政府は14日、関係閣僚会議を開き、2020年東京五輪・パラリンピックの主会場となる新国立競技場の建設計画見直し案の基本方針を公表した。9月初めに公募を開始する国際コンペでは「日本らしさ」が重要な要件となる方針。施設は原則として競技機能に限定し、屋根は観客席の上部のみとした。遠藤利明五輪相は陸上大会開催のために必要なサブトラックの常設を断念し、五輪時は仮設とすると表明した。 木材を利用した和風建築、日本の歴史や文化が反映された新国立競技場が生まれる可能性が出てきた。政府が行ったインターネット調査などで「最新技術で日本らしい『和』のイメージのある競技場に」との声が多く寄せられた。自民党の提言でも「木材等の多様な資材の利用」が明記されており、それも考慮した。 関係閣僚会議で安倍首相も「明治神宮外苑との調和」について言及。基本方針には周辺環境や景観との調和が盛り込まれた。新国立再検討推進室の担当者

2020年の東京五輪・パラリンピックの主会場となる新国立競技場の建設問題で、安倍政権は2520億円に膨らんだ総工費を2千億円未満に減額する方向で検討に入った。巨額工費に対する世論の強い批判を受け、計画の大幅な見直しを迫られた。 政府関係者によると、今のデザインを決めた12年の国際コンペで選考に残った別のデザインを生かした案への変更や、工期を延長し一度に雇うより人件費を抑えることを検討している。 工期を延長すると、競技場を使うはずだった19年のラグビーワールドカップには完成が間に合わないため、今後、安倍晋三首相が東京五輪・パラリンピック組織委員会会長でラグビー界に影響力のある森喜朗元首相と協議し、見直しを最終決断する見通しだ。 新国立競技場は2本の巨大アーチで建物を支える特殊な構造で、総工費が当初の約1300億円から2倍近くまで増大していた。

2520億円はギリシャのIMF返済額以上2020年の東京オリンピックのために造られる予定の新国立競技場。8万人を収容する日本最大のスタジアムは、いよいよ10月からの着工を待つばかり――といったところで、その膨大な予算が世の中をザワザワさせています。その額はなんと2520億円。 ザハ・ハディッドによる新国立競技場のデザイン。自転車のヘルメットのようだと話題。すでに報じられているように、それは財政危機におちいっているギリシャが、IMF(国際通貨基金)に返済できない債務15億4000万ユーロ(約2100億円)を優に超えるレベルです。つまり一国の財政をも左右するほどの額でもあるのです。 とは言え、それが日本の他のスタジアムと比べて、どれほどの高額なのかはいまいちハッキリしないところ。必要なのは、他のスタジアムの建設費や改修費との比較でしょう。 果たして新国立競技場の2520億円とは、相場と比べると
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