富山地方鉄道(富山市)は14日、4月15日付の鉄道線のダイヤ改正を発表し、運行する全3路線で平日12、休日47本の減便を実施するとした。新型コロナによる利用者減が戻らないことに加え、資材高騰による維持・管理費の増加が経営を圧迫。利用率の低い休日や平日の早朝などを中心に踏み切った。 減便は、本線(電鉄富山―宇奈月温泉間)で平日6、休日30本、立山線(電鉄富山―立山間)で平日2、休日9本、不二越・上滝線(電鉄富山―岩峅寺間)で平日4、休日8本となる。現在は3路線で平日200本、休日190本を運行している。 富山地鉄によると、まとまった減便は平日7本、休日30本を減便した21年以来となる。担当者は「人員が足りず、事業運営はとても厳しい」と説明。通勤・通学時間帯や立山方面の観光列車の本数は維持したとして理解を求めた。 電鉄富山―寺田間で15分間隔で運行する「パターンダイヤ」を平日の午後4~8時台で