最近、「ファーストペンギン」という言葉をよく聞く。ペンギンの群れの中で、天敵がいるかもしれない海の中に最初に飛び込む個体のことで、リスクをとって挑戦する勇敢な行為を称えるポジティブな意味合いを持つ。だが、私はファーストペンギンという言葉からは異なる意味を連想してしまうのだ。 イギリスの生物学者、リチャード・ドーキンスは、「利己的な遺伝子」という著作において、生存競争に勝って生き残る遺伝子の性質は利己的であることを論じている。個体レベルの行動は利己的なこともあれば利他的こともあるが、利己的な行動の一例として、ドーキンスは海に飛び込むのをためらうペンギンの例を挙げている。 南極のコウテイペンギンで報告されているひきょうな行動についてなら、おそらくだれでも[利己的な行動だと]ただちに同意できるであろう。このペンギンたちは、アザラシに食べられる危険があるため、水際に立ってとびこむのをためらっている
ネット上で疑問解決 ネットは発見の宝庫である。自分で直接目にすることができなくても、代わりにそれを確認してくれる人がどこかにいる。世界各地からそうした情報が日々寄せられている。 例えば、ぷぅと膨らむフグはどうやって膨らむかご存知だろうか? 風船なら空気で膨らむが、海の中に膨らむくらいたくさんの空気なんてあるのだろうか?そんなモヤモヤした疑問もほら、こちらの報告を見ればスッキリだ。 I literally always thought pufferfish inflated withair which doesn't even make sense. Wth https://t.co/xogA4GLnBj — Clara (@Corningswell) October 5, 2017 フグが空気で膨らむはずがないってずっと思ってたのよね。 だが、ここでのテーマはフグではない。カニだ。 収束

スーパーの鮮魚コーナーにはときどき妙なものが売っている。 今日は近所のスーパー「あけとみ」でめずらしい魚を買った。 魚と言っていいのだろうか。鮮やかなピンクが目にまぶしい。 タボライというらしい。 この手のものは高価だと「珍味」という受け皿があるが、安いと一気にゲテモノになる。 謎の加工が施されていて不安だ。 が、食べる。 汁がすごい。 まな板に乗せてみたものの、どうやって切ればいいのだろうか。可食部が見えない。 大きな口だ。 きっと海ではこの口で小魚を丸飲みしていたのだろう。 何かが入っている。 生き物が出てきた。 タボライのエサだろうか。食べようと口に入れた瞬間アミにかかってしまったのか。生は儚い。 名前がわからないので、図鑑を使って調べてみよう。 物質図鑑 「この世のあらゆる『物質』を網羅する」というなんとも豪快なテーマをかかげた図鑑だ。 犬や赤ちゃんまで「物質」と一括りにするドライ

田中てこ @tanakateco その昔、実家の庭にはいろんな種類の花がたくさん植えてあって…ある日保健所の職員の人が血相変えてやってきて 職員「お、お宅の!道路沿いに大量に植えてある花!!!なんだか分かってます!?!?」 私「えっなんの花なんですか?😃」 職員「ケシの花!!!!💢💢💢」 2019-03-16 12:01:26 田中てこ @tanakateco 私「ケシの花…?」 職員「大麻の!!原料!!!!💢💢💢」 私「へ〜!」 職員「ああもう親御さんいる!?今仕事行ってる!?なら今すぐ電話かけて!」 父に電話☎️ 職員「ええ、つまり観賞用として知人からもらったものを植えたんですね!?残念ながら観賞用ではありません、ちゃんと大麻作れます💢」 2019-03-16 12:13:54 田中てこ @tanakateco 職員☎️「…え?しかもここいらの地域一帯で観賞用として植え

インドネシアのジャワ島で見つかった珍しい化石。オパール片の中に、はるか昔の昆虫が閉じこめられているように見える。(PHOTOGRAPH BY BRIAN BERGER) かつてない発見だ。インドネシアのジャワ島産のオパールの中から、驚くべきものが見つかった。少なくとも400万年〜700万年前のものと思われる昆虫で、保存状態がすばらしい。(参考記事:「恐竜時代の琥珀からカタツムリが体ごと見つかる」) これまでにも、樹脂が化石化した宝石である琥珀の中からは、古代の虫がたくさん見つかっている。固まる前の樹脂に動物が急に閉じこめられると、死骸がとてもよい状態で保存されることがある。(参考記事:「恐竜時代のひな鳥を発見、驚異の保存状態、琥珀中」) 対して天然のオパールは、シリカ(二酸化ケイ素)を含む水が地中の隙間を満たす状況の下で、数千年からときに数百万年かけて形成されるのが普通だ。そのため、なぜこ
脊椎動物の基本構造をつくる時期は、多様化が制約されている 脊椎動物の基本構造をつくる時期にはたらく遺伝子は、その時期以外にもいろいろなところではたらいています。この使い回しによって、脊椎動物の基本構造が進化を通して多様化しにくくなっている可能性が高いことが今回明らかになりました。 © 2018 Naoki Irie. 東京大学大学院理学系研究科の入江直樹准教授らの研究グループは、脊椎動物の基本構造が5億年以上変わらなかった理由として、遺伝子の使い回しが寄与していることを明らかにしました。 我々ヒトをはじめ、他の哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類を含む背骨をもった動物(脊椎動物)は、5億年以上前に出現して以来、さまざまな形の姿に進化し、多様化してきました。しかし、どの脊椎動物種も体の基本的な解剖学的特徴は数億年間の進化的多様化を通してもほとんど変わっておらず、その原因は明らかになっていません

洞窟にはさまざまな生物が生活しています。日本でも、ヨコエビ、ヤスデ、クモなどのほか、昆虫ではメクラチビゴミムシの仲間がよく知られています。アリ類に関しては、世界各地の洞窟から数種の記録がありましたが、多くはその後、洞窟以外からも採集され、洞窟性ではないことがわかっています。唯一、2003年にラオスで発見されたハシリハリアリ属の一種が、確実な洞窟性種と考えられています。 今回、南西諸島の沖縄島の洞窟から、日本からは初めてで、確実性の高い記録として世界で2例目となる洞窟性のアリが発見され、沖縄県在住で発見者の名嘉猛留氏と九州大学総合研究博物館の丸山宗利准教授により、新種として発表されます。新種はアシナガアリ属の一種で、ガマアシナガアリ(和名新称)Aphaenogaster gamagumayaaと名付けられました。学名は沖縄方言で「洞窟に引きこもる者」の意味です。洞窟に生活する生物の傾向として

5月の連休明け頃から、日当たりの良い公園のコンクリートポットや階段、ご家庭の門壁やベランダ、橋の橋脚などさまざまなコンクリート壁に、小さな赤いムシがたくさんチョロチョロ動き回っているのをご覧になったことはありませんか? この生き物、昆虫ではなくダニです。若葉新緑の季節に突然、しかも大量に発生します。場合によっては室内に入り込んだり、洗濯物についたりするので、迷惑がられています。 正確には、ダニ目前気門亜目タカラダニ科アナタカラダニ属のカベアナタカラダニBalaustium murorum(Hermann)という種です。 タカラダニはこの季節に、全国のあちこちで大量に見かけられることが報告され、不快という苦情が寄せられるようになったのは1980年代頃からです。当所の衛生害虫統計でも、最初の苦情報告は1987年です。 このダニ、その生活史や生態など、不明な点がたくさんあります。 まず、5月から

自分の巣にぶらさがるハイイロゴケグモ(Latrodectus geometricus)のメス。米ルイジアナ州ニューオーリンズのオーデュボン自然研究所にて。(PHOTOGRAPH BY JOEL SARTORE, NATIONAL GEOGRAPHICCREATIVE) 交尾(交接)相手を求めるハイイロゴケグモ(Latrodectus geometricus)のオスは、ときに不合理な選択をする。 理論的には若いメスの方がベターな選択だ――彼女たちは長い求愛行動を要求しないし、高齢の相手よりも繁殖力に富む。また若い個体が交尾相手のオスを生きたまま食べる確率は、高齢の個体に比べると格段に低い。 ところが学術誌「Animal Behaviour」3月号に発表された新たな研究によると、選択肢が与えられた場合、ハイイロゴケグモのオスはむしろ高齢のメスを選ぶ傾向にあるという。 「高齢のメスと交尾するこ
那覇市の泊漁港内で5日、不法投棄された大量の家電ごみなどの中から「ヤシガニ」が見つかった。体長20センチ、重さ700グラム程度。専門家によると推定年齢は雄なら11~13歳、雌なら30歳くらいで、那覇市内で見つかるのは珍しいという。 【写真】パワーはライオンに匹敵!? 沖縄にいる甲殻類最強生物とは? 漁業関係者や県の職員が、漁港内の清掃活動中に不法投棄された家電ごみの山の中から発見。那覇地区漁協組合の山内得信組合長は「どこから来たのか不思議だ」と首をかしげる。長年の漁師生活の中でも、那覇でヤシガニを見つけたのは「初めて」という。 沖縄美ら島財団総合研究センターの岡慎一郎理学博士によると、ヤシガニは沖縄本島が生息のほぼ北限。雑食で寿命は50年を越える。岡さんは「漂着した海岸から陸に上がり生き延びたのか、ペットとして飼育されていたが捨てられたのか。理由は複数考えられるが、こんなところで見つかるの

(CNN) 季節外れの強い寒波に見舞われた英国の各地で、大量のヒトデの死骸が打ち上げられて海岸を覆い尽くしている。 イングランド南東部ケントの海岸は、ヒトデやカニ、二枚貝、エビなどの海洋生物の死骸で埋め尽くされた。 英国は先週、シベリアからの寒波の影響で氷点下の冷え込みを記録、同時に強い暴風に見舞われていた。 死骸の山を目撃した男性は、「どれほど大量の海洋生物が死んで海岸に打ち上げられたか、自分の目で見るまでは信じられない」「地元住民もこんな光景は見たことがない」と語り、寒波のためにカツオドリなどの海鳥も大量死したと言い添えた。死んだヒトデの数は、ケントの海岸の一画だけで「数万匹」と推定している。 別の住民の女性は、死骸のあまりの多さにショックを受けたといい、「何千というヒトデやカニ、ウニ、魚、イソギンチャクの死骸が入り混じっていた」「海岸は厚く積み重なった死骸に覆われていた。ヒトデはほと

2月2日、頭を使って連続的に木の幹をつつくキツツキについて、この「つつき行動」が脳に損傷を与えている可能性があるとの研究結果が初めて発表された。論文誌「PLOS ONE」に掲載された。写真は2016年5月撮影(2018年 ロイター/Kacper Pempel) [ワシントン 2日 ロイター] - 頭を使って連続的に木の幹をつつくキツツキについて、この「つつき行動」が脳に損傷を与えている可能性があるとの研究結果が初めて発表された。論文誌「PLOS ONE」に2日に掲載された。 研究では、キツツキの一種であるセジロコゲラと、キツツキでなく、木をつつかないムクドリモドキ科のハゴロモガラスの脳繊維を調査。その結果、人間では神経変性疾患や頭部外傷による脳損傷と関連のあるタウ・タンパク質の蓄積がセジロコゲラに見られたのに対し、ハゴロモガラスでは見られなかった。
キツネ写真館@コミケ8/12(月)東5フ28ab @fox_info_net 冬毛になると「太らせすぎ!かわいそう!」と言われ、夏毛換毛になると「ボサボサで貧相!かわいそう!」と言われます。たまに。健康状態は同じですよ~。 キツネは夏毛と冬毛でけっこう変わります(´ω`)特に飼育下で毛並みが良くなると、夏毛と冬毛の印象差が大きくなる印象です。 pic.twitter.com/x6Hn5dYDlk 2017-12-13 20:41:48 キツネ写真館@コミケ8/12(月)東5フ28ab @fox_info_net 冬のキツネが太く見えるのは脂肪ではなく毛並みが良くなった結果。で、特にエサを選べる飼育下だと毛並みも良く毛足も立ちやすい。ケモ抜けにくい。だから余計に大きく見えます。毛並みが良くなると寸胴なシルエットに見えてしまうのも一因かな。 2017-12-13 20:56:00

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