親も成長する時代:大江 弘(PHP総合研究所 教育研究部長) 2008年8月22日(金)15:32 なぜ「親学」なのか 昨年4月、教育再生会議は親学に関する緊急提言を発表するとの方針を打ち出した。「母乳で育児」「早寝早起き朝ごはんの励行」などの提言は、新聞紙上で大きく取り上げられ、世論は親学という耳慣れない言葉に戸惑いつつ、"家庭内にまで指針を出すのか"という反対派と"やはり親教育が必要"とする賛成派に分かれた。当時の『毎日新聞』の調査では、政府が親向けに親学・子育ての指針を出すことに、賛成47%、反対44%と拮抗している。 しかしこの親学(広義には、親として身に付けておきたい知識や技術、心構え、あるいはその学習)を求める提案は、けっして新しいものではない。1987年の臨時教育審議会の最終答申には「親となるための学習」の言葉が見られる。それ以後、教育改革国民会議等さまざまな答申、提
骨抜きとサボタージュの兆候 ≪画期的な転換だったはずが≫ 教育基本法は昨年12月、約60年ぶりに改正されたが、福田内閣の下で早速、その骨抜きと、理念の具体化に向けてサボタージュの動きが始まった。 改正教育基本法は、その第2条で「教育の目標」として新たに「豊かな情操と道徳心を培う」「公共の精神に基づき」「生命を尊び、自然を大切にし」「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできたわが国と郷土を愛する…態度を養う」などの文言を掲げている。 また、今年6月に改正された学校教育法でも「規範意識」「公共の精神」「生命及び自然の尊重」「伝統と文化の尊重」「我が国と郷土を愛する態度」「国際社会の平和と繁栄に寄与する態度」「家族と家庭の役割」などを義務教育の目標に掲げている(第21条)。 これは旧教育基本法が「教育の目標」として単に「人格の完成」という抽象的な文言のみを掲げていたのと異なり、より具体的に教育の
「答えを教えて欲しい、そうすればうまくやってのけるのに」。進んでいる他国や他社から熱心に学ぶ姿勢は、かつて日本人の長所であったが、現在は短所になっている。「答えのない世界」に今、我々はいるからだ。ではどうすべきか。それを考える一助として、大前研一氏が2006年10月25日に「『答えのない世界』を生き抜く鉄則」と題して行った講演の内容を紹介する。これは、日経コンピュータ創刊25周年記念セミナー「ITがもたらすビジネス・イノベーション」における基調講演であった。講演時期から8カ月あまりが経過しているものの、講演に込められたメッセージは不変・普遍である。(写真:栗原 克己) おはようございます。日経コンピュータ創刊25周年、誠におめでとうございます。25周年ということですから、この25年間に起こった世界の色々な出来事を私なりに考えてみます。いかにこの世の中の変化が激しいか、また変化の勢いがいかに

屋根からラブホに侵入し、天井破って男性らのいる室内に侵入。米兵ローレンス・A・ボップ・ジュニア容疑者逮捕…青森
16カ国中15位の低い労働意欲、働き蜂の面影はなし! 6月は梅雨の季節。じめじめと雨が降る中、会社に向かう足どりも重くなりがちだ。なかなかやる気が起きないのは、天気のせいばかりなのだろうか。 人事・組織コンサルティングを世界各国で行っているタワーズペリンが2005年に実施した調査によると、「働く意欲が低い」と答えた割合は、日本では回答者全体の41%に達する。これは、調査対象16カ国中、インドに次いで2番目に悪い値だ。かつて、高い労働意欲と会社に対する忠誠心を示し、世界に「働き蜂」として名をはせた面影は、日本人に残っていないのかもしれない。 そこで今回は、日本企業における社員のモチベーション向上の取り組みを取り上げたい。 野々村さんの会社でもショックなアンケート結果が出た 「社内では経営企画が中心に『ビジョン2010』を作り始めたらしいが、会社が目指す姿が分からない。成果主義が導入されて、数

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