【8月29日 AFP】タイの憲法裁判所は29日、ペートンタン・シナワット首相を解任する命令を下した。カンボジアとの国境紛争への対応が理由。就任後約1年での失職により、タイは再び政治的混乱に陥った。 憲法裁判所は、ペートンタン氏が6月、国境紛争を巡りカンボジアの元指導者フン・セン氏と行った電話会談で、憲法で定められた倫理基準に違反したと判断した。 「彼女の行動は信頼を失わせ、個人的利益を国家利益より優先させたため、カンボジアに肩入れしているとの公衆の疑念をあおり、首相としての信頼を失わせた」と判事が述べた。 解任後にペートンタン氏は、「個人的な利益のためではなく、市民や兵士を含む人々の生活のためだった」と記者団に語った。電話会談の内容はオンラインに流出していた。 ペートンタン氏は、タクシン元首相の次女。昨年8月、タイ国王の任命を受け、同国史上最も若く首相に就任した。(c)AFP

タイとカンボジアが領有権を争う国境地帯で、24日起きた双方の軍による武力衝突では、タイ側で12人が死亡しました。タイ側の国境に近い地域では、10万人以上の住民らが避難していますが、両国とも攻撃を続ける姿勢を崩しておらず、緊迫した事態が長期化することも懸念されています。 タイとカンボジアの国境地帯で、24日、両国の軍の間で武力衝突が起き、その後、カンボジア側からの砲弾がタイ側のコンビニエンスストアや病院付近に着弾するなど、衝突は国境地帯の各地に広がりました。 タイの保健省は、タイ側ではこれまでに地元住民11人、兵士1人のあわせて12人が死亡し、30人以上がけがをしたとしています。 これに対しタイ軍は、戦闘機でカンボジア軍の部隊を攻撃したとしていますが、カンボジア側の被害の情報は伝えられていません。 タイ政府は、国境に近い地域の住民に避難を呼びかけていて10万人以上の住民らが学校などに避難した

<不公正な選挙を経てフン・センから息子マネットへの権力世襲が行われたカンボジアだが、国民は圧政で貧困にあえいでいるわけではない> カンボジアで総選挙が行われ、与党が圧勝。フン・セン首相は辞任を表明し、息子のフン・マネット氏(写真)に首相の座を譲ることになった。今回も野党を徹底的に弾圧して実施された不公正な選挙であり、北朝鮮さながらの権力世襲化が行われた。ではカンボジア国民が独裁者による圧政で貧困にあえいでいるのかというと、そうではない。 長く続いた内戦の影響で、東南アジアのなかでは貧しい部類に入るものの、同国の成長率は極めて高く、過去20年間の平均GDP成長率(実質)は6.7%もある。特に近年はIT化が進み、国内経済は目覚ましい発展ぶりだ。 フン・セン氏は、内政面では独裁的な統治を行う一方、ビジネスに親和的で経済は活発である。欧米各国からは独裁政権と批判されているものの、中国の力を借りるこ
「ちゃんと働かないと、ここで撃ち殺すぞ」 “仕事”を得るために向かったカンボジアで、少年は男に銃を向けられ、“働くよう”指示を受けました。 「これ以上働けない」と伝えると、男たちから殴られ、スタンガンのようなもので電流を流され気を失いました。 ただただ恐怖で、“働く”以外の選択肢はありませんでした。 こう訴えるのは、ベトナムの地方で家族と暮らすホアンさん(17歳・仮名)です。 安定した収入が得られる仕事を探していたホアンさんは、2022年9月、SNSである求人情報を見つけます。 「店員募集、月給900万ドン」 900万ドンは日本円にして約5万円。ベトナムの地方では簡単には見つけることのできない月給でした。SNSで求人情報を投稿していた男と待ち合わせて“職場”に向かいましたが、連れて行かれた先は、カンボジア近くの国境。 そしてホアンさんは、何者かに「売り飛ばされる」ことになったのです。 「

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