「『ドイツ年間ゲーム大賞』ってちょっと調べておいてもらえるかな。ことしは日本人の作品がノミネートされていて、たぶん受賞すると思うから」上司から声をかけられたのは6月の終わりのことでした。 「ドイツ年間ゲーム大賞?なにそれ?」 正直、最初はそう思った私。 世界で最も権威のあるボードゲームの賞だと知らされ調べていくと、そこに広がっていたのは想像以上にディープな世界。 デジタル全盛、ゲームと言えばテレビゲームやスマホゲームを思い浮かべる人が多い今の時代に、日本で根づき始めた「ボードゲーム文化」の秘密を探ります。 (科学・文化部記者 小田和正) 10万種超!世界で人気のボードゲーム 「ふだん、将棋担当しているでしょ。だからボードゲーム担当でもあるよね」 400以上のボードゲームを持っているという上司の趣味に付き合わされるような形で、急きょボードゲームについて調べることになった私。 これまで、将棋

ひらがなが書かれた牌で単語を作るボードゲーム「ひらがな麻雀 ひらがじゃん 牌ばーじょん」,Amazonでの再販売を7月24日0:00に開始 編集部:ばしょう NEXTは本日(2025年7月23日),ボードゲーム「ひらがな麻雀 ひらがじゃん 牌ばーじょん」の再販売をAmazonで7月24日0:00に開始すると発表した。価格は4980円(税込)。本作は,ひらがな×麻雀をコンセプトにした,誰でも楽しめる麻雀風ボードゲームだ。 ひらがなの書かれた牌を使用する本作では,麻雀の要領で牌を引いていき,手牌13個+引いた1個の計14個を組み合わせて,2文字×1個,3文字×4個の計5個の単語を作っていく。自分の番で単語が揃わなければ,1個牌を捨て,次の人に番を譲る。 また7月下旬以降には,大手家電量販店や大手総合ディスカウントストアでも取り扱いが始まるとのこと。 【再販開始!】言葉を揃える麻雀 「ひらがな

2025年7月13日にドイツ・ベルリンで行われたSpiel des Jahres受賞式に参加してきました。 5月にノミネートが発表されてから、緊張の2ヶ月弱を過ごしていました。 ノミネートだけでも大変名誉なことで、ベルリンでは大変貴重な体験をさせていただきました。 後々、旅行記として細かい出来事は別途noteに書こうと思いますが、今回はまず結果のご報告をさせていただきます。 受賞式は例年の如くYoutubeでライブ配信していました。日本では夜の2時からと遅い時間でしたが、多くの方に応援しながら視聴していただいたようでありがとうございました。 なんと!大賞を受賞いたしました!NHKでも取り上げて頂いたようで、翌朝には日本からたくさんのメッセージが届きました。 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250714/k10014862561000.html キュー

ボードゲームの世界最高峰の賞とされる「ドイツ年間ゲーム大賞」に日本のゲームデザイナー、林尚志さんがデザインした「ボムバスターズ」が選ばれました。日本人が制作したゲームがこの賞を受賞するのは初めてです。 「ドイツ年間ゲーム大賞」は毎年、ドイツ語圏で販売されたボードゲームやカードゲームのうち、最もすぐれた作品に与えられるもので、ボードゲームの世界最高峰の賞とされています。 日本時間の14日、ドイツでことしの大賞が発表され、日本のゲームデザイナー、林尚志さんがデザインした「ボムバスターズ」が選ばれました。 「ボムバスターズ」はプレーヤーたちが協力して爆弾のコードを切断し解除するという設定のボードゲームで、コードに見立てたほかのプレーヤーのタイルの数字を推理してあてることでゲームが進みます。 「ドイツ年間ゲーム大賞」にはこれまでも日本人のゲームデザイナーが制作したボードゲームが最終候補に残ったこと

百人一首が嫌いだ、と会社から帰りの電車で「ちはやふる」の新テレビシリーズの吊り広告を見ながら思った。 私は百人一首が嫌いだ。中学や高校の時間に学んだ短歌はむしろ好きだった。 しかし、あの、百首の歌を暗記して冒頭の数文字に基づいてカードを奪い合うあの百人一首というのはともかく下品だ。あれは古典に親しむ教養の反対の存在であり、反射神経だけを競う実にアタマの悪いものだと思っている。 また覚える対象が、藤原定家が選んだ百首の短歌、というのもよくない。特定の歌人が選んだものを盲目的に覚え尽くすという所業自体、実に権威的であり、この点でもアタマが悪いと思うのである。 私はもっと短歌をしみじみと楽しみたい。その楽しみの中に百人一首のようなゲーム性が入るのは構わないが、ゲーム性が目的と化してしまった今の百人一首には別れを告げたい。そんなふうに考えて、和歌を使った新しいかるたを考えてみたいと思った。 対象と

人気カードゲーム「UNO」のドロー4だけ集めたいー…。そんな珍しい願いをもつマユちゃん(6歳)にありったけプレゼントしました。 47枚のドロー4が入ったUNOをみんなでプレイ。マユちゃんのドロー4への愛情を目にし、心揺さぶられましたね...。 ドロー4を欲しがっている子がいる? ある日、仲良しの四谷くんと夜中に電話していたところ。 四谷くんが何気なくこんな話をしてくれました。 大人も子供も遊べる人気カードゲーム「UNO」の切り札的存在「ドロー4」。 マテル公式サイトより引用 次の番の相手に、山場から4枚もカードを引かせられるもっとも強いカードです。 四谷くんは「ドロー4だけ欲しいなんて、珍しいお子さんやね。」くらいのテンションでしめくくろうしたのですが、 私のパトロン魂が、不意に燃え上がったのです。 「ただドロー4が好きだから集めたい」という娘さんの気持ちが、私の琴線を強く、強くかきならし

しをはら※左上のコマは外して下さい @hakatano_shiwo これは「箱入り娘の大家族」という、 『並いる家族たちをどうにかして、箱入り娘を玄関から外に出そう!』というゲームなんですけど、家族たちがマジで手強くて気が狂いそうになるので、パズル得意なフォロワーに攻略してほしい pic.x.com/0ujzZgKr8t 2025-06-22 00:28:40

Copilotで画像生成した「ルールもコンポーネントも多く、時間がかかりそうなボードゲーム」なので実在しません 近頃、ボードゲーム歴が長くてもあまり重量級ゲームをプレイしなくなった愛好者がおり、「重度のボードゲーム愛好者ほど重量級を好む」という図式が崩れつつある。私もそのひとりで、プレイ時間120分の新作(初プレイはだいたい180分)は、大好きなローゼンベルク作品でもない限り手を出さなくなった。理由は、値段が高くなって気軽に買えなくなったこと、複雑すぎたり集中力がもたなかったりして疲れてしまうこと、新作が次々と出てくる中でそう何回も遊べないことである(逆に言えば、優先的に遊びたい新作がないときに、誰かが買ったものを、気心の知れたメンバーでプレイさせてもらえるならば、重量級でも喜んでプレイする)。 しかしこれは重量級ゲームをプレイしなくなったのではなく、超重量級が登場したために、今までプレイ

最近のやついくつか読んだら台詞回しが酷すぎてぶっ倒れそうになった。 俺の記憶違いかと中期のを読んだらちゃんと俺が知ってるゴルゴだったので、恐らく最近のゴルゴの何割かはさいとうプロの下っ端がビビりながら本を書いてるんだと思う。 まあそれはそれとして中期の奴でも当たり外れが大きくて、当たり回をわざわざ探して読む方がハズレ回ごと読むよりも遥かにいい体験が出来るほどだ。 つうわけでお前らは俺に当たり回を教えるんだ。 俺はお前らにゴルゴの娘が出てくる回を教えてやる。 ゴルゴ13・Gの遺伝子(1) | ビッコミ(ビッグコミックス) ゴルゴ13・第587話 ゴルゴダの少女 前編(1) | ビッコミ(ビッグコミックス) ゴルゴ13・第619話 超絶技巧ツィガーヌ 前編(1) | ビッコミ(ビッグコミックス) ゴルゴ13シリーズ Gの遺伝子 少女ファネット - さいとう・たかを(原作) さいとう・プロ作品(

サイコロを転がすと、最終的にどの面が上を向いて止まるだろうか。剛体が転がって静止する際の挙動を予測するということは、一見単純な問題のようだが、実際には複雑な物理現象である。この問いに答えるため、従来はコンピュータで何千回も物理シミュレーションを繰り返し、統計を取る必要があった。 しかし、この方法は計算コストが高く、数値的な不安定性やパラメータ調整の困難さといった問題を抱えていた。特に複雑な形状では、信頼性の高い結果を得るために膨大な計算時間を要することも珍しくなかった。 研究チームは、物理シミュレーションを一切使わずに、純粋に形状の幾何学的性質だけをもとに、各面において停止する確率を瞬時に計算する方法を開発した。 この手法の基本的な考え方は、物体が転がる際に重心の高さがどう変化するかに着目することである。物体が安定して止まるのは、重心の高さが最も低くなる配置である。 ▲物体が重力に従って転

概要ゲームマーケット2025年春は、土曜日にThe Game Galleryとして参加し、日曜は取材として参加してきました。The Game Galleryは以前にロボトリックを出したことがありますが、それ以後はいろいろあってゲームを作成しておらず、もっぱら同人誌を出しているブースになっています。 参加前の話宣伝や告知 宣伝と事前露出が重要というのは、昨今のゲームマーケット界隈ではよく聞く話しです。 残念ながらThe Game Galleryで出しているのはボードゲーム関連とはいえ書籍ですので、フォアシュピールを含んだ事前体験会に申し込む事もできませんし、インフルエンサー的な方が行われている気になる作品にピックアップされることもありません。 自前のXアカウントで予約受付と内容の告知を行うという程度です。ただ、今回は、これに加えてキタコシさんが行われている作品紹介に申し込ませて頂いて最終日

うちの近所にあるボードゲームカフェ、かれこれ3年くらい通ってる。 土日祝と金曜夕方のみ営業で、相席コミュニティが盛んだった。1人で行っても複数人で遊べるのがありがたくて、初心者も常連もいて、たまにクセの強い人が混じってても、それも含めて居心地がよかった。 ……アッパー系コミュ障が来るまでは。 そいつが現れたのは、ちょうど1年くらい前。 第一印象は、「よく喋る」「声がやたらデカい」「ずっと何かに怒ってるっぽい」。それに加えて、体格がとにかくデカい。雑居ビルで通路が狭いってのもあるけど、妖怪の「ぬりかべ」みたいな圧迫感。たまに電車で独り言がやたらデカいおじさんいるじゃん?あの雰囲気に近い。 で、実際に同卓してみると──マジでずっと喋ってる。 「うわーこの手札じゃもう負けだよ!ありえん!」 「あ〜それやられたら、もう勝てないじゃん」 「4番手とかさ〜このルールで勝てた試しないんだけど!」 テンシ

1975年宮城県生まれ。元SEでフリーライターというインドア経歴だが、人前でしゃべる場面で緊張しない生態を持つ。主な賞罰はケータイ大喜利レジェンド。路線図が好き。(動画インタビュー) 前の記事:製麺機をヒントにシュレッダーを生んだ会社でシュレッダーのことを全部聞く > 個人サイト 右脳TV ライターwiki 出会いは突然に 今年の2月にセカンドストリート(セカスト)に行ったときのこと。 古着や中古楽器に混ざって、ボードゲームのコーナーがあった。遊び終わったドンジャラとかが売られていて、そのなかにあったのがボロボロの人生ゲームだった。 THE GAME OF LIFE お値段300円。見るからに古い。箱が劣化して、ちょっと触るとポロポロ崩れるほど。なんならちょっと穴が空いて中が見えたりしてる。 そのときは「へぁ~!こんなのも売ってるんだ」ぐらいで、その場は終わった。終わったのだけど、家に帰っ

関税に追い詰められたボードゲームメーカーが,トランプ氏を提訴する ライター:游研社 下記の記事は,游研社(→リンク)に掲載された記事を,許可を得て翻訳したものです。可能な限りオリジナルのまま翻訳することに注力していますが,一部,画面写真などを変更したり,文化的な背景などで理解されづらいものについては日本向けに表現を変えたりしている箇所があります。→元記事 4月21日,アメリカのボードゲームメーカーStonemaier Gamesは公式サイトで,「We Are Suing the President」を題したブログ記事を発表し,トランプ大統領に対する集団訴訟に参加する意向を示した。理由は,近頃トランプ政権が中国からの輸入品に最大145%の関税を課したことにある。 ここ1か月,急上昇する関税はボードゲーム業界に非常に不安定な状況に置いた。主に,中国の製造業者に依存するアメリカのボードゲーム企業


アメリカのドナルド・トランプ大統領は、海外製品に対する包括的な関税を発表しました。これにより、中国製品への関税率は54%にも達する見込みです。この関税引き上げにより、数十年かけて復活を遂げたボードゲーム業界は壊滅的な打撃を受ける事になると報じられています。 Tabletop panics as Trump tariffs hit board, card, role-playing games | Polygon https://www.polygon.com/tabletop-games/552558/tabletop-panic-tariffs-on-china-layoffs-bankruptcy-gamaトランプ政権の関税政策はビジネスアナリストから「最悪のシナリオよりも悪い」と酷評されるほどですが、その影響はボードゲーム業界にまで及ぶとゲーム関連メディアのPolygonは報じてい

ADHD+ASD併発型アラサー市民です。 今日は人狼ゲームがトラウマになるくらいめちゃくちゃ苦手という話を発達障害の観点から書き連ねていきます。本当は人狼ゲームのことなんか考えたくもないのでとても苦痛なのですが そんな中でも頑張って書くので感謝してください(???????) 人狼ゲームとかいう定型発達者にのみ許された娯楽 人狼ゲームの特徴については今更説明不要かと思います。 各々与えられた役割に沿ってロールプレイをし、 コミュニケーションと推理によって自陣営を勝利に導くゲームなわけですが。 僕が初めて人狼ゲームに参加したのは大学4年、 サークルの仲間たちと行った飲み会の中でした。 人狼ゲーム自体は新都社の漫画で知り、ニコニコやYoutubeでたまに 動画を見ていたのでゲームの流れや役職については大体わかっていました。 まだそんなにお酒も入っておらず、理性も知性も十分に保った状態で挑んだ

自己紹介宮崎県立門川高等学校 地域防災班です。私たちは地域防災について研究しています。その中で誰でも楽しく防災を学べるカードゲーム「私が来たからもう大丈夫!」を作成しました。このゲームを大量印刷して全国に配ろうと計画しています。 このプロジェクトで実現したいことプロジェクトで実現したいことは3つです。 ①私たちが作ったカードゲームを全国の学校に配布したい ②このゲームで遊んで防災意識を高め率先避難者になって欲しい ③全国の防災意識レベルをあげていきたいプロジェクト立ち上げの背景私たちは宮崎県にある門川町で防災活動に取り組んでいます。門川町は南海トラフ巨大地震の影響を受けやすい地形になっており、町民の大半が危険地域で暮らしています。そんな町の防災意識を高めたくて、小学生でもわかりやすく、楽しく学べる教材を作成しました。 現在の準備状況カードゲームは完成しています。あとは印刷する資金だけ集ま


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