杉山淳一(すぎやま・じゅんいち) 1967年東京都生まれ。信州大学経済学部卒。1989年アスキー入社、パソコン雑誌・ゲーム雑誌の広告営業を担当。1996年にフリーライターとなる。PCゲーム、PCのカタログ、フリーソフトウェア、鉄道趣味、ファストフード分野で活動中。信州大学大学院工学系研究科博士前期課程修了。著書として『知れば知るほど面白い鉄道雑学157』『A列車で行こう9 公式ガイドブック』、『ぼくは乗り鉄、おでかけ日和。 日本全国列車旅、達人のとっておき33選』など。公式サイト「OFFICE THREE TREES」ブログ:「すぎやまの日々」「汽車旅のしおり」、Twitterアカウント:@Skywave_JP。 「小浜ルート」「米原ルート」は別の計画路線だった 北陸新幹線は2015年3月に長野~金沢間が開業し、現在は金沢~敦賀間の建設に着手している。敦賀まで一気に開業させるか、途中の福井

北陸新幹線で未着工となっている敦賀(福井県)-新大阪のルートについて、与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)は20日、小浜(福井県)から南下して京都を経由する「小浜京都ルート」の採用を決めた。京都-新大阪については、東海道新幹線の北側を通る北回り案か、京都府南部を経由する南回り案にするかの判断を先送りし、年度内の決定を目指して検討を続ける。 小浜京都ルート以外では滋賀県・米原で東海道新幹線に乗り換える「米原ルート」と、京都・舞鶴を経由する「小浜舞鶴ルート」も検討されたが、北陸と関西の移動時間、料金などから総合的にみて、小浜京都ルートが適切と判断した。 国土交通省の試算では、小浜京都ルートは北回り案の場合、工期は15年、建設費は2兆700億円。敦賀-新大阪の所要時間は3ルート案で最短の43分で料金も最も安くなるなど、利便性に優れている。

◇「小浜・京都ルート」で事実上決着 北陸新幹線の福井県敦賀市以西は「小浜・京都ルート」で事実上決着した。同ルートを要望していた北陸3県(富山、石川、福井)が歓迎の声を上げる一方、京都府や滋賀県にとっては意に沿わない形となり、明暗が分かれた。整備新幹線は沿線自治体による巨額の建設費負担が前提となるため、京都府は「キャスチングボートはうちが握る」と巻き返しを諦めていない。財源問題も含めて、建設実現までにはいくつものハードルが残されている。【北陸新幹線取材班】 【地図でわかりやすく】「小浜・京都ルート」など敦賀以西のルート3案 今後の最大の問題は、敦賀以西ルートの建設に必要な約2兆700億円(国土交通省試算値)の財源だ。 整備新幹線の建設費は、運行主体のJR各社が支払う線路・施設の「貸付料」と国、地方の負担で賄っている。貸付料は完成後に生じる収入だが、財源が足りないため、建設中の北陸新幹線

1リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く