オーストラリアやニュージーランド、米国で家庭向け太陽光発電システムと組み合わせて使う蓄電池ビジネスが広がり始めている。新規事業者が続々と参入。地元電力会社も追随し始めた。太陽光を取り巻く制度変更と蓄電池のコスト低下が追い風となり、海外では一足先に蓄電池の普及に弾みがつきそうだ。 オーストラリアでは、電気料金が高止まりしている中で、2017年からビクトリア州、南オーストラリア州、ニューサウスウェールズ州という人口集中地域の3州で、屋根置き太陽光発電(出力10kW以下)を対象にした固定価格買取制度(FIT)が廃止される。太陽光発電システムを導入しても家庭の売電収入は大きく減る。 豪AGL、世界で初めて家庭向けに蓄電池を発売 FIT廃止を見越して、電力会社として世界で初めて家庭向けに蓄電池を売り出したのが、オーストラリアの大手電力会社であるAGLだ。同社は2015年5月から、台湾AU オプトロニ
4人の女子学生がおしっこを燃料にした発電機を開発したり、金属とバクテリアを使って糖をジェット燃料に変える技術が開発されたりと、さまざまな代替エネルギーが模索されています。そんな中、新たに発表されたのは、下水汚泥、つまり人間の糞便から原油を生み出す技術です。 PNNL: News - Fuel from sewage is the future – andit's closer than you think http://www.pnnl.gov/news/release.aspx?id=4317 下水汚泥をバイオ原油に変える様子は以下のムービーから確認できます。 From the Toilet to theTank – Biofuels from Sewage - YouTube 私たちは毎日、340億ガロン(1290億リットル)の下水汚物を生み出しています。自然界に必ず生み出されるこ
全国の水道施設で、水道管の高低差を利用して発電する「小水力発電」を導入した場合、3万世帯余りの電力を賄う能力があることが環境省などの調査でわかり、環境省は地球温暖化対策に向けて、設備の導入を後押しすることにしています。 このうち上水道での発電について、環境省は昨年度、厚生労働省と共同で全国1900近くの水道事業者を対象に発電設備を導入できないか調査し、このほど結果がまとまりました。 それによりますと、小水力発電で一定の発電量が確保できる場所は、全国で274地点あり、出力は合わせておよそ1万9000キロワットに上ることが分かりました。これは、一般家庭3万世帯余りの電力を賄える能力にあたるうえ、水道設備では流れる水の量が変わりにくいため、太陽光や風力に比べて安定した発電が期待できるということです。 環境省は、これまでに富山県南砺市の水道施設などで行った実証実験の結果を全国の水道事業者に紹介した
プラスチックは自然にも還らず、海を漂い、プランクトンが食べることによって食物連鎖で人間の体まで到達する厄介なシロモノだ。 これをなんとか有効活用できないものかだろうか? オランダの企業フォルカヴェッセル社が発明した「プラスチックロード」には、その特性がある。 新しい資源が必要なく 自然の影響をほとんど受けない 「プラスチックロード」は、文字通りリサイクルしたプラスチックでつくるパズル型の道路だ。重量も軽く地面に置くだけで利用できる。 言わずもがな、自然の影響を受けにくい。天候や水の影響もほとんど受けず、サビないし、腐らない。 構造上気温への耐性もあり、マイナス40度からプラス80度までの環境温度に対応できる。 そのため、アスファルトなど既存の道路の3倍は長持ち。メンテナンスのための道路封鎖も減らし、そのために発生する渋滞を緩和することもできると言われている。 道路の中は空洞になっており、電
ストライプ型-ラムダ-五酸化三チタン(図中ではラムダ-五酸化三チタンと表記)で発見された新概念“蓄熱セラミックス” (a)加熱により230 kJ L-1の熱エネルギーを蓄え、弱い圧力(60 MPa)で放出する。その他に、(b)電流を流す、(c)光を照射するという多彩な方法でエネルギーを蓄熱することができる。 © 2015 大越 慎一 東京大学大学院理学系研究科の大越慎一教授らは、永続的に熱エネルギーを保存できるセラミックス“蓄熱セラミックス(heat storage ceramics)”という新概念の物質を発見しました。蓄熱した大きな熱エネルギーを、弱い圧力を加えることで自在に取り出すことができるため、太陽熱発電システムや工場廃熱用の蓄熱材として、蓄熱エネルギーを再生利用できる新材料として期待されます。 熱を蓄えることのできる蓄熱材料には、レンガやコンクリートなどのくわえられた熱がゆっくり
注目浴びる温泉発電所 日本は火山国だ。ということは地熱資源が豊富な国である。実際、火山の数では米国(160)、インドネシア(146)、日本(119)の順で世界第3位、地熱の資源量も第3位だ。ところが、地熱発電量では世界8位に沈んでしまう。しかも、日本の地熱発電量は1997年をピークに減少し、発電の認可出力は横ばいが続いて、この間は「眠っていた」と言われている(下図)。同じ時期にインドネシアやフィリピン、アイスランドなどがどんどん地熱発電所を増やしてきたのとは対照的だ。 (C)朝日新聞社 ここへきてようやく、温泉地での小規模な「温泉発電所」が増え始めた。福島原発事故が、地熱発電の眠りを覚まさせたのである。だが、目は覚ましたものの、まだ布団の中でぐずぐずしている状態と言っていい。なぜなのか、日本にある豊かな資源がなぜ利用されないのか。福島原発事故後、ずっと気になっていたことを考えてみる。 日本
生き物にとって水が必要なのは当たり前だが、今、水の確保が問題となっている。カリフォルニア州では現在水不足に悩まされており、貯水を使わずに水を手に入れる方法を考える必要性に迫られている。USAID(アメリカ合衆国国際開発庁)が最近発表した報告によると、Desal賞(発展途上国における水の確保にかかわる発明をしたものに贈られる賞)を今回受賞したアイデアは海水から塩分を除き飲料水としての基準を満たす水を得るものだった。 今回賞を受賞し、第一位の140,000ドルを手に入れたグループはMITとJain Irrigation Systemsという団体のグループだった。彼らのアイデアは太陽光のエネルギーをソーラーパネルにチャージし、電気透析という方法を使い、そのエネルギーで塩を水から除くというものだ。また塩水を水に変えるために紫外線を使う方法も組み込んだ。 実は太陽光のエネルギーで脱塩施設を動かすと
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今回は雑談レベルで、最近考えている事を気分に任せて書いてみようと思います。 ■和食は優れている(?) 最近ではユネスコの無形文化遺産に登録されたなんてニュースも聞きましたが、食育では「和食」というものは栄養バランスに優れた健康食であると語られたりします。昔ながらの日本食というのは欠点も多いものでしたが、戦後の流通網の整備と冷蔵技術の発達により、季節を問わずに魚を入手できる環境ができてからの日本の食事はなかなかに良いものである*1とどらねこも思います。 魚を採り入れた食事というのは栄養学的にも良いもので、和食の良さというのは魚の良さであるといっても過言ではないかもしれません。 魚の良さにも色々ありますが、良質のたんぱく質源であるだけでなく、不足しがちなn-3系の脂肪酸の有力な摂取源になることでしょう。人間が生きていく上では脂質は重要な栄養素ですが、牛肉などでは飽和脂肪酸の割合が多くなりすぎる
科学技術振興機構 独立行政法人物質・材料研究機構 JST 課題達成型基礎研究の一環として、物質・材料研究機構 (NIMS) 環境再生材料ユニットの阿部 英樹 主幹研究員と梅澤 直人 主任研究者らは、太陽光をエネルギー源として水から水素燃料を生成することができる新しい光触媒物質 : 4酸化3スズ (Sn3O4) を発見しました。 JST 課題達成型基礎研究の一環として、NIMS 環境再生材料ユニットの阿部 英樹 主幹研究員と梅澤 直人 主任研究者らは、太陽光をエネルギー源として水から水素燃料を生成することができる新しい光触媒物質 : 4酸化3スズ (Sn3O4) を発見しました。 太陽光は究極の持続可能エネルギーですが、濃縮・輸送に適した化学エネルギー源 (= 燃料) の形態に直接変換する技術が確立されていないため、従来の化石燃料や核燃料を代替するには至っていません。 酸化チタン (TiO2
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