【12月16日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は15日、ドイツ・ベルリンでスティーブ・ウィトコフ米特使らとロシアとの和平案に関して協議した。米国は、停戦後のロシア再侵攻を防ぐ「非常に強力な(安全の)保証」をウクライナに提供する考えを明らかにした。 米当局者によると、提案した「安全の保証」は、他国への攻撃を全体への攻撃とみなすという、北大西洋条約機構(NATO)の集団防衛体制に準じたものになるという。 協議後、ゼレンスキー氏は、安全の保証に関して「実質的な進展があった」と述べた。 しかし、領土問題については溝が埋まらず、「我々はまだ異なる立場にある」と語った。 一方、主要な欧州の首脳は15日、ベルリンで協議し、ウクライナでの和平合意を実施するために、米国の支援を受けた欧州主導の「多国籍軍」を提案した。 共同声明で、この部隊はウクライナに対する「強力な安全の保証」の一環