山崎大輔氏(以下、山崎):あと1個だけ言いたいことがあって。これを聞いている方々は、きっとエンジニアの方が多いんですよね? やまげん氏(以下、やまげん):はい。 山崎:エンジニアがVCからお金を入れて(もらって)赤字を掘りながら(事業に取り組む)ようなことはけっこう難しいのですが、起業しやすい職種であるということはすごく主張したいんですよね。そこだけ話をさせてもらっていいですか。 やまげん:はい。時間の許す限り。 山崎:エンジニアは、価格が高騰しているということもあるんですけれど、必ず(自分自身を)1人月で売ることができる商品なんですよね。だから、食いっぱぐれることがほぼないわけです。 これは理想的な話ですが、1人月で例えれば、いくらかわからないけど、半分の稼働で自分の生活が支えられるぐらいの給料を稼ぐことができれば、それだけで残り半分を開発に突っ込めるわ

アメリカを訪れている萩生田経済産業大臣は、革新的なビジネスを生み出すスタートアップ企業が集積するシリコンバレーに今後5年間で1000人規模の日本の起業家を派遣し、競争力の強化につなげる方針を表明することにしています。 日本は、アメリカに比べて革新的なビジネスを生み出すスタートアップ企業の数が少なく、去年1年間の新興企業向けの投資額は、GDP=国内総生産の0.08%にとどまるなど育成が課題となっています。 こうした中、経済産業省は、起業家や企業の新規事業担当者をアメリカのシリコンバレーに派遣する支援策を大幅に拡充し、2027年までの5年間にこれまでの10倍の1000人規模を派遣する方針を固めました。 この支援策は、シリコンバレーを訪れ、現地の企業経営者や投資家などにビジネスプランを提案し、意見をもらうことなどで、起業家の育成を目指すものです。 萩生田経済産業大臣は27日、スタートアップ企業を

最初の売上はMRR10万円。それを獲得するまでに1年1ヶ月かかった。MRR100万円を超えるのに2年。問い合わせは毎月5件くらい。投資家とのMTGは辛く、友人の「売上いくら?いつ上場するの?w」には苦笑いで返してた。3年やってMRR280万円までしか伸ばせずにピボット。スタートアップなんてこんなもん! — 諸岡 裕人|カミナシCEO (@morooka_hiroto) February 9,2022 そこで2つのことを感じました。 「サクセスストーリーではなく、苦労話や失敗談を聞くことで活力になったりする場面もある」ということ。過去の自分など特にそうですが、上手く行ってない時ほど誰かの苦労した話を聞くと、「自分もがんばろう!」と思えました。なので、このnoteは順調な方よりも、昔の自分のように苦しい状況にいる方に向けたものになっています。 2つ目は、「みんなリアルな数字を知りたがってい

Treasure Dataは、2011年に芳川裕誠氏、太田一樹氏、古橋貞之氏の3名がシリコンバレーで創業したビッグデータ分析企業。2018年8月、ソフトバンクグループ傘下のコンピュータチップ設計企業ARMが、約6億ドル(約660億円)で同社を買収したニュースは記憶に新しい。Treasure Dataの元CTOで現取締役の太田一樹氏に、学生時代から創業までの経緯や、グローバルスタートアップとして成長するプロセス、ARMとのM&Aの裏側などについて聞いた。(前編:日本人CTOがシリコンバレーで25歳で起業し、660億円で買収されるまでの道のり) ※インタビューシリーズ「シリコンバレーから日本を考える」では、櫛田健児氏(スタンフォード大学ジャパン・プログラム リサーチスカラー)がシリコンバレーの企業・スペシャリストにインタビューし、日本の未来・可能性について掘り下げます。 <目次> ・一番大きな

大学時代に日本屈指の技術系スタートアップCTOを経験。25歳で日本から飛び出して、シリコンバレーで起業した ――まず太田さんがシリコンバレーで起業するまでの経緯を聞かせてください。 高校生の時に初めて携帯電話を買ってもらいました。その携帯がiアプリといって、Javaのプログラムが動作する端末でした。そこで近くの書店でプログラミングの本を買って、簡単なシューティングゲームを作りました。 すると、それが40万件以上ダウンロードされたんです。塾の帰りなど、隣にいる人が自分の作ったゲームをプレイしているのを見て驚きました。それが最初のコンピュータ、インターネットの原体験で、そこからプログラミングにのめり込んでいきました。 太田 一樹(Treasure Data 共同創業者 取締役) 1985年生まれ。東京大学大学院情報理工学研究科修士課程修了。学部課程在学中の2006年、自然言語処理と検索エンジン

グーグル、ヤフー、バイドゥからの買収オファー 2010年某日、渋谷のセルリアンタワーの一室に、武井信也氏はいた。検索エンジンの開発を手掛けるベンチャー、マーズフラッグのCEOが向き合っていたのは、グーグルの日本法人幹部と、アメリカ本社の幹部たち──。 「検索」の世界を手中に収める巨人はその日、武井氏にマーズフラッグの買収を提案した。マーズフラッグは独自のサイト内検索技術を用いた「MARS FINDER」を有し、ホームページ内の検索ツールとして日本の並みいる大企業を顧客にしていた。例えば、トヨタやソニーのホームページを開くと、右端に虫眼鏡のアイコンがある。その検索ツールが「MARS FINDER」だ。グーグルも無料で日本企業向けに検索サービスを展開していたが、日本でのシェアでは「MARS FINDER」が優勢だった。それなら買収して、日本のBtoBの検索市場も手に入れようということだ。 実は

事実は小説より奇なり。誰も恨まない生き方をするに至った過程をnoteにまとめ、たった1人でも役立てば良いと考え、ナレッジとして残すことにした。 経営は社長に責任がある。これは間違いない。起業家は出資者を恨むことをしない方が幸せになると思う。これもたぶん間違いない。厳密には違うけれども僕が心がけていることだ。 そんな僕が、金商法違反を平気で行うベンチャーキャピタル(VC)から個人破産申立をされた末に4,000万円支払った話をしようと思う。 しかし今でもVCを恨んでいない。そんな能天気な自分が明日を創ると信じている。起業家なら暴風雨でも前を向いて進みたいものだ。 さて、この話では普通は表に出てこないような失敗談や注意すべきポイントが多数出てくる。これから起業してエクイティによるファイナンスを検討している人にとって参考事例になることを願う。 未だに存在する昔ながらのベンチャーキャピタル起業した一

山崎繭加の「華道家のアトリエから」第3回 “BadBlood: Secrets and Lies in a Silicon Valley Startup” (悪い血:シリコンバレーベンチャーの秘密) by John Carreyrou (ジョン・キャリールー) 2018年5月出版 *日本語版は集英社より刊行予定 「そうなるまで、そうであるふりをせよ」“Fakeit, until you makeit.”は、「そうなるまで、そうであるふりをせよ」という意味の言葉だ。できているふりをしているうちに本当にできるようになる、だからできるようになるまで待たずに今からやればよい、とポジティブな意味合いで使われることが多い。 中でもシリコンバレーにはFake-it-until-you-make-itの文化が根強くある。起業家が今の時点ではとても実現しそうにない、だが世界を変えうるというビジョン

リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く