銀行員総出で取り組む 年末に向けた「カレンダー巻き」 年の瀬が近づくと、銀行は来店客が増える。3月の年度末と12月の年末は世の中的にお金が動く季節ゆえ、銀行の窓口も法人個人を問わず、来店客で混み合う。この時期の風物詩でもある、年末にかけて配布するカレンダーの準備が始まると、いよいよだなと感じるものだ。 「年末に配布するカレンダーが本部から届いてます。今年は2000枚です。お忙しいとは思いますが、ひとりあたり30本巻いて下さい。12月2日より配布を開始しますので、遅くとも11月25日には巻き終えるよう、ご協力お願いします」 11月中旬の朝礼。取引先課で外回りを担当する若手が告知する。カレンダー巻きとは、鮮やかに彩られた化粧紙のカレンダーを、持ち運びやすいように、筒状のビニール袋に突っ込む単純作業のことである。カレンダーはA1サイズ。新聞紙の見開きほどもある大きなものだ。営業車を使える者はいい

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