執筆者 長村 洋一 藤田保健衛生大学で臨床検査技師の養成教育に長年携わった後、健康食品管理士認定協会理事長に。鈴鹿医療科学大学教授も務める 多幸之介先生の健康と食の講座 長村 洋一 2012年1月3日 火曜日 キーワード:メディア 添加物 発がん物質 農薬 ●「今年は先生のために九州のお酒にした」との連絡に、ショック 小生の古くからお付き合いのある、ある社長さんから毎年年末に美味しい「福島のお酒」を送って頂いていた。そのお酒についている解説書によれば「自然農法による自然米(農薬、化学肥料を一切使わず栽培した酒米)、と蔵奥の山あいより湧き出る清水を原料に蔵元が280余年の秘伝の技術にて醸し出した”長命之一滴”の美味しいお酒」であった。少し甘口の口当たりが良く飲みやすいお酒であった。 その社長さんから本年は九州熊本のお酒が送られてきた。この社長が、贈答にこの福島の銘酒を選んでおられる原因が、無
戦後、最も記憶に残る年になってしまった2011。そして、ほとんどの日本人が最も考える年になった2011。 そして年が明けた2012、日本人の心にあるものは、いったい何でしょうか? 怒り、不安、苛立ち、絶望という負の感情。また一方では、昨年の漢字に象徴される絆、支援、思いやりという温の気持ち。それとは別なところで、対立という構図や我慢という意志も生まれました。 まるで2千年の歴史が、時差を無視して押し寄せたような感があります。しかし、苦しみは始まったばかり。本当の大変さは、これからです。それはみんなが漠然と感じていること。傷跡は消されていきますが、元に戻れない苛立ちがより強くなっていくでしょう。 便利なインフラに支えられた生活は、不自由さを感じさせないけれど、見えない明日への不安は大きい。世界で最も不安遺伝子(セロトニントランスポーター遺伝子S型。コップに水が半分入っている状態をどう思うかと
菅野完 @noiehoie 10ヶ月もの間、お腹に宿った小さい命を守ろうと、お酒はもちろんコーヒーも我慢し、風邪をひいても風邪薬さえ我慢し・・・と、妊婦は涙ぐましい努力をします。そんな人達に、「少々の放射能は恐るに足りない」などと「科学的」な説法をしたところで、なんの意味がありましょうか。 2011-12-30 00:25:52 菅野完 @noiehoie で、忘れてはいけないのは、あの震災の後に受胎した子供が、日数計算的にはもう生まれててもおかしくないだけの月日が流れたという事実。そして、我々大人は、その子たちを健やかに養育する義務があるという明白な事実。 2011-12-30 00:38:03 今田家の猟犬、ysd @ysdnrhr 負担の軽減でしょRT @noiehoie: 10ヶ月もの間、お腹に宿った小さい命を守ろうと、お酒はもちろんコーヒーも我慢し、風邪をひいても風邪薬さえ我慢し
「震災直後は、明らかに価値観が変わったことを実感できた。でも、変わったはずなのに、時間が過ぎてみると従来通りの日常が戻り、従来通りに仕事をしている。そのことが妙に、漠然とした不安をかき立てるんです」 「自分の中の『変わった』という実感が日々遠のいていって。ひょっとしたら自分は大きな社会の変化の波についていってないのではないかという気がして。芥川龍之介流にいえば、『ぼんやりした不安』とでもいうんでしょうかね」 先日、企業の中間管理職の方たち数人と、いろいろとお話をさせていただいた時に、1人の男性がこうこぼした。 変わったはずなのに、変わっていない――。うん、何となくだが、彼の気持ちは分かる気がする。 例えば、買い物に行く。すると、訪れた先には震災前と大して変わらない光景が広がっている。一時は閑散としていた都内の百貨店に人があふれ、高級食材やブランド品を買う人、催事場の北海道展に列を連ねる人…
東京電力の原発事故以来、日常的に「放射性物質」というものに向き合わなければならないようになりました。 わたしは原発から比較的遠い地域(東京)に住んでいるため、環境中の放射性物質よりも、子供の口に入る食品中の放射性物質が気になります。 個人的にもっとも気になる2点、 −どのような食べ物から、どれくらいの放射性物質が検出されているのか? −何を、どれくらい食べたら影響が出るのか? について、わたしなりに調べてみた結果をまとめてみます。 どのような食べ物から、どれくらいの放射性物質が検出されているのか?食品中の放射性物質の量は、自治体等によって検査されています。 そして、その結果は以下で見ることができます。 農林水産省/厚生労働省(食品中の放射性物質の検査結果) 毎日更新されているので、気になる方はこのサイトをブックマークしておいて、ときどきチェックしておくといいかもしれませ
非専門家支援者向け、当事者向け 原発事故による避難者/被災者のメンタルヘルス支援について 放射能災害後の心のケアに関する医療機関、保健機関、専門家向けの手引きとしては、平成 21 年原子力安全研究協会による 「原子力災害時における心のケア対応の手引き-周辺住民にどう応 えるか-」 http://www.remnet.jp/lecture/b08_01/b08_01.pdf 平成 14 年原子力安全委員会による「原子力災害時におけるメンタルヘルス対策のあり方につ いて」 http://kokai-gen.org/information/2003-1-mental.html などがあります。 ここでは、非専門家や家族が行う心理的支援のポイントについて簡単に説明します。 支援に当たってのポイント メンタルヘルスの観点から見た放射線災害は、見えない、感じられないだけに、 「不安」が 大きな役
もしあなたが「なんとなく体調が悪くて不安」だったとしよう。 あなたは総合病院を受診し、不安を訴える。 診察室で、医者はあなたの訴えをパソコンのディスプレイを見たまま聞き流し、「じゃあ検査しましょう」と言う。 そして、血液検査やレントゲン検査を受けて、診察室に戻ってきたあなたに、医者はこんな態度をとるのだ。 「ああ、検査したけど、異常値は出てないし、レントゲンも問題ない。あなたの症状は、気のせいですよ。とにかく、検査で異常がないからだいじょうぶ、じゃあ次の人!」 さて、あなたはこれで「満足」できるだろうか? 「検査で異常がない」でも、あなたには「症状」がある。「不安」だ。 たぶん、「近くの病院でこんな対応をされた」ことを誰かがネットに書けば、そこには、同情の声が集まるはずだ。 いま、ネット上での「正論」の多くは、まさに、こういう「冷たい態度の医者」そっくりだと僕には思われる。 彼らは、「不安
「はっきり言って、もう放射能のおかげで家族崩壊です。ストレスでおかしくなりそうですよ」 こう切り出したのは、大手商社に勤める大学時代の知人の男性である。 「被災している方のことを考えると、こんな不満はささいなものだと非難されるかもしれませんが」と彼は前置きしたうえで、次のように語った。 「私には来月に5歳になる息子と、2歳半の娘がいます。娘は未熟児だったんで、いまだに同じ年の子供よりも体が小さい。だから妻は余計に、神経質になってしまいまして。水は買い占めるわ、大変でした。換気扇も絶対に回しません。息子も2時間以上は外出させないので、サッカーの練習にしても、終わっていなくても2時間たつと強制的にやめさせるんです」 「僕は正直、やりすぎじゃないかって思うんです。息子だって、周りの子供たちはまだ練習しているのに、なぜ自分だけ帰らされるか分からない。子供なりに戸惑っている。でも、妻は『この子のこと
馬鹿祭りが中止されることになった。 馬鹿祭りというのは、地元赤羽で50年ほど前から開催されているイベントで、中断されるのは、おそらく、今回がはじめてだ。 商店街のホームページには、『「第56回大赤羽祭」中止のお知らせ』として、こんな文章が掲示されている。 『――前略――当実行委員会では、この度の大震災における被災者の方々の心情を考慮致しました結果、5月14日・15日に予定しておりました「第56回大赤羽祭」を中止することに致しました。何とぞご理解賜りますようお願い申し上げます。平成23年3月19日 馬鹿祭り実行委員会』 なるほど。震災発生後一週間で、はやくも中止の決断を下していたわけだ。 この祭りについては、以前当欄でも触れたことがある。 興味のある向きはリンク先を当たっていただきたい。 それ以前に、馬鹿祭りの発祥とその歴史について、旧ホームページに書いた分のテキストが見つかったので採録して
計画停電が首都圏のITを揺さぶる(2)...無知を食い物にするモノたち 幸いにして計画停電は中止の方向とかいう話もちらほら聞こえはじめました。 まぁいろいろなニュースが飛び交っているわけですが、実際のところがどうなるかはまだまだ不透明。 夏に電力が足りない!とやってるのはある意味毎年のことなので、そこに今回の震災の打撃ですから計画停電がなくとも電気が足りなくなるは確かだと思います。 強制か自主規制かはわかりませんが、企業への節電協力はあるでしょう。そうすると各社の担当者はやはりサーバーの管理などで頭を悩ますことになります(議会の方と話す機会がありましたが、サーバーと言われてもでっかいパソコンぐらいにしか思っておらず、電源をON/OFFするのにそんなに手間がかかるものなのか...と改めて勉強になったと言われたぐらいですから経営者層はさらにその辺りうといかもしれず) とはいえ今回はそんな情報が
スクリーニング検査の証明書がなければ入所できない避難所も=福島市内で2011年3月28日午後2時8分、平川昌範撮影 福島第1原子力発電所の事故に伴い避難した人たちが、放射線量を確認するスクリーニング検査で「異常なし」とする証明書を提示しなければ医療機関で受診できないケースがあることが分かった。避難所に入所する際、スクリーニング検査を事実上義務付けられるケースも。専門家は「非科学的な偏見による過剰反応だ」と指摘している。【平川昌範、阿部周一】 原発から半径20~30キロの自主避難促進区域にある福島県南相馬市原町区から福島市に避難してきた会社員、岡村隆之さん(49)は24日、市内の医療機関で8歳の三女の皮膚炎の治療を断られた。理由はスクリーニングの証明書がないこと。市販薬で何とかしのいだが、岡村さんは「ただでさえ不安な避難生活。診察を断られたことが、どれだけショックだったか」と話す。 福島県は
電通総研・ウェルネスプロジェクトが2008年8月に実施した健康に関するライフスタイル1万人調査から割り出した、現実によくある「健康に問題あり」の8タイプ。日経ビジネスオンラインの典型的な読者像(42歳男性)である「青山太郎」を狂言回しに、彼を取り巻く8タイプの人はどうすればより健康な生活を送れるのか、そしてそれぞれの人とどう接すれば、悩みから抜け出す手助けができるのかを、心理カウンセラーの浮世満理子氏の監修のもとで考えていきます。自分の健康と、周囲の健康、みんなまとめて、ストレスフルな日々を乗り越えよう!
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