涼宮すずみやハルヒという名詞がついたタイトルの文庫本が文庫の売れ筋ランキングでずらずらずらずらと上位を占めはじめたことに気づいたのはもう何年前になるだろう。シリーズとして十巻十一冊が並んでいて、それぞれが何十版も版を重ねていることにずいぶん驚いたものだ。ちょうど文芸書の売上げ低迷が続いていておれの本も滅多に重版がかからなくなっている時だったから、これはずいぶん羨ましかった。調べてみるとそれまでも何度か耳にしたことがあるライトノベルという種類の小説であるらしい。そして文庫のランキングを見ると「涼宮ハルヒ」シリーズを書いた谷川たにがわ流ながる以外の作家のライトノベル(以下ラノベと略称)も、結構版数を伸ばしているのである。大文豪でありながら言うまでもなくそもそも節操のないおれであるから、ようしおれも書いてやれ、書いて版数を伸ばして大儲けしてやれと思ったのは当然のことであったろう。しかしそのラノベ

リンク 電撃文庫公式サイト 電撃の新文芸 | 電撃文庫公式サイト 電撃が放つWEBエンタメノベル! 電撃の新文芸 2019年1月17日 誕生! 23 users 3 リンク カクヨム - 「書ける、読める、伝えられる」新しい小説投稿サイト 電撃《新文芸》スタートアップコンテスト 結果発表 - カクヨム 電撃《新文芸》スタートアップコンテスト最終結果発表! 5 users 21 契赫のフォルクール -英国幻想蒸気譚- 著者=白雨 蒼 (中略) 講評 19世紀ロンドンが舞台のいわゆるスチームパンク作品。冒頭の疾走感のあるバトルは惹きが強く、続きを読ませる文章力を持つ著者だと思います。アクの強い登場人物達が街を駆け事件を解決していく様は、これぞスチームパンク!という要素満載で気持ちよいです。SFはセールス的には厳しい昨今ですが、この作品にはそれを跳ね返すパワーを感じました。

刊行点数の増加と共にかつてないほどジャンルの幅が広がってきた最近のライトノベル業界。バトルにラブコメにファンタジーにミステリ、戦記モノに青春モノに教官モノにお仕事モノ…と考えていて、ちょうどスペオペが空白地帯になっているんじゃないかと思い至りました。 「スペオペ」という語は定義が分裂気味ですが、とりあえず「広大な宇宙を舞台とした冒険もの、もしくは戦記もの」というあたりにしておきましょう 同じ「SF」の中でも、ディストピアな未来の話だとか、タイムループを扱った話だとか、そういうラノベはけっこう多いんですよね。「殺戮のマトリクスエッジ」とか「バベロニカ・トライアル」とか「レターズ/ヴァニシング」とか「ひとつ海のパラスアテナ」とかすぐに思い浮かびますし、ヒット作で言えば「ソードアート・オンライン」や「魔法科高校の劣等生」もSF要素が強い。ハヤカワのほうで書いているラノベ作家もたくさんいますし、S

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