株式会社アルファポリス(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:梶本雄介、以下「アルファポリス」)は、アニメ制作を手掛ける株式会社WHITE FOX(本社:東京都杉並区、代表取締役:岩佐岳、以下「WHITE FOX」)の全株式を取得し、完全子会社化したことをお知らせいたします。 ◆子会社化の背景と目的 インターネット発の出版の先駆者であるアルファポリスは、「これまでのやり方や常識に全くとらわれず」、「良いもの面白いもの望まれるものを徹底的に追求していく」というミッションの下、インターネット時代の新しいエンターテインメントを創造することを目的とし、インターネット上で話題となっている小説・漫画等のコンテンツを書籍化する事業に取り組んでまいりました。また、出版事業のみに留まらず、出版事業により蓄積された自社IPを活用したアニメ化等のメディア展開、グッズ販売、ゲーム事業等の多角的な事業展開を目指してお

Amazon電子書籍Kindleで同人小説ライトノベル(ラノベ)を個人出版したら、1年で数百万円稼いだ➡本の不況で売上が減少した話【副業・兼業・プロ作家を目指す人にオススメ】【悪行貴族のはずれ息子】 初めまして。Amazonで『白波文庫』というレーベルで個人出版している白波 鷹(しらなみ たか)と申します。 以前から「note」に興味があり、どうせなら私がAmazonで稼いだ話をしようと思い、投稿しようと思いました。 完全に個人の趣味で書いていた同人小説(ライトノベル)だけで数百万円の収入を得ていたので、同じように個人出版を考えている方やプロ作家を目指す人達、または副業などを考えている方々の参考になれば幸いです。 ◇小説を書き始めたきっかけ私は学生時代から物語を書いてみたいと思っていて、別にそれは小説にこだわっていたわけではありませんでした。ただ、昔の携帯(ガラケー)などのメモ帳に物語を

漫画家に限らずですが、若く忙しく仕事をしてた時代がいつだったら 幸せだったのかというのは簡単に言い切れるもんではないですね。 私の場合で言いますとピークで仕事をしていたのが1990年代だったことは結構な幸運であったと思います。 とにかく本が出る。紙の本が当たり前の時代、自作が単行本化されるというのは職業漫画家にとって収入はもちろんですがそれ以上の多幸感があったことは確かです。漫画というのは他者に読まれてなんぼ、つまり印刷されてなんぼ。前回の生原稿絡みでも書きましたが、原稿というのは不完全な状態なんです。 90年代、私はまだキャリアも浅い身でありながら自作の単行本化に恵まれました。それが当たり前くらいの気持ちでしたし部数もそれなりの数が出ていました。すでにバブル崩壊と言われた時代になってましたが出版界はまだ好景気の余韻が残っていた印象でした。 そして単行本が発行されると作家に献本として何冊

世界では「子ども向けグラフィックノベル」が急成長しているのに、なぜ日本だけ「低年齢向けマンガ」が伸びないのか 欧米の子ども(主に児童)向けグラフィックノベル市場は、2010年代後半以降急成長を遂げている。 米国におけるグラフィックノベルの売上は年間3,500万冊に達し、一般小説とロマンス小説に次ぐ数字になっている。2024年にはたとえば英国だけで児童向けグラフィックノベルの売上高が前年比18.3%増の2000万ポンド(約38億円)を記録し、2019年の4倍規模に拡大した(https://bleedingcool.com/comics/kids-graphic-novels-sold-a-record-20-million-in-the-uk-in-2024/)。 さらにはグラフィックノベル原作のアニメ化も増えており、ユニバーサル・ピクチャーズやNetflixが児童向けコンテンツの主要調達源
インプットが足りていません。なので考えることがどうしても雑になります。 それはさておき、日々のあまりに地味すぎる仕事の中で「あー、これは変化、来るなー。パラダイムがシフトしちゃうなー」みたいなことを勝手に思うことがあります。見る限り各種論考においても触れられてはいないようなので、早いもの勝ちを狙って今のうちにとりあえず簡単に書いておこうと思います。 その前に、これから書く話はあくまで小出版社のわずかな予算の中で広告とか販促とかをなんとかかんとかやりくりしている中での視点に過ぎません。なので、大きな話に見えて実は小さな話です。とはいえ、考え方の底の部分が変わるという意味では大きな話です。そして、こういう主語が大きめの話を書く時は私自身の身の回りの仕事のどうこうは忘れて、というか身のほどをわきまえずに書くしかありません。なので、今回の件で「おまえのところのモノは置かねえから」みたいなのはご勘弁

著者から指摘で発覚 対象書籍はボーイズラブ小説レーベル「角川ルビー文庫」から2022年11月に発売された『宰相閣下と結婚することになった魔術師さん』(傘路さか)。 『宰相閣下と結婚することになった魔術師さん』(Amazon.co.jpより) 著者から「原稿から改変されている箇所がある」と指摘され、編集部が調査したところ、三校時に印刷会社から指摘のあった内容確認に関して、著者の確認をせず、編集部の判断で変更を行った箇所があったと説明。また、そのことを著者に報告せず、長い期間放置していたことが判明したとしています。 無断改変があった箇所(KADOKAWAの発表より) 同社は「この事態を大変重く受けとめ、傘路先生に謝罪を申し上げたうえ、著者のご意向に沿い、本書籍を著者の意向を反映した文章に修正した上で再版を行い、電子書籍においても修正を行いました」と説明。 今回の事態については「本件につきまして

森川ジョージ先生の言及から一気に衆目を集めたこの問題、燃え広がって業界内外の人々があれこれ言い合った結果しっちゃかめっちゃかになっておりますね。多くの誤解、本質を外れた見解が広まっており、実害が発生する懸念すらありますので、ここでちゃんと説明したいと思います。 なぜ杉井がわざわざ出しゃばるのかというと、この問題、おそらく漫画家より小説家の方が問題のコアをつかみやすいと思うからです。 ○結論漫画単行本の表紙絵を作者が描くとなぜ無料なのか、結論だけ先に書くと「金をもらうという契約を出版社と結んでいないから」であって、これ以上でも以下でもないのです。 (もし金をもらって表紙絵を描くという契約を結んでいるのにもらっていない漫画家さんがいたらちゃんと訴え出てください。という当たり前のことも森川先生は言っています) 森川先生はこれを「表紙絵は作者が勝手に描いたものだから金はもらえない」というように発言

ひとりの書店主として伝えたいこと note を見て応援のメッセ-ジを下さった全国の読者の皆さまありがとうございました。とても勇気づけられました。心より感謝申し上げます。「note見てます」と言って多くの出版社さん、そして同業者さん、からも、信じられないぐらい沢山の連絡をいただきました。JBプレスの記者さんからも取材がありました。ありがとうございました。その後のことを以下にご報告したいと思います。 【その後について】noteの記事を読まれた版元さんから、「結局、遅延の件はどうなったのか書いて欲しい」と言われたので書かなければならないと思ってはいた。ただ、小さな書店が、踏ん張って生き残るためには、日々の努力しかなく、読まなければならないゲラの数々、イベントの準備など、進めていかなければならない仕事も山積みで、その時間があれば、本来の仕事をしたいと思ってしまう自分もいた。 けれども、Amazo

6月18日14時から行われたKADOKAWAの株主総会。 出版の角川グループとニコニコのドワンゴが合併して誕生した会社ですが、近年はゲームや教育など事業が多角化。ただ、足元ではサイバー攻撃で全社的に大変なことになっています。 直近経営資料 2024年3月期決算短信、決算説明会資料、中期経営計画 株主総会資料 定時株主総会招集通知 前回KADOKAWA株主総会2023レポ|夏野剛社長「昨年の事案(東京五輪贈賄)もあったが、対コンシューマーというより、世界中の版元やライセンシーにとって存在感のある名前なので、今現在は社名変更等は考えていない」 業績は増収減益。5月9日の通期決算発表時点では、来期は増収増益見込み。ただ、サイバー攻撃の影響が結構出てくるんじゃないかとは思います。 - 売上 営業利益 純利益 PER PBR 時価総額KADOKAWA・22年3月期 2212億円 185億円 14

株式会社ドワンゴ 株式会社ドワンゴ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:夏野剛)は、2024年6月8日付けのニコニコインフォで公表したとおり、6月8日早朝から当社が運営する「ニコニコ」のサービス全般を利用できない状態が続いております。本障害は、ランサムウェアを含む大規模なサイバー攻撃によるものであることが確認され、現在サービスの利用を一時的に停止し、被害状況の全容把握と復旧に向け、調査と対応を進めております。 当社は、サイバー攻撃を確認後、直ちに関連するサーバーをシャットダウンするなど緊急措置を実施するとともに、対策本部を立ち上げ、被害の全容解明、原因究明およびシステムの復旧対応に総力を上げて取り組んでおります。現時点までの調査で判明した内容および今後の対応について、以下の通りご報告いたします。 ユーザーの皆様、関係者の皆様に、多大なるご迷惑とご心配をおかけしておりますことを心より深くお詫
日本テレビ系ドラマ「セクシー田中さん」の原作者で漫画家の芦原妃名子さんが亡くなられました。 とても悲しいです。漫画を原作とした映像化のトラブルということで、僕の名前を思い出す人も多かったようです。 日テレ「セクシー田中さん」だけではない…意外と多いテレビ局と原作者のトラブル、「海猿」は未だ二次使用できず、「のだめ」で揉めたTBS 再放送もない「海猿」 「テレビ業界で最も騒がれた原作者とのトラブルは、連ドラだけでなく4度も映画化された佐藤秀峰氏の漫画『海猿』です。 最初にドラマ化したのはNHKで、国分太一の主演で02年に放送された『海猿~うみざる』(BS hi)でした。 その後、04年にフジが伊藤英明の主演で映画『海猿 ウミザル』を公開し、翌年に放送された連ドラ『海猿 UMIZARU EVOLUTION』は平均視聴率13・2%を記録。映画2作目『LIMIT OF LOVE 海猿』は興収7

まず2023年6月19日の『週刊文春・電子版』をご覧になったであろうか。なんとライトノベル市場が半減したというのだ。私は「note」にて既に2019年にて警告を発したことがあるが「じゃーなんで次々ミリオンヒット作が出てるんだよ」という反論に負けてしまった。だがやっぱり体感的なことまで当たってしまった。 そりゃそうじゃん、中年読者を優先させて中高生のニーズを除外したらそりゃそうなるよね。 で、私は「真のラノベ市場の第一ピーク」って1997年だと思ってるんですよ。なぜかって? 膨大な若年層(厳密には23歳前後の新社会人層)が1996年末頃にラノベを卒業するかどうかの世代に当たるからです。そうです。年約200万人も出生数がいる団塊ジュニア世代の存在です。今の18歳人口年約110万人だぞ。それを考えたら真のラノベ市場は1997年頃がピークで読者のすそ野も大きく、逆に2013~2016年当時は既に一


追記(00:35):id:Falky氏のブコメのおかげで、複数のブコメにある謎の誤読の理由がやっとわかったのでタイトル修正。 (ついでに、誤字修正したつもりが誤って再投稿となりしばらく二重投稿状態だったことに気づいた、すまぬ) https://twitter.com/kanose/status/1732048986259988949 抽象的にまとめれば、どちらも「本を焼く」行為である。ダブルスタンダードでは? この論法の根本的な欠陥は、敵対する論者の思想信条に対する軽薄な理解で、ただ揚げ足を取ろうとしているところだ。 言論の自由を重んずる立場として、「SNS批判殺到で出版停止」といった動きはすべて倫理的問題を含んでいると私は認識しているし、『ゲームの歴史』の絶版時にもその認識の元で行動した。 『ゲームの歴史』の批判者としてもっともPVを集めた岩崎啓眞氏もこう述べる。KADOKAWAの騒ぎ

編者より 私たちの作成した『オタク用語辞典 大限界』について、たくさんのご意見をいただいています。三省堂から出版される書籍ということで、幅広い語と、客観的で正確な語釈が掲載されたオタク用語の決定版のような辞書を期待された方が多くいらっしゃったことと思います。しかしweb上で公開された見本ページの内容が、そのようなご期待とは異なるものであったため、多くの厳しいご意見を頂戴しました。 この書籍は、ゼミ担当教員である私が、学生の話している独特な日本語に興味を持ったところから始まっています。オタク仲間にならない限り、触れることのできないような日本語がたくさんあることを知り、彼女たちの使う言葉をできる限り集め、保存するべきだと考えました。また、それを、使用者である学生たち自身が解説することで、自分の使用する言葉に興味を持ち、それを観察する態度を身につけることに繋がると考え、ゼミ活動として編集制作を行

Inkitt(インキット)はアマチュア作家が小説を投稿、公開できる無料プラットフォームを提供するスタートアップだ。同社はInkittに掲載された小説の「読者による読まれ方」をアルゴリズム分析し、「ヒットセラーになりそうな」小説を選択、別に運営する有料アプリ「Galatea(ガラテア)」で正式に公開するというシステムに乗せて刊行物を次々に世に問うている。また、ストーリー展開のABテストをして読者の反応をみる、といったAI編集機能も実装している。 「ハリー・ポッター」の刊行、出版社13社が断った つまりInkittは、読まれる小説の卵のデータを「読者から」収集、データ解析、選別したのち、有償で販売する、という、古い出版業界の度肝を抜くような新規のビジネスモデルで大成功している出版社なのだ。 同社のコミュニティにはこれまでに少なくとも、700万人の読者と30万人の作家が参加している。また、コロナ

KADOKAWAが2月2日に発表した2023年3月期第3四半期連結業績(22年4~12月)は、売上高が1897億2700万円(前年同期比20.4%増)、営業利益が194億2900万円(同51.7%増)という大幅増収増益になった。特にゲーム事業が躍進し、営業利益が前年の約22倍まで膨れ上がった。 分野別でも全領域で増収を達成。一方で出版、映像、Webサービスでは最大24.7%の減益となった。ゲーム分野は売上高が234億1600万円で前年同期の76億4200万円から206.4%増。営業利益は90億7100万円で前年同期比2133%の増益だった。 大幅増の要因としては、フロム・ソフトウェアが22年2月に発売したゲーム「ELDEN RING」が世界的に大ヒットしたことが挙げられる。また前年同期において、コロナ禍需要や大型作品リリースなどが落ち着き大幅減収・減益があったことも今回の大幅増益の要因と

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