中国で紀元前1920年ごろに発生した地震の犠牲者たち。この地震で地滑りが発生し、黄河がせき止められた。数カ月後、せき止め湖の決壊で起こった大洪水は、中国の年代記に書かれた洪水と同じものなのかもしれない。 8月4日、科学誌「サイエンス」に掲載されたある研究結果が、中国屈指の重要な伝説を地質学的に裏付けるかもしれない。 4000年近く前、中国の奥地で地滑りが起こり、岩や土砂が黄河の峡谷に流れ込んだ。崩れ落ちた土砂は高さ200メートルにもなる巨大な自然のダムとなり、数カ月にわたって川をせき止めた。やがてダムが決壊すると水が一気に流れ下り、周辺の地域に押し寄せて大洪水を引き起こした。これが「サイエンス」で報告された筋書きだが、この洪水が、中国史を大きく動かした可能性がある。幻と言われる中国最古の王朝、夏王朝は、大洪水をきっかけに成立したと言われてきたからだ。(参考記事:「ミシシッピ文化、カホキアは
「死者の姿」に見える彫刻の付いた器。考古学を学ぶ大学院生のアナ・コーエン氏が、発掘現場の中央部で作業を進める。ここから石でできたコンドルを囲むように儀式用の器が見つかった。(PHOTOGRAPH BY DAVE YODER, NATIONAL GEOGRAPHIC) まだ謎が多く、文明の名前も定まっていない先コロンブス期におけるホンジュラスの古代都市の遺跡から、貴重な石の遺物がこの数カ月でいくつも発見された。米国とホンジュラスの合同考古学者チームが、「ジャガーの街」と呼ばれる現場の中央にある大きな土塁の基礎部分から、200以上の彫刻物を発見したのだ。(参考記事:「中米ホンジュラス 密林に眠る伝説の都」) 遺物は同国東部のカタカマス近郊にある研究所にヘリコプターで運ばれていった。遺物の研究・保管のため、先ごろ開設された施設だ。(参考記事:「謎の古代文明の遺跡、ホンジュラス政府が保護へ」) 「
南米ペルーの世界遺産「ナスカの地上絵」の解明に挑む山形大人文学部付属ナスカ研究所(所長・北川忠明学部長)は7日、ラクダ科のリャマとみられる地上絵24点を新たに確認したと発表した。過去に見つけたリャマ17点と同じ地区で発見し、数十点の地上絵が集中して描かれている場所は他に例がないという。市街地から近く宅地開発で破壊される危険性が高いことから、同研究所は保護の重要性を訴えている。 昨年12月から今年2月にかけて現地で調査した。確認した場所は、ナスカ市街地から1.5キロほど離れたアハ地区にある丘の斜面。24点は全長5〜20メートルほどで、丘の小石を面的に取り除く手法でつくられていることから、時期としては紀元前400〜同200年ごろのパラカス後期と推測できるという。 同研究所は13年度の調査により、同所で17点のリャマの地上絵の存在を明らかにしている。計41点が同じエリアに描かれていることを確
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南米のペルーで、インカ帝国が成立する前のおよそ1200年前にこの地域を支配していたとみられる王族の墓が初めて発見され、インカ帝国以前の歴史を研究するうえで貴重な発見として注目を集めています。 ペルーとポーランドの考古学者でつくる調査団によりますと、ペルーの首都リマから北におよそ280キロ離れたアンカシュ県で、インカ帝国が成立する前の、およそ1200年前のものとみられる王族の墓が発見されました。 墓は入り口が大量の軽石で覆われ、墓の中には女性の王族とみられる多数のミイラが座った状態で埋葬されています。 周辺からは金で作った耳飾りや銀製の器などの副葬品、およそ1200点が見つかったということです。 ペルーでは、7世紀から10世紀にかけて、ワリ帝国と呼ばれる国家が栄えたとされていますが、支配体制など詳しいことは分かっていません。 調査に参加した考古学者によりますと、ワリ帝国時代の王族の墓が発見さ
レーザーで測定した地形をCGで再現したマヘンドラパルバタの遺跡=クメール考古学ライダー研究コンソーシアム提供 筑波大などの国際研究チームは、カンボジアの北西部の密林に、古代クメール王朝が9世紀ごろに築いた最初の首都「マヘンドラパルバタ」の遺跡を見つけた、と発表した。これまで、碑文で存在が伝えられ、寺院の一部が見つかっていたが、都市の全容はわかっていなかった。 発表したのは、筑波大の下田一太助教(36)ら7カ国の研究者によるチーム。昨年、レーザー光を地表に照射する装置による航空測量で、世界遺産のアンコール遺跡群の北東約40キロの山中を調べたところ、約30平方キロの範囲に道路や水路が碁盤の目状に整備されているのが見つかった。 クメール王朝の最後の都城アンコール・トムが、従来推測されていた4倍の規模で、12世紀後半の首都としては、世界最大規模だった可能性が高いことも判明。これまでは堀に囲ま
中近東文化センター(東京都三鷹市)付属アナトリア考古学研究所が発掘調査しているトルコ中部のビュクリュカレ遺跡で今月上旬、水晶のような石に金や宝石で象眼を施し、ヒョウとみられる動物の頭部をかたどった彫像が出土した。 アッシリア商業植民地時代(紀元前20~前18世紀頃)のものとみられる。当時これだけ豪華で精巧な彫像は珍しく、アフガニスタン産の青い宝石「ラピスラズリ」を使うなど、交易の広がりを示す貴重な遺物となる。 彫像は長さ3センチ、幅2・2センチ、高さ1・6センチ。両目は縁を金で象眼し、片方は失われているが、直径3ミリのラピスラズリを埋め込んでいる。斑点39か所のうち、24か所に青いガラスの象眼が残り、首の下には青銅製の金具がついていた。
和歌の一部が書かれた瓦の破片。後ろは文字を赤くなぞって示した写真=27日、奈良県斑鳩町、竹花徹朗撮影 【松山尚幹、西山良太】聖徳太子の建立とされる奈良県斑鳩(いかるが)町の尼寺、中宮寺(ちゅうぐうじ)跡(国史跡、飛鳥時代)で、古今和歌集の有名な和歌が刻まれた瓦が見つかった。町教委が27日、発掘調査報告書で明らかにした。この和歌が書かれた木簡などは30例以上確認されているが、瓦では2例目。今回は7世紀中頃〜後半のものとみられ、最古級となる。 瓦は長さ12センチ、幅10・2センチ、厚さ1・6センチの平瓦。漢字1字で1音を表す万葉仮名(まんようがな)で「ツ尓佐久(つにさく)(移〈や〉?)己(こ)」の6文字が側面に刻まれていた。瓦を焼く前にへらで削ったらしい。古今和歌集の選者の1人、紀貫之が初心者の手習いの手本として、仮名序(905年)に引用した「難波津(なにはつ)に咲くやこの花冬ごもり今は春
中国東部の江蘇省で、都市開発の工事の際に偶然、1400年前に大運河を築いたことなどで知られる隋王朝の煬帝のものとみられる墓が見つかったと、地元の当局が発表しました。中国国営の新華社通信などによりますと、墓が見つかったのは江蘇省揚州の郊外で、都市開発の建設工事の際に偶然、面積が30平方メートルほどの古代のれんがでできた石室2つが見つかりました。地元の文化財当局が調査したところ、石室のうち1つから「隋の煬帝」と書かれた墓誌のほか、銅製の工芸品や玉がちりばめられた金のベルトなどの副葬品が発掘されました。 盗掘の跡があり、人骨などは見つかっていませんが、地元当局は、発掘された副葬品は高貴な人物にしか見られないことなどから、墓の主は隋の第二代皇帝、煬帝と基本的に認定できると発表しました。煬帝は中国の南北を縦断する大運河を築いたほか、聖徳太子が当時の中国を日本と対等にみて「日出づる処の天子」で始まる
この画像を大きなサイズで見る 15世紀、、南アメリカのペルー、ボリビア(チチカカ湖周辺)、エクアドルを中心にケチュア族が作り上げたインカ帝国。その首都、クスコは、標高3326メートルのペルーのアンデス山中にある。そこから50㎞ほど北西に進むと、なにやら巨大なミステリーサークルのような段になった同心円状の台地が広がっている。 これがインカ帝国が築き上げたとされるモライ遺跡である。 いったいなぜこんな場所にこのようなものを作ったのか?ギリシャにあったような円形劇場だと主張する考古学者もいるが、今のところ有力な説は、インカの農業試験場として使用されていたという説だ。遺跡を眺める平原部分とすり鉢状になった遺跡部分の温度差は最大10度もあるそうで、様々な気候や温度を想定して試験的に農作物が栽培されていたのではないかと考えられている。 この画像を大きなサイズで見る この画像を大きなサイズで見る この画
奈良県上牧町の古墳「久渡3号墳」から見つかった画文帯環状乳神獣鏡=上牧町の中央公民館で2012年8月1日、矢追健介撮影 奈良県上牧(かんまき)町で、古墳時代初期(3世紀後半)の古墳から、後漢時代に作られた中国鏡「画文帯環状乳神獣鏡(がもんたいかんじょうにゅうしんじゅうきょう)」が見つかった。同町が1日、発表した。同時代の古墳は奈良盆地東南部に集中しており、盆地北西部の同町では初めての発見。纒向学(まきむくがく)研究センター(奈良県)の寺沢薫所長は「初期ヤマト王権とこの地の勢力の政治関係を考える上で重要」としている。 画文帯環状乳神獣鏡は、直径約14.2センチ、約511グラムで、非常に精巧な文様が描かれている。内側に4匹の神獣が、外側に竜や神仙などが時計回りに配置され、日月の運行を表しているとされる。和泉黄金塚古墳(大阪府和泉市)で出土した鏡と同型鏡だった。 宅地開発に伴う昨年11月からの調
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