先日書いた図書館となら、できること番外編/マイナー言語のBookishな学び方読書猿Classic: between / beyond readers で、ポストする際になって省略した、少年が語学学習に使ってるノートのことを人に話していたら、「むしろそれを書け」と言われたので、簡単に記す。 出典は ・鈴木 暁(1999)「中級フランス語の効果的学習教授法 - 理想的なノートの作り方」『Les Lettres francaises』 19, 67-75. である。下に示す図もこの論文から借用してある。 鈴木氏はフランス文学の研究者だが、この方式はフランス語以外に、もちろん語学学習にも、他にも精読(intensive reading)が必要なあらゆる分野で使える。 「図書館となら、できること」に登場する少年は、数学の問題演習にもこの方式のノートを使っている(訳文のパートに解答を書く)。 原
ものを書く人は自由人である(少なくともそうありたいと思っている)から、 これは書くことがとことん苦手な人のために書いた文章です→小学生から大人まで使える素敵な方法読書猿Classic: between / beyond readers のような型(かた)の話をすると結構反発を食らう。 すでに書いている人たち向けに書かれたものでは、たとえば 書きなぐれ、そのあとレヴィ=ストロースのように推敲しよう/書き物をしていて煮詰まっている人へ読書猿Classic: between / beyond readers のような記事がある。 しかしレヴィ・ストロースのようにはできないという声も寄せられる。 何より、立ち止まらず振り返らず、ただ書きなぐっていくのが難しい。 心の隅から湧き上がる自己検閲の声はしばしば、書きなぐる速度よりも速く、我々をつかまえてしまう。 「本当にそうなのか?」 「そう言い切れ
問いを作ることは、最も基幹的な知的リテラシーである。 問う力を養うためには数をこなすしかないが、スポーツでいうところの「素振り」に相当するものがあり、実践に向けて問う力の維持・向上に役立てることができる。 いうまでもなく自問自答することだ。 これは、質問の質を高め、思考する力を向上させることのできる数少ないトレーニング方法でもある。 以下に示すのは、自問自答に使える問いの型である。 自覚的に使うことで、問いの型稽古を行うことができる。 思考を深めたり、問題解決を助けたりするのにも用いることができる。 決断する 「それをするメリットは何か?」 「それをしないメリットは何か?」 「それをするデメリットは何か?」 「それをしないデメリットは何か?」 「するのか?しないのか?」 望みをかなえる 「ほしいものは何か?」 「今持っているものは何か?」 「今持っているものをどう使えば、ほしいものは手に入
(使い方) 上記の表を埋められるところから埋めていく。 1度のチャレンジで、この表をすべて埋めるのは、かなり難しい。書けないところは残しても構わない。「どこが書けないか」「どこが書くのが難しいか」も、重要なフィードバックになる。 左上が「明日の自分」。右へ行くほど自分から遠く広い領域、下へいくほど現在から遠い時間になっている。 未来について記述する際には、2つのアプローチがある。すなわち「理想としての未来」と「現実的な未来」である。 「こうであったらいいな」という理想の未来を書いても、「どうせこんなもんだろう」という現実的な未来を書いても、「最悪こうなってるかもしれない」という最悪な未来を書いてもよいが、できれば理想と現実の2つは書いておきたい。これも書きやすい方から書いていく。 数年後には「家族」や「所属」や自分が関わってる「業界」は変わっている可能性が高い。なので理想と現実の2つは書い
まだまだメンバーの数が少なく、職種ごとの距離が近いスタートアップ。デザイナーの仕事をディレクターやエンジニアが理解することが、プロジェクトを円滑に進める秘訣です。 デザイナーではない方々にとって、デザイナーが普段何を悩み、どのようにWebデザインしているのか知るのは、非常に重要と言えるでしょう。今回は厳選した7つのスライドをご紹介しながら、「配色」「レイアウト」といったデザインのエッセンスを学びます。 もちろん、本職のデザイナーの方にも役立つスライド7連発です! 1.色彩センスのいらない配色講座 7000いいね! されたスライド 「時間がない! 今すぐ作り始めないと納期に間に合わない! でもどんな色を使ったらいいか分からない!」そんな人におすすめなのがコレ。Facebookで7000以上のいいね!がついた、@marippe_さんのモンスタースライドです。 配色や明度・彩度の基礎をお
時間がない人のための要約 ◯どうするか?→下記のようなレビュー・マトリクスにまとめる (クリックで拡大) (出典:『看護研究のための文献レビュー: マトリックス方式』p.95) ◯何を与えてくれるか?(ご利益) 集められた論文に散在する情報を秩序だてて整理し比較対照を容易にする 集められた論文の共通点やトレンド、手薄な点などを浮かび上がらせる ◯どうやってつくるのか?(手順) (1)文献を集めて年代順に並べる (2)レビュー・マトリクスへ抽出するトピックを決める (3)文献から情報を摘出してレビュー・マトリクスを埋めていく 文献を集めることの重要性は別に取り上げたことがある。 結論から言えば、参考文献リストは長いほどいい/文献収集が論文執筆にもたらす4つのご利益読書猿Classic: between / beyond readers しかし数多くの文献を手元に集めたとして、それが机周りの
この画像を大きなサイズで見る かつて、あるいは現存する偉人たちが残していった、創造性に関してついての有名な言葉は、私たちが何かにつまづいた時、また前を見て歩くことができるように道を照らし、新たなるひらめきを与えてくれる。ここではそのうちの15の名言を見ていくことにしよう。どの言葉にグっときたかな? 1.パブロ・ピカソ(1881年 – 1973年) 画家 この画像を大きなサイズで見る 子供は誰でも芸術家だ。 問題は大人になっても、芸術家でいられるかどうかだ。 2.ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ(1853年 – 1890年) 画家 この画像を大きなサイズで見る “もう描けない”という心の声を聞いても、とにかく描きなさい。 そうすれば内なる声は聞こえなくなる。 3.サルヴァドール・ダリ(1904年 – 1989年) 画家 この画像を大きなサイズで見る 完璧を恐れるな。どうせ完璧になどなれないのだ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く