誰もが「物語」を求めている。 スティーブ・ジョブズの魅力的なプレゼンには、「三幕構成」という作劇法が応用されていたという。iPhoneが一台あれば映画を作れる時代だ。今ほど「物語」が求められている時代はない。にもかかわらず、物語を作る「技術」の重要性に気づいている人はまれだ。物語作りに必要なのはセンスだけ──と、素朴に信じている人は多い。 物語作りにも、技術がある。 なかでもシド・フィールドが体系化したハリウッド式の「三幕構成」は、汎用性と自由度の高さが魅力だ。脚本製作の現場だけでなく、商談につかうプレゼンや、WEBメディアの記事執筆(※ブログを含む!)、飲み会のときの「滑らない話」にいたるまで、およそ物語性を持つほとんどのものに応用できる。ジャンルを選ばず実用可能な、ほぼ唯一の技術といっていいだろう。 今回は「三幕構成」がどのようなものか、ざっくりと紹介したい。 三幕構成を説明する前に、

さて、今回は「独自の物語と地図を持つ」という観点から、これまでやったことを総復習しながら整理します。自分の現状と展望を世の中の色んな局面との関係において前向きに物語ることができるようになり、自分の関心を他人にも分かりやすい「地図」として描いてみせることができるようになるためのきっかけをつかんでもらうことが、この講義の目的の一つなわけでした。 この講義の今までの関連エントリーを挙げておきますから、一通り目を通しておいてください。 講義概要 2007-09-24 第1回 はじめに 2007-10-01 第2回 世界と物語 2007-10-15 第3回 物語とは何か 2007-10-22 第4回 方法論1:述語的世界観 2007-10-29 第5回 方法論2:編集的世界観(知識と物語) 2007-11-05 第6回 インターネットは未曾有の情報デザインの現場である 2007-11-12 第7回
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