まとめ 資本主義は「持つ者」に有利なゲーム であり、労働市場に依存するだけでは人生の選択権を手に入れることは難しい。 経済的自由は手段であり目的ではない。お金があっても精神的自由がなければ、本当の自由とは言えない。 最終的な目標は「人生の幸福点の最大化」 であり、資本主義のルールを理解しつつ、それに囚われない生き方を選ぶことが重要である。 資本主義ゲームの基本ルールなのですよね… 「資本主義ゲームがいかに労働所得を資産所得に変換していくかというゲーム」 自分が参加しているゲームと基本ルールが何なのかを理解してないと、自分の人生の選択権を労働市場から買い戻す事ができない。… https://t.co/qgIxW108Ni — 中野 仁 (AnityA) (@Jin_AnityA) February 10, 2025 1. 資本主義ゲームの本質を知る資本主義は「持つ者」に有利なゲーム私たちは

「激変」というべきマンガ・アニメ市場の拡大 3月22・23日に東京ビッグサイトで開催された「AnimeJapan2025」の会場に足を運んだ。会場はもちろんものすごい人の波だったが、外国からの客も多く、日本のマンガやアニメの人気が世界中を席巻している現実を映し出していた。 この「AnimeJapan2025」取材を始め、この3月はテレビ局や出版社をひたすら取材に回った。4月発売の月刊『創』(つくる)のマンガ・アニメ特集のためで、短期間に数十社の取材は大変だったが、日本のエンタメ界にいま大きな変化が起きていることがわかった。「変貌」どころかまさに「激変」だ。 激変ぶりが最も目立ったのがテレビ局のアニメ事業だ。民放各局が23時台に全国ネットのアニメ枠を続々と新設するという、テレビ界にとっては大きな変化が生じつつある。テレビ朝日など1年間にアニメ枠を2つも新設という大きな改編だ。 そのほかにもシ

以下の文章は、コリイ・ドクトロウの「Keir Starmer appoints Jeff Bezos as his “first buddy”」という記事を翻訳したものである。 Pluralistic 説明責任のない、私利私欲にまみれたテック企業のビリオネアを「ファーストバディ」として迎え、事実上の規制権限を委ねているのはドナルド・トランプだけではない。英国首相のキア・スターマーは、英国経済のかじ取りをジェフ・ベゾスにゆだねた。 文字通りではないにせよ、事態はそのように進展している。(Amazonのような)テック企業の独占を調査・制裁する英国の規制当局、競争・市場庁(CMA)のトップに、かつてAmazon UKを率いていたダグ・ガーが就任することになった。 表面的にも十分に憂慮すべき事態だが、実際はさらに深刻である。退任するCMAのトップ、マーカス・ボッケリンクは目覚ましい功績を残した。彼
![スターマー英首相、ジェフ・ベゾスを「ファーストバディ」に任命 » p2ptk[.]org](/image.pl?url=https%3a%2f%2fcdn-ak-scissors.b.st-hatena.com%2fimage%2fsquare%2ff12861a0fdf358517d39b48a4349041ac113ecbf%2fheight%3d288%3bversion%3d1%3bwidth%3d512%2fhttps%253A%252F%252Fp2ptk.org%252Fwp-content%252Fuploads%252F2025%252F01%252F22Jan2025.jpg&f=jpg&w=240)
Pluralisticバイデン政権は、ジェノサイドを容認するなど多くの失望、挫折、怒りをもたらした。だがこの4年間に一貫していた光明は、企業権力と企業腐敗に対する過去に例のない全面攻勢だった。 この戦いを象徴するのが「不公正で欺瞞的な(unfair and deceptive)」という3語だ。この言葉は連邦取引委員会法第5条や、運輸省に「不公正で欺瞞的な」行為を禁止する権限を与えた連邦規則集40巻1訳注:49巻のタイプミスと思われる41712条(a)項など、それをモデルにした他の法律にも登場する。 https://pluralistic.net/2023/01/10/the-courage-to-govern/#whos-in-charge 議会が「不公正で欺瞞的な」行為を処罰する機関を設立したとき、それは国民に「あなたには騙されない権利がある」と宣言したのである。当たり前だと思われるか
![「騙されたお前がバカなだけだ」に向かう米国社会 » p2ptk[.]org](/image.pl?url=https%3a%2f%2fcdn-ak-scissors.b.st-hatena.com%2fimage%2fsquare%2f508034a17a3c9eae7c87b1bfe74c20940331f29c%2fheight%3d288%3bversion%3d1%3bwidth%3d512%2fhttps%253A%252F%252Fp2ptk.org%252Fwp-content%252Fuploads%252F2024%252F12%252Fcaveat-america.jpg&f=jpg&w=240)
デジタル封建主義:知的財産権があなたを“テクノ農奴”にするまで投稿者: heatwave_p2p 投稿日: 2024/9/162024/9/16 Pluralistic 資本主義(利潤から富が生まれる)から封建主義(地代レントから富が生まれる)への社会の転換が、奇妙な結果をもたらしている。それは、実際の財産(物理的に所有するモノ)に対する権利が、企業の比喩的な「知的財産」の主張によって覆されるケースが増えているのだ。 なかなか理解しにくいかもしれない。まずは利潤と地代について簡単に説明しよう。資本家は設備投資をし労働者に賃金を支払って製品やサービスを生産するその過程で得られる余剰が利潤 だ。つまり、生産的なことを行うために労働者を雇って得られるお金のことである。 次に地代について説明しよう。「地代」とは、地代生活者レンティアが「生産に必要な要素」を所有することで得られるお金のことだ。生産要
![デジタル封建主義:知的財産権があなたを“テクノ農奴”にするまで » p2ptk[.]org](/image.pl?url=https%3a%2f%2fcdn-ak-scissors.b.st-hatena.com%2fimage%2fsquare%2ffc905d77a5ab11c5447089b02f39138cf115db62%2fheight%3d288%3bversion%3d1%3bwidth%3d512%2fhttps%253A%252F%252Fp2ptk.org%252Fwp-content%252Fuploads%252F2024%252F09%252Fpacman-copyright.webp&f=jpg&w=240)
Rent-seeking is the act of growing one's existing wealth by manipulating the social or political environment withoutcreating new wealth.[1] Rent-seeking activities have negative effects on the rest of society. They result in reduced economic efficiency through misallocation of resources, stifled competition, reduced wealthcreation, lostgovernment revenue, heightened income inequality,[2][3] hei
この記事は中立的な観点に基づく疑問が提出されているか、議論中です。 そのため、中立的でない偏った観点から記事が構成されているおそれがあり、場合によっては記事の修正が必要です。議論はノートを参照してください。 (2012年1月) この記事で示されている出典について、該当する記述が具体的にその文献の何ページあるいはどの章節にあるのか、特定が求められています。 ご存知の方は加筆をお願いします。(2013年12月)投資家対国家の紛争解決(とうしかたいこっかのふんそうかいけつ)とは、投資受入国の協定違反によって投資家[† 1]が受けた損害を、金銭等により賠償する手続を定めた条項である[1]。英語では Investor-State Dispute Settlement, ISDS と言われ、国際的な投資関連協定でこれを規定する条項は「ISDS条項」または「ISD条項」と呼ばれる。国内法を援用した締結
Pluralistic 詩人アンジェロウの「人が本性を見せたら、それを信じなさい」という言葉、政治における「すべての非難は自白である」という自明の理のを組み合わせると、次のようになる。「誰かがあなたを悪徳だと非難するたびに、その人は自分自身の本性を見せているのであり、あなたはそれを信じるべきだ」。 そうした非難について考えてみよう。CARES法による対コロナ緊急経済対策の小切手をめぐる道徳的パニックを覚えているだろうか? 支配階級の代弁者たちは、ありとあらゆるケーブルテレビに出演し、「こんなことをしたら、誰も働きたがらなくなるだろう」と口々に不満を漏らした。労働者は、すべて――家、子供、冷蔵庫の食料など――を失うことへの恐怖心のみに突き動かされて仕事に就くのだと彼らは考えている。 これは今に始まったことではない。クリントンが福祉を破壊したとき、「施し」が労働者を怠惰にするという理屈で正当化
![資本家をビビらせろ » p2ptk[.]org](/image.pl?url=https%3a%2f%2fcdn-ak-scissors.b.st-hatena.com%2fimage%2fsquare%2f9e7dd010336bd9603ef87aa2dee7ae2674fd08fc%2fheight%3d288%3bversion%3d1%3bwidth%3d512%2fhttps%253A%252F%252Fp2ptk.org%252Fwp-content%252Fuploads%252F2024%252F04%252Fprecaratize-bosses-2.jpg&f=jpg&w=240)
月間10万人が読んでいるCoral Insightsのニュースレターにご登録いただくと、Coral Capitalメンバーによる国内外のスタートアップ業界の最新動向に関するブログや、特別イベントの情報等について、定期的にお送りさせていただきます。ぜひ、ご登録ください! 日本の人口は、ざっくり1億2000万人ですが、約100年後の2120年には4973万人にまで減るとの予想があります(国立社会保障・人口問題研究所の2023年4月の将来推計人口)。以下のグラフにあるように江戸期に3000万人を超えた日本の人口は、明治維新以降のわずか100年で3倍の1億人超となり、再び100年で半分以下に減ろうとしています。われわれは今、ジェットコースターで言えば最初の坂を登りきってスーッと滑り出して急降下する坂に向かって走り始めたところです。 50年後や100年後については出生率や外国人比率など予想が難しい要

メタクソ化するTiktok:プラットフォームが生まれ、成長し、支配し、滅びるまで投稿者: heatwave_p2p 投稿日:2023/3/292023/3/29 Pluralistic プラットフォームはこのように滅びていく。まず、ユーザにとって良き存在になる。次に、ビジネス顧客にとって良き存在になるために、ユーザを虐げる。最後に、ビジネス顧客を虐げて、すべての価値を自分たちに向ける。そうして死んでいく。 私はこれを「メタクソ化(enshittification)」と呼んでいる。プラットフォームが容易に価値の配分方法を変更できることと、プラットフォームが買い手と売り手の間に陣取ってそれぞれを人質にし、両者の間を通過する価値のシェアをますます大きくする「両面市場」の性質によって生じる必然的な帰結である。 産声を上げたばかりのプラットフォームはユーザを必要とする。それゆえ、はじめはユーザにと
![メタクソ化するTiktok:プラットフォームが生まれ、成長し、支配し、滅びるまで » p2ptk[.]org](/image.pl?url=https%3a%2f%2fcdn-ak-scissors.b.st-hatena.com%2fimage%2fsquare%2f9e130749a689a228117cfab5cb1dd5f4870bf062%2fheight%3d288%3bversion%3d1%3bwidth%3d512%2fhttps%253A%252F%252Fp2ptk.org%252Fwp-content%252Fuploads%252F2023%252F03%252Ftiktok-enshittification.webp&f=jpg&w=240)
テクノ楽観主義者からラッダイトまで2023.10.11 Updated by yomoyomo on October 11,2023, 12:39pm JST 前回の「先鋭化する大富豪の白人男性たち、警告する女性たち」を書いた後に、「中央公論」2023年10月号に掲載された八田真行氏の「イーロン・マスクは一人ではない」(前半部がウェブ公開されています)を読み、イーロン・マスク、ピーター・ティール、マーク・アンドリーセンといった「シリコンバレーのテクノクラートたち」の思想を表現する「TESCREAL」という造語が紹介されているのが注意を引きました。 「TESCREAL」とは、トランスヒューマニズム(Transhumanism)、エクストリピアニズム(Extropianism)、シンギュラリタリアニズム(Singularitarianism)、宇宙主義(Cosmicism)、合理主義(R

日本にもついにインフレが到来し、「インフレ対策のための資産運用」というテーマへの注目度が高まっている。しかし、金融業界をはじめ、世間が騒ぐように、「インフレでお金が目減りしないように資産運用しないと大変だ」というのは正しいのか。(経済評論家 山崎 元) 資産数千万円から2億円程度の 「半端なお金持ち」の問題 インフレ対策のための資産運用というと、金融資産が数千万円から1億~2億円といった「半端なお金持ち」くらいが最も関心を持ちそうなテーマだ。彼らくらいの資産額だと、インフレによる資産の目減りで将来の生活が変わるかもしれないと思うのだろう。本稿は主にこの層の読者のために書く。 他方、資産数億円以上の富裕層は多少のインフレになっても生活には余裕があるだろうし、逆に資産数百万円の方は、効果の上で資産運用によるインフレ対策を考えるのは時間の無駄だ。「あなたには関係ない」と言っておくのが、一見冷たい

クレプトクラシー 資金洗浄の巨大な闇: 世界最大のマネーロンダリング天国アメリカ 作者:ケイシー・ミシェル草思社Amazonこの『クリプトラシー資金洗浄の巨大な闇』は、米国でこれまで行われてきた資金洗浄の実態について書かれた一冊である。僕のような一般市民からすれば資金洗浄、マネーロンダリングと言われても一部の汚いカネを持った富裕層はそういうことを演る人もおるんやろなぐらいの認識で、特段それについて深く考えたり、問題に思ったことはなかったが、本書を読むとなかなかに被害の大きい行為であることがわかる。 副題に「世界最大のマネーロンダリング天国アメリカ」と入っているように、本書の事例はアメリカのみなので(資金洗浄を行いたい日本人も出てこない)日本人読者からすれば距離のある話ではあるが、アメリカでいかにマネーロンダリングが盛大に行われてきたのか。それを許してきた司法のシステム、抜け穴とは何なのか。

Y Combinator 創始者 Paul Graham が2016年1月に公開した論考 The Refragmentation の翻訳、後半です。(前半からどうぞ) まだ先とは言え、時代の変化はすぐそこまで来ていた。デュプロ型経済の解体の兆候は、複数の面で並行して見られた。垂直統合していた会社は、効率を求め、文字通り解体していった。既存企業は新たな競合に直面した。a)競争がグローバル化したことと、b)技術革新が規模の経済を無効化し、規模が資産から負債に転じたことの2つが要因だ。消費者に届く販路が広がるに従い、中小企業の生存率が高まった。全く新しい商品群が現れるようになり、市場の変化が速くなった。そして政府も、それまではJ.P.モルガン的世界を、自然な発展段階だとあたたかく見守っていたのが、そうでもないと気がついた。 J.P.モルガンを横軸とするなら、縦軸はヘンリー・フォードだった。フォー

アメリカを訪れている萩生田経済産業大臣は、革新的なビジネスを生み出すスタートアップ企業が集積するシリコンバレーに今後5年間で1000人規模の日本の起業家を派遣し、競争力の強化につなげる方針を表明することにしています。 日本は、アメリカに比べて革新的なビジネスを生み出すスタートアップ企業の数が少なく、去年1年間の新興企業向けの投資額は、GDP=国内総生産の0.08%にとどまるなど育成が課題となっています。 こうした中、経済産業省は、起業家や企業の新規事業担当者をアメリカのシリコンバレーに派遣する支援策を大幅に拡充し、2027年までの5年間にこれまでの10倍の1000人規模を派遣する方針を固めました。 この支援策は、シリコンバレーを訪れ、現地の企業経営者や投資家などにビジネスプランを提案し、意見をもらうことなどで、起業家の育成を目指すものです。 萩生田経済産業大臣は27日、スタートアップ企業を

いつもSkebをご利用いただきありがとうございます。Skebを運営する株式会社スケブ(本社: 東京都港区、代表取締役社長: 喜田 一成)は、株式会社カイカエクスチェンジ(本社: 東京都港区、代表取締役社長: 鈴木 伸)、及び株式会社スケブベンチャーズ(本社: 東京都港区、代表取締役社長: 岩野 裕一)とイニシャル・エクスチェンジ・オファリング(IEO)実施検討に関する覚書を締結したことをお知らせいたします。 法令に基づき各機関の審査を経て、2022年9月頃のSkeb Coin(仮称スケブコイン)の発行、及び資金調達、暗号資産交換所での取引開始を目指します。調達された資金はSkebの発展に活用される予定です。 また、Skebの利用者の皆さんに安心してSkebをご利用いただくために、SkebはNFTに関する事業に今後も関与する予定がないことを改めてお知らせいたします。Skeb Coinとは


Y Combinator 創始者 Paul Graham は、ときどき自分のウェブサイトに長文エッセイを発表します。2016年1月に公開された The Refragmentation に感銘を受け、大好きで時々読み返していました。誰か日本語に訳してくれたら、友達に紹介できるのに。そう思っていたのですが、2年近くたってもこのエッセイだけ翻訳されないようなので、試してみました。 まずは前半を公開します。以下、翻訳です。 年をとっているほうが有利なことがある。世の中の大きな変化を人生の中で実際に経験できたことだ。私が見てきた大きな変化は、分断だ。アメリカ政治では、2つの政党が過去よりずっと乖離している。社会を覆う価値観の面でも、これほど共通項が見えなくなった時代はない。クリエイティブ・クラスは他を見捨てて、数少ない幸せな都市に集まっている。経済格差が広がっているということは、富裕層と貧困層の距離

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