2025年9月30日、川口市議会は歴史に残る恥ずかしい意見書を採択してしまいました。 案文段階のものですが、以下のとおりです。おかしなところを1つ1つ指摘していきます。 仮放免者に住民登録がなく、把握できなくしたのは麻生太郎内閣時代意見書では前文で、「出入国在留管理庁の仮放免制度による住民基本台帳に登録がなく、把握ができない外国人も急増している。」としています。あたかも、把握ができないことが外国人の責任であるかのよう。 しかし、現在の在留カードによる登録制度が始まったのは2012(平成24)年から。法律自体は2009(平成21)年7月に成立しました。 それ以前は、外国人登録制度というものがありました。 最高裁判所は、非正規滞在の外国人にも登録義務があるとしており(昭和57年3月30日第3小法廷判決・判例タイムズ467号96頁など)、仮放免中の外国人も住所のある区役所・市役所で外国人登録をし