これまでもさまざまな 生命の存在が可能な惑星「ハビタブル惑星」 が発見されてきましたが、今回はさらなる快挙です。NASA は2月22日、地球から 39 光年先の赤色矮星を周回する7つの地球サイズの系外惑星を発見 したと発表しました。 この赤色矮星「 TRAPPIST-1 」を周回する系外惑星のうち 、3つは表面に水の存在しうる「ハビタブル惑星」 に相当。地球外生命体の存在の調査が期待されます。 今回の観測は、ヨーロッパヨーロッパ南天天文台の超大型望遠鏡(VLT)とNASAのスピッツァー宇宙望遠鏡によって行われました。TRAPPIST-1のサイズは木星より少し大きい程度で、質量も太陽の8%しかありません。そして、その周りを7つの系外惑星が周回しています。 TRAPPIST-1は非常に暗い恒星で放出するエネルギーも少ないのですが、惑星が非常に近くを周回しているためにハビタブル惑星が存在
米航空宇宙局(NASA)の木星探査機ガリレオが撮影した地球と月の写真を合成した画像。(c)AFP/NASA 【1月10日 AFP】約45億年前に地球の衛星として誕生した月は、原始地球に小さな天体が次々衝突したことによって形成された可能性があるとの研究結果が9日、発表された。 月の起源をめぐっては、地球に火星サイズの天体1個が衝突したことにより形成されたという「巨大衝突説」が定説となっていたが、同説は大きな矛盾を抱えていた。 この説が事実ならば、月の成分の5分の1は地球派生で、残る5分の4は衝突した天体の物質ということになる。しかし実際には、地球と月の成分構成はほぼ同一であり、これは同説の支持者らを長く困惑させてきた矛盾点だった。 だが、1回の大規模衝突ではなく小さな衝突が繰り返されたと考えれば、この矛盾についても説明がつく。 英科学誌ネイチャー・ジオサイエンス(Nature Geoscie
はくちょう座の中にある恒星「KIC 8462852」は、不規則に光が弱まることが知られており、地球外生命体が作る構造物によって光が遮断されているのではないかと騒がれていました。そこで、より詳細な調査が行われたところ、説明がつかない現象が明らかになり、混迷は一層深まっています。 [1608.01316] KIC 8462852 Faded Throughout the Kepler Mission https://arxiv.org/abs/1608.01316 The 'Dyson Sphere' mystery deepens: Bizarre star keeps dimming and no-one knows why http://www.wired.co.uk/article/dyson-megastructure-mystery-deepens かつて、地球よりも進んだ文明を持
つい先日、地球から94光年とそれほど遠くない 恒星「HD 164595」から「強いシグナル」が観測された として、「すわ宇宙人からのメッセージでは?」と世間を騒がせました。そして現在、このシグナルが何だったのかを確認する動きが始まっています。 Centauri Dreamsによれば、2015年5月にロシアの電波望遠鏡によってSETI(地球外知的生命体探査)の候補になりうる信号がキャッチされました。ただしSETIはこの信号について公式見解を出しておらず、今後その正体をメキシコのグアダラハラで開催される第67回国際宇宙会議で話し合うとしています。 HD 164595には海王星と同等の質量をもつ惑星があります。ただしこの惑星は恒星のかなり近くを周回しているため、生命の存在の可能性は低そうです。しかし、この惑星以外にも他の惑星が存在している可能性はあります。 SETIの天文学者のSeth S
これまで発見された超大質量のブラックホールは、いずれも「銀河の密集地帯」から発見されています。これまでに見つかってる中で最大となる太陽210億個分のブラックホールは、1000以上の銀河で構成される「コマ銀河団(かみのけ座銀河団)」から見つかっており、ブラックホールの巨大化には広大な銀河団が関係していると考えられていました。しかし、太陽170億個分もの超大質量ブラックホールが発見されたのは、20程度の銀河で構成される小さな銀河群であり、従来の定説を覆す発見となっています。 BehemothBlack Hole Found in an Unlikely Place |NASA http://www.nasa.gov/feature/goddard/2016/behemoth-black-hole-found-in-an-unlikely-place Supermassiveblack h
第二の地球、見つかるか? スーパーアースとは地球より大きな太陽系外惑星で、でもガスの惑星みたいに巨大ではない、岩石でできた星です。それは、我々の銀河においてもっともありふれた惑星の形態だとも考えられています。そんなスーパーアースの大気の分析に、ハッブル望遠鏡が初めて成功しました。 地球から40光年の位置にある「かに座55番星e」は2004年、ドップラー分光法という比較的古くからある手法で発見されました。太陽系外惑星としては早期に見つかった星のひとつです。その環境は地獄みたいに高温なので、我々が知っているような生命体は存在しえないと思われています。ハッブル望遠鏡が捉えたのはそのかに座55番星eの大気なのですが、生命体がありえてもありえなくても、それは太陽系外におけるハビタブルゾーン探求の重要な一歩となります。 というのは、これから次世代のよりパワフルな宇宙望遠鏡を使って、より小さくて低温の太
奈良県明日香村にある「キトラ古墳」で見つかった天文図を天文学の専門家が新たに分析した結果、描かれているのは古墳が造られた時期の数百年前に観測された星空の可能性があることが分かりました。 これについて、天文学の2人の専門家が文化庁などとともに、いつ、どこで観測された星空を描いたものか詳しく分析しました。 このうち、国立天文台の相馬充助教は、5つの星の位置と、年代によって僅かに変わる地球の自転軸の傾きを照らし合わせ、西暦400年ごろに観測された星空ではないかと推測しました。 また、国立天文台に勤務していた中村士さんは、25の星の位置を基に分析し、紀元前80年ごろに観測されたのではないかと推測しました。 2人が指摘した時期には違いがありますが、いずれもキトラ古墳が造られた数百年前に観測された星空の可能性があるということです。 一方、観測された場所について、相馬助教は「北緯34度付近」と推測し、当
【2014年4月16日 名古屋大学】 日本の大学の研究チームが、火星誕生から約4億年の間に水が大量に失われた推移を隕石の分析などからつきとめた。残った水の大部分が氷として地下に現存する可能性も指摘されている。 (上)火星隕石からわかった、火星表層の水の水素同位体比の変化(下)理論計算で得られた水の量の変化。クリックで拡大(発表資料より) 4月14日に撮影された火星。クリックで投稿ギャラリーのページへ(撮影:千葉県茂原市にて、Take@長生星空愛好会さん) 火星における水の存在は、現在は極域にわずかに氷として発見されているだけだ。しかし探査機などのデータによれば、かつては大量に存在したとみられている。 東京工業大学と名古屋大学の研究チームでは、火星の水がいつどのくらい、どのようにして失われたかを探る研究を行った。重水素(中性子を1個持つ)と、より宇宙空間へ逃げやすい軽い水素(中性子を持たない
自民の2万円給付案、物価高に苦しむ市民は冷ややか 森山幹事長は「食費1年間の消費税負担額」というが…「ばらまき」「焼け石に水」
Comment by brett6781 正しい惑星の公転軌道 Comment by Woozah77 290 ポイント ソースはこれ he helical model - our solar system is a vortex もしこれが気に入った場合はパート2がこっち。 The helical model - our Galaxy is a vortex <太陽系の公転> 太陽系が銀河系内の軌道を一周するには約2億2500万 - 2億5000万年かかり、太陽系が誕生してから現在までに約20 - 25周していると考えられている。太陽系の軌道速度は217km/sで、約1,400年で1光年、8日で1天文単位進む 銀河系 i.minus.com/iAtC2afkODS6U.gif imgur.com/gallery/pJR5zm6 reddit.com/r/Astronomy/comment
“戦争と平和星雲”とも呼ばれているさそり座の散光星雲「NGC6357」。先日、ここにアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」の主人公が変身した「アルティメットまどか」の姿が見えると話題になりました。そして現在、この公式名称を「Madokami nebula(まど神星雲)」にするよう要請する署名活動が、海外のファンを中心に行われています。 署名活動を立ち上げたのは米国・ミシガン州に住むAndrew Jaquaさん。彼は「NGC6357は“女神まどか”の物理的な表現」とし、最終話の彼女による功績を称えて、「戦争と平和星雲と呼ぶことは、(世界改変をした)まどかへの冒涜であり、謙虚にまど神星雲(Madokami Nebula)と改名すべきだ」と主張しています。署名サービス「change.org」では、既に世界中から2000人以上の賛同を受けており、近いうちに国際天文学連合に伝わることになりそうです。
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