少し前、ちきりん氏のブログ記事をきっかけに日本の職場環境では生産性の概念が欠如していて、それが日本をブラック化している原因になっている、ということでいくつかのブログが追随して似たようなテーマの記事を書いていました。 「生産性の概念の欠如」がたぶんもっとも深刻 Chikirinの日記 「生産性の概念の欠如」はなぜ起こるのか 脱社畜ブログ 「生産性の概念が欠如」。だから台風でも通常出社しようとする つぶやきかさこ 生産性を上げたら評価下がった話 レールを外れてもまだ生きる - 派遣OLブログ 「生産性の概念の欠如」のホントの話 はてな匿名ダイアリー いずれも企業本位の考え方ですね。 働き方の問題。生き方の問題というわけではないです。 「社会の生産性」まで考えた論考ではない。 労働生産性の低さを解決するなら、バッサリ時間で切って、特殊な事情がない限りは残業させてはいけない、という風に制度論とし
今野 晴貴(こんの・はるき)氏 1983年宮城県生まれ。2006年、中央大学法学部在籍中に、都内の大学生、若手社会人を中心にNPO法人POSSEを設立し、現在、代表を務める。一橋大学大学院社会学研究科博士課程在籍。著書に『マジで使える労働法』(イースト・プレス)、『ブラック企業に負けない』(共著、旬報社)など (撮影:的野 弘路、以下同) 今野:「従業員に違法な働かせ方をする企業」と定義しています。もともとは、ものすごい長時間勤務が続くことによって体を壊す人が多く、「35歳定年説」とまで言われるIT(情報技術)業界で使われ始めた言葉が、ここ数年、インターネットなどを通じて広がりました。今ではIT関連だけでなく、小売りや外食、介護など幅広い業界に見られます。 確かに、著書の『ブラック企業』(文春新書)には実名こそ挙げていませんが、勝ち組のグローバル企業として知られる企業の事例も出ていますね。
香港(CNN) 米アップルなどの人気製品の製造を請け負っている中国の工場の宿舎で従業員の暴動が発生した。台湾のニュースサイトが7日に報じた。 同サイトによると、四川省の成都にある富士康科技集団(フォックスコン、本社台湾)の工場の宿舎で4日、従業員1000人あまりが公共設備を壊したり椅子やごみを投げたりするなど、約2時間にわたって暴れた。盗みを止めようとした警備員を従業員が妨害したのが発端だったと伝えられている。 従業員の間では以前から警備員に対する不満がくすぶっていたとされ、同サイトは中国の人権団体からの情報として、従業員数十人が逮捕されたと伝えている。 フォックスコンはこの騒ぎについて、工場の従業員数人と成都の飲食店経営者との間でもめ事があり、従業員が宿舎に戻った後、ほかの従業員ももめ事に加わったと説明。秩序を取り戻すために警察が呼ばれたとしている。宿舎は外部の企業が所有・管理していると
ニューヨーク発--監視団体SumOfUsとChange.orgによって組織された活動家集団は米国時間2月9日、マンハッタンのグランドセントラル駅にあるApple Storeの旗艦店に、同社製品の製造に対してより倫理的な基準を適用することを求める嘆願書を、25万の署名を添えて手渡しした。 これらの活動家はAppleに対し、特に中国にあるサプライヤーに労働条件を改善して米国と同じ基準に従うよう働きかけることを求めている。これには、ベンダーの透明性を向上させ、第三者が労働環境の質を監査できるようにすることなどが含まれる。Appleのサプライヤー施設における劣悪な労働および安全環境と、メーカーによる改善を妨げている過酷な商行為を批判した1月のThe New York Timesの記事を受けて、Appleは、消費者団体からの増大する圧力に直面している。 一方Appleとしては、海外での労働条件につ
2011/10/310:43 「存在しない」サバイバーたち - セックス・労働・暴力のボーダーで(Ⅲ) 大野更紗 (*本稿では、現在「差別用語」とされている表現を、資料・記録の記述に即し、変更をせずに使用しています) ■Sさんの部屋 施設長のYさんが、Sさんの個室のドアをノックする。 「部屋入ってもいいよ」 「いいんですか、見せてもらっちゃって」 「いいよ、きれいにしてるから」 「これ、さっき作業所で作ってたランチョンマットだね。うわー、刺繍の目がすごい細かい。そして裏側の処理がすごい丁寧」 「朝の9時から、夜の11時までやるよ。夜はここで、部屋でやるの」 「そりゃ、もう、職人だ」 「うん。次、作んないと」 Sさんの隣の部屋は、たった3畳でベランダもない。ベッドだけで部屋の半分は埋まってしまっている。2年に一度の部屋替えでは、狭い部屋だった人が優先的に広い部屋に移れるようにするのだという。
「こんなに働いているのに、ちっともラクにならないじゃないか~」 こんな悲鳴を、誰もが一度は上げたことがあることだろう。 だが、そんな愚痴めいた悲鳴ではなく、本当に心底、身体を酷使して働きながらも、所得が少なく生活が苦しい人、いや、苦しい女性たちが増えている。 「単身女性、3人に1人が貧困 母子世帯は57%」といったショッキングな見出しが新聞に踊ったのは、先週のこと。国立社会保障・人口問題研究所の分析で、勤労世代(20~64歳)の単身で暮らす女性の3人に1人が「貧困」であることが分かった、と報じられたのである。 深刻な問題であるにもかかわらず、この問題を報じたのは朝日新聞だけだった(私が調べた限りではあるが……)。横並び報道が多い中、なぜこのニュースを報じたのが一紙だけだったのか、その理由は分からない。 特ダネ? そうだったのなら、「よく報じてくれた」と思う。 だが、実際はどうなのだろうか?
代理母出産は15万円、見た目が悪いと5万円値引き マレーシアの衝撃の事実を映画化【第63回カンヌ国際映画祭】2010年05月24日02時50分 / 提供:(左)ウー・ミンジン監督、(右)プロデューサーのエドモンド・楊Photo:Harumi Nakayama 早稲田大学大学院国際情報通信研究科・安藤紘平研究室とマレーシアのグリーンライト・ピクチャーズが合作した映画『ザ・タイガー・ファクトリー』が第63回カンヌ国際映画祭・監督週間部門に選ばれ、ウー・ミンジン監督とプロデューサーで同研究科に留学中のエドモンド・楊がインタビューに応じた。 同作品は、日本へ行くことを夢見るマレーシアの19歳の女性ピングが、渡航費欲しさに闇の代理母業に手を染める社会派ドラマ。昨年末にマレーシアで実際に起こった、代理母出産業の元締めが逮捕されるという事件をベースに、ウー監督と楊が共同で脚本を執筆した。ウー監督は「その
【シンガポール=塚本和人】シンガポールやマレーシアなど、東南アジアで経済発展を遂げた国々で、これまで労働力として頼ってきた外国人労働者の受け入れを抑制する動きが強まっている。産業構造の転換を目指していることに加え、賃金を押し下げ、雇用を脅かす存在だとして社会的な摩擦の種になり始めたことが背景にある。日系企業などの製造業の現場では労働力不足が深刻化している。 シンガポールでは2月、リー・シェンロン政権が設けた官民合同の「経済戦略委員会」が経済成長よりも生産性向上を重視する戦略変更を提言。年3〜5%の成長を持続させるには外国人労働力に依存しない経済構造が必要だとして、政府は7月から外国人雇用税を段階的に引き上げる方針を決めた。 人口約500万人のシンガポールでは労働力の3分の1程度が中国やバングラデシュなどからの低賃金労働者。近年急増し、全体的な賃金抑制の要因になっていることや、シンガポー
長崎県・島原半島内の女性下着縫製会社で働く中国人女性5人が、時給350~400円で残業させられているなどとして、島原労働基準監督署に労働基準法違反の申告をした。「トイレに行くと休憩時間から引かれた」などとも訴えている。申告を受け、同労基署は労働実態調査に乗り出した。同社の社長(62)は「労基署が調べているのでコメントできない」としている。 外国人研修・技能実習制度により、06年12月~07年12月に入国した21~27歳の中国人女性。今月21日に申告した。 申告などによると、同社は時給350~400円で多い月は1カ月に209時間、年間約2000時間の残業をさせたとしている。労基法は時間外勤務について賃金の1.25~1.6倍の割り増しを定めているが、同県の最低賃金(現在629円)も大幅に下回っていると主張している。 女性らによると、繁忙期は午前8時~午前0時ごろまで働き、休日が1カ月に1
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