片山さつき財務相は15日の参院予算委員会で、中国人など外国人による不動産取得の際に用いられる現金の流れなどを巡り、参政党の神谷宗幣代表と議論を交わした。不正を懸念する神谷氏に対し、片山氏は「きちんと対応をする努力をしている」などと述べた。 神谷氏は「中国人の不動産所得が多いというデータがある。だが、調べると、中国では政府の許可なく年間5万ドル以上の海外送金ができないというルールになっている。日本では多くの中国人がキャッシュで不動産を買う。この現金はどこからきているのか」と述べ、日本政府による調査の状況を尋ねた。 中国人の現金持ち込み年600億円片山氏は「中国における送金規制がどのぐらい順守されているのか、私どもではちょっと分からない」と述べた。日本に100万円以上の現金を持ち込むためには申告が必要だとのルールを説明し、「令和6年度で海外から3300億円ほどが持ち込まれていて、そのうち中国が