飲食店向けの店舗管理サービスを手掛けるEBILAB(エビラボ、三重県伊勢市)は10月7日、カメラの映像を基にAIで伊勢エビの脱皮を検知する技術を開発し、1日から実証実験を始めていると発表した。脱皮周期が不規則で予測困難な一方、脱皮直後が最もおいしいとされる伊勢エビの監視にAIを活用し、これまで夜間に水槽を見張る必要があった職人の負担を減らすという。 伊勢エビは、脱皮直後であれば皮までおいしく調理できるのが利点という。ただし伊勢エビの脱皮周期には個体差があるため予測が難しく、これまでは職人が経験を基に大まかな時期を予測し、夜行性の伊勢エビに合わせて夜間に水槽を見張るといった手法を取っていた。 同社が開発したAIは伊勢エビの画像を1000枚程度学習しており、暗視カメラで撮影した映像を基に脱皮の瞬間を検知する。スマートフォンなどに通知できるため、職人の負担を削減できるという。開発には米Micro

米Alphabet傘下の英DeepMindが、遺伝子配列情報からタンパク質の立体構造を解析するAI「AlphaFold v2.0」(以下、AlphaFold2)をGitHub上で無償公開し、ネット上で注目を集めている。Twitterを利用する生物系の研究者からは「革命的な成果だ」「これからの研究の前提が変わっていく」など、AlphaFold2の予測精度に対して驚きの声が相次いだ。 なぜAlphaFold2はこれほどの驚きや賞賛をもって迎えられているのか。タンパク質構造解析の難しさをひも解く。 未知の部分が多いタンパク質の構造 タンパク質は数十種類のアミノ酸からできており、配列によってさまざまな性質に変化する。例えば筋肉、消化酵素、髪の毛はそれぞれ役割が異なるが、いずれもタンパク質で作られている。タンパク質の構造が分かれば、生体内の化学反応の理解が進む。アルツハイマー型認知症やパーキンソン病

釣り船予約サイト「釣割」(ちょうわり)を通じて釣り人から集めた約300万点の魚画像をデータベース化し、各画像の魚の種類を人力でタグ付け。そこから得られたデータや図鑑などの情報を活用した。 同社は、1つの魚種に対し、明るさや角度、対象物以外の写り込みといった条件の異なるさまざまな画像を学習させることで、判定の精度を高めたとしている。今後も判別できる魚を増やすという。 関連記事 ユーザーローカル、写真から年齢・性別を判定する「顔認識AI」を無償提供 ユーザーローカルが、写真から人の顔を自動検出し、年齢と性別を推定する「ユーザーローカル顔認識AI」を公開。開発者向けにはAPIを無償提供する。GoogleはAIカメラに「心に残る瞬間」を教え込めたのかGoogleがAIで“いいシーン”を勝手に撮影する小型ハンズフリーカメラ「Google Clips」を米国で発売。プロの写真家も巻き込んで、3年が

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