中世ヨーロッパ風の架空世界の経済活動に光を当て、狼の化身ホロと青年行商人ロレンスの旅を描いたライトノベル作品『狼と香辛料』シリーズ(著:支倉凍砂)。その奥深い世界観を、西洋史を専門とする研究者が読み解く! 仲田公輔 岡山大学 文学部/大学院社会文化科学学域 准教授。セント・アンドルーズ大学歴史学部博士課程修了。PhD (History). 専門は、ビザンツ帝国史、とくにビザンツ帝国とコーカサスの関係史。1987年、静岡県川根町(現島田市)生まれ。 はじめは勉強のモチベーションとして…… 2005年に電撃小説大賞銀賞を受賞した支倉凍砂『狼と香辛料』が今年2024年、再びアニメ化されて話題を呼んでいる。 私はこの作品には思い入れがある。私が持っている『狼と香辛料 I』は2008年刊行の第21版である。この頃はちょうど、私が大学3年次に専攻を西洋史に決め、西洋中世史の演習(ゼミ)に出始めた時期

選定基準 ・チートなし(あっても使用条件が厳しい) ・ハーレムなし ・追放ざまぁなし ・ステータスオープン!なし ・奴隷ケモミミ少女(買ったら超強い)なし ・強敵だらけ アルマーク ~北の剣、南の杖~https://ncode.syosetu.com/n9407fu/ 連載中 なろう版ハリー・ポッターと言われた剣と魔法のファンタジー 編集者の口出しとイラスト化による読者のイメージ固定を避ける為、ある程度ストーリーが進むまで書籍化・コミカライズを断り続けた作品。 特に「魔術祭編」はこれまでに読んだなろう作品の中ではトップクラス。 半年間も更新がないのは残念だが、アルマークとウエンディの過酷な運命の旅に同行してほしい。 狼は眠らないhttps://ncode.syosetu.com/n3930eh/ 完結済 「辺境の老騎士 バルド・ローエン」でおなじみの作者による作品。 骨太の世界観、武器や魔

ライトノベルのオールタイム・ベスト150選を、寸評付きで文芸評論家の細谷正充さんにお作りいただきました。でもこれでもまだ足りません(特に2010年代以降)。これを300選、500選へとバージョンアップして書籍化への企画化していきます。ご協力お願いいたします→https://t.co/zmHtmR6c0n— 中津宗一郎@名作ラノベ500選を目指します (@nakatsu_s) 2024年6月11日 上記の150選に対する雑感。 リストアップされた作品・シリーズ中で、最低1冊でも読んでる作品は134作品くらい、という状況という前提でアレコレ言及してみたい。 選者である文芸評論家の方のことはよく知らないのですが、「戦記もの」が好きなSF畑の人なんだろうな、という第一印象。 正直リスアップのレギュレーション、コンセプトがどうなっているか分からないですが少女小説については 少女小説については、嵯峨景
『(この世界はもう俺が救って富と権力を手に入れたし、女騎士や女魔王と城で楽しく暮らしてるから、俺以外の勇者は)もう異世界に来ないでください。』。表記で69文字、読みで83文字。かぎかっこが離れすぎています。 この余りにも長いタイトルはラノベタイトルの長さトップを更新したそうな(今年3月)。売られているのを見たら絶対に視線を向けるでしょう。背表紙真っ黒です。 さてお気づきの通り、タイトルが長いと目立ちます。しかもタイトルの中に様々な単語が組み込めるので、無限の面白さが演出できます。中身も想像しやすくなります。いいことづくめです。ラノベタイトルの長さが伸びている傾向にあることは今に指摘されたことではありません。 しかしながら、これに逆行する短いタイトルのラノベたち。彼女たちの中にも、本屋で見つけたら絶対にレジに持っていきそうな、逆境はねのけ超弩級ネーミングが潜んでいるのです。 今回はそのラノベ

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